九州内に限られていますが
「みらいへの手紙」シリーズで九州電力のCMが流れています。
今流れているのは、未来の君へを伝えるナレーションと共に、
最初に石炭火力発電所、次に地熱発電所が出て、
最後に自然豊かな中のダムになって、水力発電設備の点検で終わります。
原子力は2カ所ありますが出てきません。
出すと反感を買うからと思います。
九州電力としてもいろいろと気を使っているようです。
しかし九州の電気供給量の14%は原子力発電、
それとCO2を出す火力発電が67%
(LNGガスが33%、石炭が31%、石油が3%)という現実。
そして水力発電が4%、地熱は1%以下。
これで総発電量の85%を占めています。
あとの15%が太陽光発電(8%、昼だけ)とか、
風力とか、企業発電所からの余剰など。
九州内の新幹線、JR九州とか西鉄の電車もこの電気をもらって動いています。
ところで毎日の発電量の約半分、45%は
原子力と石炭火力を使って一定量の発電をしています。
理由は、この2つは需要増減に細かい対応が出来ないからです。
需要変化に対してはLNG火力が受け持ち、昼間は太陽光も入れます。
それから、火力の「石油発電」。
聞き慣れないですが、ケーブル供給できない島の電力は、
人の背丈ほどもある何台ものディーゼル発電機によって賄われています。
九州電力のCMを見て、
えっ?何でダムが出る?と思ったことから、こんなことを書いてみました。
あまりにもイメージ中心で、現実離れしていましたので。