ふうちゃん本舗

のんびりおじさんの社会科見学

お金の魔力にとりつかれると 

2015-07-04 20:44:01 | 街を徘徊して


(博多山笠が始まりました)

昨年7月から始まった中国の「キツネ狩り」、習政権が進めている腐敗の摘発です。
本来は人民のために滅私奉公で働くべき中国共産党員ですが、横領などで私的蓄財をし、それを海外に回避させ、今回の摘発でやばくなって海外に逃亡した官僚100人を国際警察機構を通じて指名手配しました。
逃走先の40%はアメリカで、日本は逃亡先として魅力がないのでしょうか、0でした。
官僚になれるということはガチンコ党員なのですが、お金を前にしては共産党の理念など、どうでも良くなるのでしょう。
中国国内では役人の腐敗に国民の批判が強くなってきたので見過ごせない状況にもなっています。
余談ですが、実際に普通に役所から仕事をもらおうとしても賄賂なしには出来ないそうです。
中国の知り合いから聞いた話ですが、お役所から仕事をもらう場合は先に銀行に新しく自分の口座を作って預金し、そのキャッシュカードを役所担当者に渡すそうです。
引き出されたら口座を解約し、暫くすると仕事が来るそうで、賄賂に使った分は手抜きをして採算を取るそうです。
ところで官僚の国際手配は、人よりも海外に逃げたお金を没収することが目的という話もあります。
そもそも共産主義とは財産の共有、富の再分配という崇高な理念ではなかったかと思います。
そしてそれを遂行しなければならないのが共産党員なのですが。