息も絶え絶え~大学末期編~

期末ではなく、末期です。

第3夜 前編

2005-08-01 | ぶろぐ
僕は「B-DASH」という人たちの曲はあまり聞かないのですが、彼らの曲の中に「スラマッパギッ」というのがあるそうですね。
今晩は、管理人@インドネシア語で「おはよう」という意味だよ! です。
という訳で、第3夜です!

~第3夜~

7時:起床。朝ごはんを食べる。

8時半:メインの武器であるポスターを貼りに行く。東工大チームは自分のポスターの前に立ち人を止めて説明する準備を開始。僕らも当然、そうするものだと思っていたら、ウチの相棒は「先生と一緒にスーパーに買い物行きたい」と言い出しまして。そいで、ウチの先生も「おぅおぅ。」とか言っちゃうんですよ。ったら僕も行かなきゃならんじゃないですか。で、まぁ、結局午前中は買い物に出掛けたんですけど。ハッキリ言って、これは流石にやり過ぎ(遊びすぎ)だろ、と思ってました。あんま楽しくなかった。
こういうトコで、根本的なアツさがこの相棒とは違うんだよなぁ、と思い、露骨にテンション下がってました。まぁ確かに準備も9割9分9厘は僕が担当したんでね、そういうもんなのかなぁ、とか。

12時半:ホテルに戻り、会場に向かう。まずはご飯を食べたのですが、また例によってバイキング。テンションの低さのおかげ(?)で逆に僕は冷静になってて、あまり量を取らずに腹持ちの良さそうなものをチョイスしました。相棒はと言うと、ガツガツ喰っておりました。

13時:セッション開始は13時半からだというのに、まだ喰ってる相棒たち。しかも「まだ30分もあるじゃん」とか言ってるんですよ。僕は基本的にはぐうたらしてます。部屋も汚い、準備とか勉強だとかも計画が立てられない駄目人間ですよ。でも時間だけは絶対に守るようにしてます。自分はどんなに待たされてもいいけど、ヒトには絶対に待たせたくない。遅刻も絶対にしたくない。
耐えかねて「先に戻って準備してます。」と一言、席を立たせてもらいました。すげーイライラしてたんですが、東工大チームがビシッとスーツで決めて(制服が無いそうです)笑顔で僕に手を振ってくれたトコが見れたので、一気に楽になって、駆けて部屋まで戻りました。

そしてなんと!
エレベーターに乗ると、こっちに走ってくる人がいるので開けて待っていると、昨日会った米原さんが!!
米原さん「うぉー!すごい偶然!」
ヨル「ブンブンブン!(高速で頷く音)」
米原さん「あれ、もう今から発表・・・?」
ヨル「は、はい!いっちょ、カマしてきます!!」
米原さん「絶対聞きに行くからね!・・・ちょっと遊んでからだけど(笑)」

明らかに海パンぽいものを履いてゴーグル持ってました。


部屋に着くとちゃんとトイレ行って、顔洗って、歯磨いて、着替えて、革靴引っ張り出して、発表用のOHPシートを準備して、それで原稿を確認してると20分くらいにドタバタと相棒が戻ってきました。そこはもう特に空気など何も気にせずに「早くしろよ」と声をかけました。

13時35分:結局トップバッターである縣先生の講演には遅刻して会場に到着しました。何かまぁ思うところは色々とあったのですが、流石に会場に着いてからブーブー文句言ってもしょうがないので神妙に、縣先生の講演を聞いてました・・・・・というのは嘘で、先生の極度のテンパリっぷりに何度も吹き出してしまいました。(おい)※勿論下を向いて口は隠しましたよ?

先生のお話が終わり、質疑応答に突入した頃合を見計らって前にいるジャパニーズ男子高校生チームに混じりに行きました。っていうかこの質疑応答の時間に日本のドコゾの高校の校長とやらが「天文教育を、沿岸、森林地帯、砂漠地帯、陸地、という環境に分けてやったら良いと思います。」という質問ではなく宣言を日本語でしやがってしてらっしゃったのでまた吹き出しました。

ドンドンと発表の順番が近づいてきて、あーうーあー、と思ってるうちに、いよいよ僕らの身内からも発表の毒牙(違)に掛けられていく者達が現れ始めました。緊張でガクガクになって、明らかにチアノーゼの症状が・・・!
「あぁはなりたくない・・・。」
緊張すると呼吸困難になって言葉がつかえますよねっ。明日どころか数分後は我が身、荒くなる呼吸、心臓の速度、痛くなる胃。
安心しようと米原さんの事をキョロキョロと探してたんですけど、どうも見つからなくて、「あー盛り上がっちゃってんのかなー。。」とちょっと凹んでました。

そんなこんなで、東工大チームの番に。

緊張してないかなぁ、と自分の事のように心配していると、E君が壇上に上がって一発、インドネシア語で挨拶するも驚異的な静まりを見せ、逆に見てる僕のほうが「アウチッ!」と思ってると当のE君の方は「っかしいなぁ~」とばかりに不思議そうに首を振って見せ、そっちでウケを取ってました!僕は笑いながらも凄い安心しました!発表も上手くやれた様子だったので、思いっきり拍手しました!
ここで・・・

ワタクシ、超悩みました。(アレ?)

ウケ、狙いたいじゃないですか。(昨日と同じ流れ?)

イケメンのE君にウケ持ってかれたら、芸人の僕は生きる術を失うじゃあ無いですか。(何か大きく間違ってる)

という事で、以後のほかの人の発表は聞き流す程度で、もう頭には「何やろうか」って事しか無くなってました(どどーん)
自分達の発表が近づいてきて壇の横に移動しようと後ろへ回ると、死角になっていた席に米原さんが!いつものように超ニコニコした顔でこっちを見て「頑張れっ」って言って貰ったので、スタタタッと近寄って「米原さんパワー、貰っていきますよ!」と強引に握手してもらってから壇の横でスタンバイしました。
どう言う訳か僕の前に発表してる人たちの衣装がゴスロリさんのままだったような気がするんですけど多分それは僕の疲れによる幻影だったと思います。そう信じたい。日本の恥め!
アワワアワワしてるうちに、僕らの名前が呼ばれ、壇上に上がり僕はOHPをセッティング。前半部分担当の相棒はマイクを渡され、僕も横に着いて準備完了。

発表が開始しました。

相棒「Hello.We are **** high school student from Japan. My name is 相棒 and his name is ヨル.」

ここで僕はでスカートの裾を持ち上げるような動作を見せて、「魔女の宅急便」でキキがやるような、あのお上品なお辞儀をしたんですよ。(バカ)


笑顔で首を傾けながら。






すぐ爆発的にウケた。





その瞬間、「やはり今キてる笑いは動きやなぁ・・・!」「ウケた・・・!」という安心感と共に、目の前がパーッと開けてきて、知ってる人の顔もハッキリと見渡す事が出来て、心臓の鼓動は明らかに落ち着き始めたのがわかりました。息も意識してしっかりと吸えたし。
高校生の中では僕らだけが原稿を持たずに壇上に上がったんですが、声もほとんど震えず、もちろん真っ白になってしまう事も無く、ウツムかないで顔を上げて聴衆とちゃんとアイコンタクトを取る事も出来ました。
発表が終わり、自意識過剰でしょうか、何だかとても大きな拍手をもらえたような気がしたので、深々とお辞儀をして、僕らの発表は終わりました。

席に戻ると、あっちに着いてからずっと「勉強だけじゃなくてさぁ、やっぱ笑いを取らないと『格好いい!』って思ってもらえないんだよ!!」と何故か熱弁し続けていた東工大の先生が満面の笑みで親指を立ててグイグイ動かしてました。僕もそれに応えていると、前に座ってるE君と岡山商大(?)のO君が「マジよかったよ!」「言ってくれれば撮ったのに!!」と声を掛けてくれました。

っていうかホラ、グローバルワイドに「コメディアン」扱いだよ!!(大興奮)
はっきり言って今回の旅で一番に嬉しかったのは、あの場でウケを取れた、という事かもしれない。(どーん)
デカい会場では2度、学校での授業などを含めると5回以上はみんなの前でスピーチや発表をする機会がありました。場数は踏んでたんです。自分にはしっかりとネタをやる余裕も出てきたんだな、っていうのが、凄い、しみじみと嬉しくなってしまいました。

全ての発表が終わり会場がゴチャゴチャし始めると、僕はすぐに後ろに行って米原さんのもとへ。

米原さん「すごい良かったよー!」
ヨル「あ、ありがとうございます!・・・しっかりウケたし!」
米原さん「アハハハ(笑)」
ヨル「いやしかし、米原さんパワーのおかげですよ!」
米原さん「何言ってんだよ、それはもう君達が頑張った成果だから!」
ヨル「いやそれもあるんですけど、米原さんが座っててくれるというのは凄い安心感が、あるんですよ、マジで!」
米原さん「ホントぉ・・・?(笑)」
ヨル「本当に!JSの時からそうでしたもん!」
米原さん「そう言ってくれると嬉しいなぁ!」
~~~
米原さん「よし、それじゃ、またいつか!春の学会では必ず会おうねっ!」
ヨル「は、はいっ!!」

ありがたいお人ですホントに。
ただ、それよりも、本当、ウチの先生・ずっとPCの準備してくれてた地学教室の助手さんたちには半端無い時間を取らせてしまったりしてます。関わってきてくれた全ての人に感謝感謝感謝!!!


その後はポスターの前で各自待機!
スタッフの女の人がポスターを見て質問をしてくれたので、発表の時とは一転して、超カタコトのジャパニーズイングリッシュで応対してて、その人のキョトン顔には泣きそうになった。
でも最後に「Can you understand our English?」と聞いたら詳しくは忘れたけど「よくわからない部分もあったけど、言いたい事は伝わってたよ」という事で、まぁ安心。

時間が経過し、徐々に空気が終わりへと向かう中で、あちこちでパシャパシャパシャと写真を撮りまくる音が。
僕らも自分達のポスターの前で撮影を終えて、それから東工大チームのポスターの前に行くと、「一緒に撮ってよ!」という事で、お邪魔してみんなで変な格好とか顔とかしてたらお前も日本の恥、普通の女子高生さんの方が一人、笑いながらその様子をカメラに収めていたので・・・
ヨル「撮るんじゃなくて、いっしょに写りませんかっ?」


という事で




男衆の中に無理矢理、その人を引き込んで撮りました。(諸問題より、あえてブレた画像を普通より小さめに処理しました)一番後ろにいる舞台俳優っぽい手のセッティング人がE君です。この写真からはまぁ顔はよくわからないと思いますが、一応、それ以外についてはまぁ誰が誰だかは省略します。・・・っていうかおい誰だよこの真ん中でヘラヘラしながら女子高生さんに異常に接近してるヤツ。(!)

どう言う訳かみんながみんなトビッキリの笑顔をこぼし始めたので、ここぞとばかりに各校の先生たちが写真を撮り始める。軽く15枚とかは越えたのでは?って感じです。
僕らは嬉しいんだけど、女子高生さんが明らかに疲れちゃってるので、
ヨル「すみませーん、モデルさんの方が疲れちゃってまーす!」
女子高生さん「えっ、も、モデルっ・・・?」

と言う訳で、この人の呼び名は「モデルさん」に決定。


その後はポスターを回収したり、天下の海城高校のヒトと色々喋ったり、先生が自前の高級デジカメを落としてぶっ壊したり(!)しながら、会場を後に・・・。

これから先の話はまた長いので、一旦ココで区切ります!

とにかく、この発表の経験は、僕にとってとてつもなくプラスになりました!!

次回、「第3夜後編~スターパーティと日韓交流~」
お楽しみに!


第3夜後編に続く




あれだけの人数に対してウケを取ったのは初めてだったなぁ・・・(まだ言ってる)




インドネシア編~第2夜~

2005-08-01 | ぶろぐ
第2夜、参りますよぉ~。
今晩は、管理人@連続更新で毎回困るのはこの初めの3行部分 です。
じゃあ書かなくて良いよ誰も気付かないよ、とか言われると泣きます。

さて第2夜!今更ですが、1日1日、ネタがあり過ぎて長文になります。つまんなかったら読み飛ばして下さいね。

7時:先生の部屋をノックして朝食に向かう・・・はずだったのにどう言う訳か先生に叩き起こされる。(駄目人間)
朝はバイキングだったので、果物とか甘いパンとか梅干(!)とかを偏食する。

9時前:先生の提案で、タクシーに乗って別の町まで出掛ける。タクシーの運転手さんは陽気な人で、英語もゆっくり喋ってくれて、日本語もちょっとだけ出て来て楽しかったです。楽しかったんだけど、いざ目的地に着いたら着いたで「ボム、ちょっと危ない。気をつけて。」とか真面目な顔して言いやがったのでマジでそのまま帰してもらいたくなった。※バリの中でもテロが一番多く起こったという場所で、日本人も亡くなったという跡地が実際にありました。

歩き始めるものの、観光客向けのお店ばかりでドコも同じような物ばかり売っており、客引きの激しい事。中には朝っぱらだというのに「マッサージ、本番、アルヨ」とか、先生と生徒という組み合わせにはあるまじき営業を展開してる阿呆も居たりしました。

機械のように「No thanks...」を繰り返す事にウンザリしてきた僕らはご飯を食べようとしたのですが、何というかまぁ、ドコも怪しい店に見えてきて仕方ない。まぁ実際は何の事は無い、地元の食堂とかだったりするのかもしれませんが、疑心暗鬼に陥っていた僕らは、近くにあったホテルのレストランに入る事に。




卵のってないけどナシゴレンです。美味かったっす。
ちなみにバリの物価は恐ろしく低いです。タクシーにしろ初乗りは4000ルピア、日本円にして40円ちょいです。ホテルのレストランに入ってご飯を食べても25000ルピア、250円ちょい、吉野家よりも安いんです。

午後からはインドネシアの高校見学というプログラムが組まれていたのですが、集合時間に間に合うかどうかちょっと危ない。という事で、帰りのタクシーの運転手さんには集合時刻までにホテルに着いて欲しい、と先生が言いました。すると、顔つきが変わり、行きとは明らかに違う速度で走り始めるタクシー。会話も少なくひたすらに堂々と道路の真ん中に群がる原付勢にクラクションを鳴らしまくる運転手さん。この時もまた何台もの原付を轢きそうになって、スピードよりもそっちが恐かった。そしてT字路に差し掛かり、多少無理をして道路に突っ込んで行こうとした時に、車と危うくぶつかりそうになったんです。すると・・・

運転手さん「くぁwせdrftgyふじこっぉp;@:、ファック!!

事故りそうになったという恐怖より、生の英語による「ファック!」を聞けた事のほうが嬉しくてヘラヘラしてました。
その後もかなり壮絶なドラテクを披露して下さり(敬語)、ギリギリ、集合の時間に間に合う事が出来ました。


高校見学へはバスで向かったのですが、その中でガイドさんが、「一人一人、自己紹介とバリに来て驚いた事を言って下さい!」っていう流れを作りやがったんです。

ワタクシ、超悩みました。

ウケ、狙いたいじゃないですか。

カシコマッタ挨拶をするより、ウケ、狙った方が覚えてもらいやすいじゃないですか。

もちろん、男子陣の方が遥かに多かったのでそちら向けではありましたが、まぁ初日と似たような服を着た人たちがまたバスの中に居たんですがそれは置いておくとして、他にも一校、女子だけで来てる学校があった訳です。俄然、狙いたい。(バカ)
あわわあわわどうしよう、前の人たちがドンドン無難な挨拶をして行ってバス全体のテンションが落ち込んで行っているよこの中で狙うのは果たして無理なのか?いやそんなことはないはずだ(反語)さてどうしようここは一つ僕のお家芸とも言える真奈美さんについてを語ってみたらどうだろうか?却下。
とか一人で色々考えてたんですが、咄嗟に、降り立った空港で日本人のオバちゃんがポーターの人に2000円ていう破格の値段を要求されてて普通はトラブルになる(※ガイドブックに書いてありました)ところを「アカン!アカン!!アカン!!!」と追い払った光景をモノマネ付きで再現したところ、ドッカンとキました!・・・よっしゃっ!!(何してんだ)

学校に着くと、先生陣の挨拶が終わり、東工大チームが「練習」という事でスピーチをかまし、後は現地の先生による天文学の授業を2時間ほどぶっ続けで聞いてたんですが、どれもこれも「んー」という内容ばかりでした。「英語とインドネシア語で星座の名前が似てる」とか「日時計の作り方」とか「コロナの見え方を再現」とか・・・微妙だったなアレは。
その後は太陽観測をやろう、って事でトイレ休憩に入ったんです。
トイレに入ると二つ個室のトイレがあったので、とりあえず手前の方に入る事にしたんです。おしっこをしてガチャとドアを開くと、現地の小さい女の子二人と普通の格好をしてる方の女子高生さん達が、何とも形容しがたい表情でコチラを見てるんです。女子高生さん達が聞きました。

女子「Is this women's・・・?」
現地「・・・Ah,yes.
ヨル「(唖然)・・・・・えーと、変質者扱いですか?(自分を指差しながら)」

女子高生さん達が笑ってくれたよ!ってバカ。

「女子トイレで用を足しちゃいましたテヘ☆」とかギリギリ中学生までは伝説として友人達に語り継がれるかもしれませんが高校3年生ともなるとリアルに捕まっちゃうよ!!というかすんごい恥ずかしかったのは言うまでも無い。

この話をするとツボに入ったのか笑いまくる東工大チーム。あまりに笑いすぎているため東工大担当の先生が来て「なになに?」と話を聞いていき、それをみんなにバラ撒いてました。逆にその先生を告訴しようかと思ったのだけど、相打ちになりそうだったので思い留まりました。

その後の太陽観測はまぁ、これまた無難に終わりました。

帰りのバスの中では、「インドで洪水が発生して大量にキャンセルがあったので、表彰式付きのディナーに格安で参加出来る事になった」という説明があって、うっひょひょー!と飛び上がる僕ら。


で。

いざその会場に行くと、凄い事に。まずは表彰式が行われて日本からは過去にも色々とお世話になった縣先生を含めるお二方が表彰されて盾っぽいものをもらってました。
その後も何人かのスピーチが続いて、僕らの目も血走り始めた頃にようやく料理が解禁。例によってバイキング、いや、ビュッフェと呼ぶ事にしましょうか、自分達で取る形式だったのですが、これもまた凄かったですよ。肉とか切ってくれたりね。
テーブル上で写真を撮り合う先生の中では、「ロウソクが入るとサチっちゃうんじゃないの?」など用語も飛び交いそれっぽい雰囲気に。
※サチる・・・①サチレーションを起こすという事。サチレーションとはCCDカメラが強い光を受けると周囲に光を溢れさせてしまう事。②観測や解析など、徹夜で頭がぶっ壊れてる状態のこと。

で、隣の東工大のE君が早速、ケーキで皿を一杯にしてガッツキ始めたを見て「バカめっ、食べ放題(低俗)において最初に糖分を取るなど笑止千万!すぐに脳が満腹感を得てしまうではないか・・・!」とニヤリとしながら至極冷静にカレー味っぽい煮物を山盛りにしてました。すると、いきなり肩をガバッと掴まれたので、かなりビビると共に、咄嗟に険しい顔で手の主を睨みつけたんです。山盛りの煮物を握り締めて。
そうしたら何と、去年の夏から今年の春休み末の発表会まで大変にお世話になった東大の米原さんがいました!縣先生と共にコチラを参照

ヨル「いー!いー!!(ビックリ)
米原さん「おぉ~!久しぶりー!プログラム見たら名前載ってるから会えないかな?って思ってたんだよ!」
ヨル「うわーお久しぶりです!す、すみません、プログラムとか全然チェックしてなくて・・・もう、どうやって遊ぼうかと、、」
米原さん「こらぁ!(ツッコミ)
ヨル「米原さんはいつから来てらっしゃるんですか?」
米原さん「うーん、僕はね、もう初日から来て早々と発表しちゃった!でもまだ出なきゃなんないセッションとかあるんだけどねぇ・・・。勿論、ヨル君の発表も聞きに行くから!」
ヨル「うぉーやった!準備は万端、んー、です。」

とまぁ、唐突の再会にビックリしながらも言葉を交わしてお別れして、今度はシーフードナシゴレンをもっさり取りに掛かりました。でもこの方に聞いて頂けるというのは凄く良い感じの緊張と安心を感じる事が出来ました。

案の定、弱り切ってしまい虚ろな目をしながら「食べなきゃ、、ババロアを、食べなきゃ、、、」と呟くE君を尻目に5回目のおかわりに向かい「円形になっているババロアを果たしてどれだけ取ってもいいもんか」真剣に悩んでいたら、かなりデブフクヨカな女性に声を掛けられました。

女性「Do you join IAU?」※IAU・・・国際天文学会
ヨル「あー、イエス、イエス。」
女性「Ah,hah・・・really?

失敬な!
食い意地がいくら張ってたって、別にプロの天文屋さんじゃなくったって、頑張ってんだよぅ!
・・・って事を英語で言えなかったのでションボリした顔をして、ババロアを控えめに取ってからチョコレートケーキを取って席に戻りました。

っていうかまぁ、食い過ぎ、だよね。

そうこうしていると、有名なダンスの一つであるバロンダンスという獅子舞みたいなのが始まって、みんなして食い入るように見てました。

で、どちらの方なのかはわかりませんが、引率の先生のうち一人が「のみに行きたい」と言ってたのを岡山から来てた商業高校のO君が「うみに行きたい」と勘違いして「連れてって下さいよ~」と言ったらすげー不穏な空気が流れたんですが、よしだったら海に行こうぜぇ、という流れが出来上がり、先生と男子高校生がカタまって砂浜へ行き、夜空を見ました。

雲かと思ってたら何という事か天の川が肉眼で見えて騒然としました。普通に空気が綺麗過ぎる事が判明。

するとその中から、言いだしっぺが誰だかはわかりませんが、「おい女の子誘って来いよー」という流れが発生。

おいおい先生方、ちょっと待ってくれよ。この男子校に通うモサモサした集団の中で一体誰がしずちゃんの顔してゴスロリの格好した女子高生を誘えるっていうんだい?

という感じで、その、何だ、単純に「女子に声を掛ける」っていうドキドキ感とは完全に類を異にする緊張感に包まれる僕らや東工大チーム、そしてその他の男子校生たち。

ここらでちょっとその人たちの紹介をしましょうか。
文章での説明はもういいので、画像のみで伝わればな、と。











この人たちは埼玉にある某女子校の人です。某しんのすけの活躍する某漫画で幼稚園児たちが結成する防衛隊と同じ地名。

綺麗な夜空で舞い上がったテンションは一転して「これ何かのサミットじゃないか」とでも言うような深刻な表情での会議が開始されました。先生は期待に満ちた目でコチラを見て動かないし、かと言って実際に誘う事が出来る訳も無く、では逃げ出せるかというそれはそれで空気が悪くなるなぁ、などとかなり胃を痛めました。
そうこうして危うく誰かが切腹しかねないような状況が出来上がってきたところで、もう一つ来ていた女子高生さんのグループを先生が呼んできてくれて、まぁ、まぁ、状況は落ち着きました。以降、「女子高生さん」って言ったら普通の女子高生を指しているものと思ってください。

先生たちに星座を教わりながら、南十字(サザンクロス)、南斗六星(北斗七星みたいにスプーン型)、そして頭が上を向いてる奇妙な白鳥座を見て興奮していると、一人の先生が双眼鏡を持ってきてくれました。お借りしてM8という散開星団を眺めると、これまた何という事か、ちゃんと散開星団として見えてしまいました。有り得ない。流石に白鳥座の先っちょにあるアルビレオという二重星はあまり良くわからなかったんですが、天文屋さんの中にもたまに観望会などでは使うのですが、僕らの高校では得意技となっている「心眼」を使って見えた事にしました。
※心眼・・・ネットちっくに言うと、脳内補正。要は妄想です。見えたという自己暗示。

そんなこんなで再び盛り上がっていると、いつの間にか砂浜には高校生のみが。でも男子モッサリと女子3人は離れたトコにいたんですが。
別にそれは妙な気まずさとかは無く、普通に海でパシャパシャ戯れたり、やっぱり空を見てたりしたんですが、東工大の先生(女性)がナイスな提案を。
「今回の企画は、もう本当に某先生が尽力してくださったのね。フロントの人に聞いたらここから手紙が出せるそうだから、ホラ、みんなで御礼状を書きなさいよ、あちらのお嬢さん達も誘って!」

先ほどとは一変して、今度は正真正銘、本当のドキドキ感に襲われる純情な男子校生たち。

興奮と緊張のあまりよくは覚えて無いのですが、まぁどうやら上手いことやったようで、既に時刻は22時を過ぎてたので23時にロビーに集合という約束をして、それぞれの部屋に戻りました。

・・・・・

それで、何も示し合わせて無いのに馬鹿みたいに揃って22時半に集まる男子校生たち。お互い照れて「まー早めに、ねぇ」とかボソボソ言いながら、談笑に突入。
その中でみんなのニックネームを考えようぜ!ノリに。
まず初めにその場にいないのにしずちゃん似の人が「ごしゅろり」さんに決定。とにかくニュアンスがピッタリで大爆笑するおバカさんたち。それから、E君が「ジブリの映画が大好き」という事を熱烈に語ってて、僕と「紅の豚」について語り合ってるうちに勢い余って
「ああぁ~、アニメはいいなぁ~
とか言ってしまったのでその2秒後に僕の一言で「秋葉系」に決定。イケメンなのにゴメンね!むしろ僕だよね!!
みんな好きなものを言っていけば付けやすい、って事になったので、即座に携帯電話を取り出して無言で小西真奈美さんの画像(約100点)を見せて差し上げたところ、無言で満面の笑みのE君と握手を交わし「俺も好き!」という発言によりお互い優しい眼になったあと、「じゃ、コニタンで。」という事に。エヘへ光栄ですってバカ。まぁいっか。

色々盛り上がってると女子高生さん達が登場。
寄せ書きの形にして書こう、っていう事になったんですが、その順番を決めるためにまず、「いっせーのーせ!」、僕の中では未だに「バリチッチ」と呼ばれるあのゲームで盛り上がりました。その後もチョイチョイではありますが、トークで盛り上がったりしました!そうこうしてるうちに日付も変わってしまったので、そろそろ飲んでるオッサン先生達が帰ってきちゃうぞ、という事でお開きにしました。
エレベーターでは降りる時に、バイバイおやすみ~、と手を振ってお別れしました。


うんうんうん。(こういうのを求めてたんだよなぁ、という感涙)


部屋に帰ってフガーフガーとスクワットを300回こなして、通しの発表練習を3回くらい行ってからお風呂に入って眠りました。





あれ何しに行ったんだっけ、というレベルの呆け具合ですが、うん、えぇ、まぁ楽しかったです。(安直)


とにかく長くてすみませんでしたっ。
まだ、ここまではほとんど「お遊び」感が先行してますね。女子トイレに入ってドン引きされたよ!とかかなりどうでもいいですよね。
しかしいよいよ、次回、運命の「発表本番編」です!
早くも記憶の順番が混乱し始めてきて書くのにエライ時間掛かってますが、連続で更新しますよ!
では!

第3夜に続く



要約すると「普通の女子高生さんとお知り合いになってヤッター!」っていう話。(薄っ)




度重なる不祥事、繰り返される謝罪!(ばばーん)

2005-08-01 | ぶろぐ
おはようございます、管理人@「連続」の意味を知らない高校三年生 です。
第2夜分をですね、ほとんど書いたんですがね、デジカメの画像をペイントに落として軽くする作業中にですね、眠っちゃったんですねぇ~!(開き直って晴れやかな顔で)

画像は帰宅一番、股間にアゴを乗せてきた犬、という図です。忘れてなかったらしい。

今から部活です。帰って来たら今度は本当に連続で、積もったネタをバシバシ書いていきますっ。

では!