息も絶え絶え~大学末期編~

期末ではなく、末期です。

インドネシア編~第4夜 後編~

2005-08-08 | ぶろぐ
今気付いたんですが色々ヤバイ。
今晩は、管理人@卒論の夏休み発表に間に合う見込みがゼロ です。
度重なる「強制はっちゃけイベント」のせいで夏休み明けの試験勉強はおろか、夏休み中の卒論(80%分
)が終わるメドがまるで立って無い、立つ余地が無い。

さて。
インドネシア編第4夜後編に突入する前にですね、ホラ、ブログっていうのは日記じゃないですか、だからその、今日の生活についてちょっと書いておこうと思います。
午前7時:起床。っていうか昨日お風呂から上がってパンツ履いていつも寝るときに着てる服探してたら地面で息絶えるという大冒険活劇があったために、母に「おきなさい」ではなくて「服着なさい」というフレーズで起こされる。
以降、ずっと卒論の本を読む。
午後12時半:やっぱり「ナッシュ」がやってない事を知り、仕方なく郵政法案のカウントを眺める。賛成107対反対22、くらいのトコロから意識がありません。
午後6時半:起床。っていうかバイト先からの電話で起きたんですが、気付かないフリして出ませんでしたテヘ☆(※さっき電話し直したら合宿前日に1回入れ、って事でした。タスケテ。)

そしてご飯を食べてからは久しぶりの、本当に久しぶりのネットサーフィンを爽快にこなし今に至る訳です。何と密度の低い・・・!!

はい、そんな訳で、特大ネタが無い夏休みの日常は何か地味な作業に終始してる事が多いです。

では参りましょう、インドネシア編へ。

第4夜~後編~
初めに謝ります、ごめんなさい。(どどーん)
間違った。普通に間違った。昨日の夜に前編を上げて、「怒涛の後編に続く」的な話だったのだけれど、別に怒涛ではなかった。というか第3夜後編との時間軸が完膚なきまでに脳内でMIXされていたために、韓国チームとの交流を危うく2回書くところだった。ごめんなさい。3泊4日だったんだから、最終日の夜、帰るだけじゃないか。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。(淀川長治風に)

では本編に。
バスはホテルに戻り、大量に買ったお土産をスーツケースにぶち込みました。その際にですね、相方の買った麦わら帽子をかぶってたんですが、女子高生さんに「ルフィっぽいですよね?」とか言われて「えーホントですかー?(苦笑)」とか対応しながらも内心全然悪い気はしなかった。一方で男子陣の岡山チームの奴に「っていうか、現地人、っぽい?」とか言われたので「何だよそれー?(苦笑)」とか対応しながらも内心「誰がアジア色の濃い顔じゃ!!」とブチ切れてたんだけど4秒後くらいには「否定できない・・・」と泣きそうになってた。
良いのか悪いのかは別として、どうやら似合うようなので麦わら帽子が気に入ってしまいました。機会があれば買いたいなぁ。

組んであるツアーの違いにより、僕らがまずガイドさんのピックアップを受けて空港に向かいました。途中1時間ほど時間を貰って免税店に寄り、まずは夕食。中華料理のお店だったんですが、ジャージャー麺美味し。先生がビール飲んでたんですが、あの、明らかに出来上がってらっしゃってました。マシンガントークが半端では無かった。まずは自分の教育に対するアツい想いを語って頂き、要約すると「こういう体験を多くしてもらって、別に理系の道じゃなくても何でもいいから、役に立てて欲しい。でもやっぱりちょと理系行って欲しい。」、僕なんかはちょっと鳥肌が立ちました。ありがたいです、本当に。
と、ここまでは良かったのですが、話はそれて「自分が教員室のスタッフとよく行く料理店」の話に入り、どこの何が美味い、とか、どこそこに出張に行ってる時に飲みの誘いの電話が掛かってきてすげー悔しかった、とか、まぁそんな話をジャンジャンし始めて、僕らは笑顔で「あぁ。」とか「ほぉ。」とか言ってました。
お店を出るときに相方に「先生、違うよね?」と確認したところ「うん、良く出来上がってるよね。」と即答されたので二人で笑ってました。

時間が来たので空港に向かい、先に着いてた東工大チームと合流。大きいベンチを占拠してぐうたらしていると、続々と他のチームも到着。特にやる事も無いので本当にみんなぐうたらしてたので荷物を任せて、単身で空港内麦わら探しの旅に出かけました。道中、モデルさんと1対1で遭遇したのでアワワアワワしながら、麦わらを探してる事とか何か会話を交わした後に、「じゃまた~」とお別れ。しかしその直後、僕の進行方向にしずちゃん御一行が現れたので至極ナチュラルな動作で回れ右をした所をモデルさんに見られて笑われました。

根拠地のベンチに戻ると、E君が興奮気味に「クリーミー味!クリーミー味!!」と怪しい色をしたパッケージに本当に「creamy」と書かれたファンタを差し出してきたので飲んでみると本当に「クリーミー」としか言いようのない味だったのでウケました。っていうか、彼、ファンタヲタです。第3夜の時点で確かにファンタに異常に反応してましたが、彼が空港内の冷蔵庫に置いてある明らかに日本には置いてない黄緑色とかピンクと黄色の混ざったようなパッケージのファンタを眺めている時の目は僕が真奈美さんを見る時の目にソックリだったと思う。(それ違う)

誰が言い出したかは覚えてませんが、飛行機の中でモデルさん達も混ぜてトランプやろーぜ!という事に。しずちゃん達は話に出てこなかった。
中3なのに、そして帰国じゃないのに英検2級、高1用の全国模試受けたら13位になった、いきなり三平方の定理の証明し始める、東大行きたいと終始話していらっしゃった(敬語)方にトランプを買いに行って頂きました。
行きの飛行機では後ろの席にかなり空席があったので、今回も空席があるだろう、って事で乗り込んだら女子陣を誘おうという事に。

午後10時:離陸。帰りはジャカルタを経由してジャカルタでは1時間の自由時間があるという事だったので、ジャカルタまでは席の移動はしないように言われてました。んー、じゃー、疲れてるしジャカルタまでの1時間ちょっとの間は寝るとするか。




目が覚めるとまだ飛行機は着陸する気配が無かったのでおいおいジャカルタまだかよー、と時計を見ると午前4時だったのでブッタマゲタ。何だアレか、僕はジャカルタへの着陸に気付かず、休憩の為に降りて行く人の流れに目を覚まさず、更に離陸にも気付かなかったと。・・・ぉぉマイガッ!
脳裏に浮かぶのは小学5年生の林間学校の時に自分一人だけ寝てしまい同室だった親友たちによる「好きな人は誰だサミット」に参加出来なかった時の疎外感。あぁ何たることか僕が夢という仮想世界でトリップしている間、わずか数メートル後ろでは高校生が男女混じってトランプしながら嬌声を上げていたなんて・・・とか相当落ち込んだんですが、成田に着いて泣きそうな顔しながら「寝ちゃったんだけどみんなは楽しかった?」と聞いてみると、僕と同様にE君も爆睡してたらしいので、結局お流れになったそうです。ふー危ない危ない。(何が)

みんなお別れの時間が近づいてくると、一様にショボーンとした空気が。
口を揃えて「今回は本当に良かった」「みんなに会えて良かった」と、「良かった」を連発しながらクサイ台詞を誰も恥ずかしがることなく撒き散らし合って、お別れの時を迎えました。モデルさん達とはジャンプしながら手を振ってお別れ。
E君には「絶対、メールするよ!」「絶対だよ?」と言い合ってから「じゃあね~!」と普通の友達のように、またすぐ会うかのように別れました。僕から喋りかけるのがほとんどだった1年のN君に、「今度春の学会とかで会う時まで、忘れないでね?」と肩をポンと叩いたら、プッと吹き出しながら「忘れられませんよ!」って言われた。誰かの印象に残るというのは問答無用で嬉しいものです。東工大チームの先生からは「発表良かったよ~」と改めて言って頂いたので素直に「短い間でしたけど、先生にはお世話になりました。」と御礼を言って、最後にはみんなに向かって「じゃあ、また!と大きな声で挨拶してお別れしました。

その後は先生の車で学校まで送って頂きました。降ろしてもらう時に、何かよくわからない言葉でとにかく無茶苦茶に御礼を言いまくりました。「全体的に」っていう言葉を何回も使った。


家に着くと、普段の旅行ならば一気に直面する現実(卒論とか宿題とか)に打ちのめされて鬱の一つにでもなるんですが、今回は妙にエネルギーに満ちてました。

インドネシア編を通して見て下さった方からすれば「ほとんど遊んでるじゃねーか」という印象を受けるかとも思います。正直な話、確かに真面目な部分とはっちゃけた部分の比では明らかに後者の方が大きかったです。ただ、発表を終えるまでの間はずっと、いくら遊んでいたとはいえ、頭の片隅では常に原稿を反芻して、壇上に上がる瞬間をシミュレーションしていたという事、つまり常に軽度ではあるものの緊張感を持っていたという事ををわかって頂きたいです。
準備にも多大なる時間と集中を掛けました。7時間連続で学校にコモる、とかザラでした。授業より長いじゃねーかと一人でツッコンだものです。
そうやって迎えた発表。最初の挨拶はあくまで「ウケを狙った」のであって「ふざけた」訳ではありません。何か大真面目に頭悪いこと言ってるような気がしますが、そこら辺はニュアンスで。壇の横で待ち、挨拶で笑いを取り、実際に発表をして、お辞儀をして壇から降りる、この一連の流れは、間違いなく僕を成長させてくれたと思います。
望遠鏡を介しての英語での交流も、「あ、どんなに無茶苦茶な英語でも通じるんだ」と自信がつきました。いや自信はつけちゃいけないのだけど、とにかく意味のある単語を簡単な文法にぶち込めば通じるという、んー、自信じゃなくて、達成感、というか、満足感、というか。
そして何より、今回を通じて出来た友達。彼らに出会えて良かった。一緒に戦った仲間が彼らで本当に良かった。



本来ならば、こんな風に1日1日を振り返らず、ネタらしいネタの部分だけを切り取ってブログには書くべきだったのかもしれません。そっちの方が断然読みやすいし、面白かったと思います。
でも、僕の問題で、本当に自己満足の問題なんですが、この旅は忘れたくなかったんです。だからこうしてこの場に、どうでもいい部分もひっくるめた「記録」として書かせて頂きました。まだまだ少数ながらも「読者」さんが居るのにも関わらずこうして巻き込んでしまった事に関しては申し訳ありませんでした。

僕の中には明確に、と言っても言葉で説明は出来無いのですが、成長したなぁという感覚が強く存在しています。しかしながらそういった部分と言うのは日常的に現れてくる訳ではなさそうなので、またこれまで通り、ダラダラとした締りの無いブログ「息も絶え絶え」は続いていきますので、どうかよろしくお願いします。


と言ったわけで、インドネシア編、一応は完結でございます。
今後数日間はアクティブな活動が恐らく見られないと思いますので更新のほうは「インドネシア 番外編」っていう事で本筋とは関係の無い、あっちで見つけた・感じたトンデモthingsを紹介したり、3泊だと思ってたら4泊だったというビックリ合宿(というよりお前のビックリ脳)の様子だったりを書いていきたいと思います。

では!



全編読破した方、どうもお疲れ様でした。