思考の踏み込み

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ブッダ29

2014-06-01 05:00:54 | 
しかし、こうした事はどうしても一朝一夕に歩める道のりではない。

ブッダでさえ、六年に及ぶ苦行の時代があったということはその道の険しさを物語っている。

ブッダは29歳で出家し、すぐ三人の優れた師にそれぞれその天才を認められ、後継者を望まれたほどの所からスタートしている。

四門出遊。


それほどても六年、ダルマは面壁九年。(これは少し中身が違うが…)
空海も20代前半までほぼ修業に明け暮れている。

果たして我々凡人は何年かかることか?

"人には乗り越えられない試練は与えられない ー "

という言葉を私は信じない。
それならば、世にこれほど自殺者が多いはずがない。

だが、"達した" 者で試練を与えられなかった者もまた存在しない。

ということは逆に考えてみれば、試練や逆境とは常に ー 与えられているチャンスでもある。

次のステージへの壁と階段を投げかけられている現象とは思えないだろうか?
そう思えない者は壁にぶつかるだけでそのまま押し潰されて終わるだけだが、考え方一つで世の事象などは180度内容を変えることもできる。

問題はその壁との向き合い方であろう。



これまで人類は才能や忍耐力や根性で強引に乗り切りはしたが、それはごく一部の者に過ぎず、在るものは志半ばで倒れ、或いは滑落し、あるいは壁から逃れてきた。

そうした力技の前に、まずは階段の登り方もしくは、階段の作り方を学ぶべきではないだろうか。

D先生のやっている作業はまさにそれである。それはD先生一代では終わるものではない。
我々が引継ぎ、また後の世代に伝え、少しずつ少しずつ進んでいくものである。

何時迄も外側からの "何か" に寄りかかっている心の仕組みではけしてこの気の長い作業には参入できない。

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