思考の踏み込み

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酒5

2013-12-28 17:18:38 | 
心は常にぶれている。

感情に左右され、生理的な身体状況に左右され、環境で左右される。

人の苦しみも悩みもこのブレにふりまわされている所にある。



その問題と向き合うとき、ブレそのものを受け入れ達観するか (達観と呼べるところまで行けず、諦観に陥るケースの方が多いだろう )、ブレを感じないほどに感性を鈍らせるか ー つまり酒や薬物や快楽に逃げるか。

果たして他に手段はないのか?

それはバランス感覚を養うことである。だがこれは、鍛錬することでしか得られない感覚である。

経験を積み、身心を整え、呼吸を深くし、己れを真正面から見つめ律する。

即ち鍛錬である。
本当にできた人間というものはそういうものであろう。かつて東洋の英傑たちはそうした揺るぎない感覚を"正気" と呼びその心胆を練り上げた。

鍛錬によって重心が安定し ー つまり腰が決まり肚が座れば、もはや外的な酒成分にも内的なそれにも頼る必要はなくなるだろう。

もちろんそのためには健全な身体が必要になるが、たとえば拷問だとか、天災だとか、催眠や洗脳といった心理操作を受けるなどの極限の状態やバランス感覚を崩しかねない外的変化に出くわせば、生半可な鍛錬では崩れてしまうのが人間の精神である
(前出、"音羽の城戸"は激しい拷問にも口をわらなかったという。やはり半端な人物ではない)

拷問器具 ヘッドクラッシャー

さて今回のテーマ、主題を変えてもう少し続けたいと思う。

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