goo blog サービス終了のお知らせ 

思考の踏み込み

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

長瀞不思議旅3

2014-11-08 07:35:48 | 日記
二日目の朝、といきたいところだが、スナックから帰って鍋が用意されている。

どれだけ食べるつもりなのか。
しかしせっかくなので作る。
食材はダシを含めて全てフォレストが用意してくれている。

結局食べた。美味しかったが、どうせなら空腹を待って食べたい。
まあ初顔合わせの多い集まりだから、一応雷同しておく。

一日目はこうして終わった。

翌朝。



目を覚ますとボスが既に起きていて何やらいそいそと準備をしている。

テーブルの上にこの謎の物体。
それとオリーブオイルと卵とハム。
これはいったい…?
まさかテ○ガ?

いやいや実はこれ、ハムエッグ製造マシンらしい。
卵とハムを入れてもほっておくだけで勝手に出来上がるらしい。
ハムエッグだけでなく、つくねとかお好み焼きとか、とにかく何でもできるそうだが…。

ともかくも使ってみる。
オリーブオイルを中に付けて卵、ハムを入れる。
あとは待つだけ。

何だか楽しい。
やがていい匂いと共に自動的にそれはせり上がって出てきた。



たわいない話だが、こんな単純な装置一つで大の大人七人のテンションは一気に上がり、朝から大盛りあがり。
それはバカバカしいほど。

しかし子どもでもいれば間違いなく喜ぶだろう。味は結局ただのハムエッグだが、こういう旅の地で普段と違う事をするというのは子どもでなくとも楽しいものだ。

卵ひとパックはすぐになくなった。
次はようやく長瀞温泉にゆく。


長瀞不思議旅2

2014-11-07 05:56:44 | 日記
さてトレーラーハウスの出口のバルコニースペースにはテーブルがあり、バーベキュー用の網がある。

この旅の仕掛け人、ボスのK氏はキャンプの達人。
道具一式を車から降ろす。
バーベキュー用の炭も当然のように備長炭。

これはバーベキューが楽しみだが、初日の夜はやらないらしい。
どうやらボス行きつけのお店があるらしい。

地元のスナックの様なお店。
なぜ?と皆思ったが、メニューがとても面白い。

先付がまた美味しい。地元の野菜。地元の味。


例えば野いちごのお酒、イチジクやビワ、マタタビのお酒。
桑の実、ハイビスカス、ゆず、桜。
あけび、イチヂク、ムカゴって何だろう。

ボス曰く、来るたびにお酒の種類が増えていくのだとか。
これは色々試したい。

私はアケビを選択。
要はアケビの焼酎漬けだが、アケビの優しい風味が見事に消えていなくてこれは美味しい。

もっと色々飲みたいところだが、みなほとんどの者は昼から飲み続け、摘み続けですでに酒も食もあまり進まない。

生落花生。一般的な乾燥させた落花生とはまったく違う食べ物。

しかし陸自あがりA氏と、パッションO氏はよく食べる。

長瀞名物じゃがいもの味噌田楽?を一皿ペロリと食べ、さらに当店自慢の卵ピザを注文。
この人たちの胃袋と肝臓はどうなっているのか…。

タバスコまで自家製。クオリティはともかくできることは何でも自分達でやってみようというスタイルが楽しい。

しかし卵ピザはせっかくだから一口貰った。生地が卵。
長瀞は卵の地元産のいいのがあるのか、卵の質が良い。
この卵、翌朝大活躍することになる…。

長瀞不思議旅

2014-11-06 07:38:26 | 日記
続けて不思議な旅の話。

なんだかよくわからないが、知らないオジサン六人と長瀞温泉二泊三日旅行に行くという事になった。

私の人生にはたまにこういう事が起きる。ともかくも二泊三日で会費五千円というから参加することにした。
この辺り、ノリだけである。
楽しければ何でも良い。


長瀞。川下りも有名。


まずは上野御徒町集合。
改造キャンピングカーにオッサン七人は乗り込む。
テレビあり、冷蔵庫あり、ビールサーバーあり。間接照明まで施されて改造された車内は快適な空間で、ここですでに酒盛りが始まってしまう。

もちろん運転手のA氏は下戸だから飲まない。
だが、この元自衛隊というA氏、運転が荒いという噂。
走り出す。
確かに荒い。だがもう上野で一時間くらい飲んでからのスタートだから皆それも肴にして進む進む。



あっと言う間に到着。
長瀞ってこんなに東京から近いとは知らなかった。

サンフォレスト何とかというキャンプ場?
とにかく凄く人気で普通中々予約の取れない所らしい。
普通のテントスペースもあるが、写真にある様なトレーラーハウスでの宿泊が売りらしい。


トレーラーの大きさによって人数が決まっていて料金も変わってくる様だが、これはなんとも今までにない経験で面白い。



中にはキッチンあり、フカフカのベッドあり、トイレは水洗でとても綺麗だしシャワーまで完備していて、夏などはすぐ下の川で泳いだ後も快適に過ごせるだろうと思う。

ちなみにこのキャンプスペースと川の間に一本の道があるが、延々と桜並木が続いていて春はたまらなく綺麗だという。
オールシーズンで楽しめる所ということだろう。


登山部 (弱小) 4

2014-11-05 01:02:53 | 日記
登り始めてから2時間程だろうか。
早くも大菩薩峠の頂上に着いた。

峠だから "頂上" とは言わないのか?
その辺も今回は追求しない。



この日はあいにくの曇りだったが、晴れていれば眺めがかなり良いらしい。何しろ前出K姐さんはこの日で四回目の大菩薩峠らしい。
よっぽどお気に入りの様だ。

手軽に登れて、そこそこの勾配で登山感が味わえて、なおかつ景色が最高だとすれば我々の如き弱小集団にはうってつけの山かもしれない。

そしてお食事タイム。

この、弱小登山部も始めのころを思えば進化したものだ。
何人かが登山用ガスボンベを持ってきている。なんか登山部っぽい。
コーヒーが美味しく飲める。

牡蠣とか牛タンの缶詰まで持ってきている者もいて、まさか山で海のモノが温かく食べられるとは思わなかった。

そして相変わらずだが、山では何を食べても美味しい。
こればかりは味覚の問題ではない。
かつて富士山の八号目で食べたクリームパンのあまりの美味しさに皆驚愕し、「奇跡のクリームパン」と呼んでいた頃も懐かしい。

今やお湯にパックごと入れれば、ソース付きでパスタが茹で上がる商品を持参している。

そしてハッピータン。

(正確にはターンらしい。)


我々登山部では欠かせない一品。
その塩加減と、甘みとー 。
山では最強のお菓子である。

食事に夢中で、写真は一切とらなかったことはご容赦頂きたい。



さて、お腹も一杯になったし、下山へと向かう。

稜線を歩く。



まさに山を歩いているという気にさせてくれる。
これで景色がよかったら最高だろうが、雨が降らないだけでも十分である。
風が心地よい。




Sちゃん、いつよまにかぐっすり寝ている。うーん… 可愛い!



途中、沢が見えてくる。
水が澄んでいてきれい。
ついつい子供の様にはしゃいで、手を入れ顔を洗う。




やはり大菩薩峠は全体のコースが短めだから、下山もまた早い。
もうゴールは近い。
いつも皆この時間がくると、まだ帰りたくないよ…と愚痴を言い出す。

疲れていて、早く降りたいのにまだ戻りたくないー 。いつもそういう不思議な気分に山はさせてくれる。

やがて、元の登山口まで辿り着き、ややまったりとした時間を過ごす。
山の感想や次に行きたい山の話など、会話は尽きないが、今回ばかりはSちゃんを見ているだけで楽しく、話題の中心は常にSちゃんだった。



ちなみに「大菩薩峠」といえば中里介山の長編小説が有名で私も市川雷蔵の映画が真っ先に思い出されるが、それに触れてしまうととりとめがなくなるのでやめる。

市川雷蔵。しかしこういう和装での立ち姿の美しい役者は減ってきたものだ…。


こうして弱小登山部の一日は終わった。我々は山を去り、各々が再び車とバイクに別れ帰途についたー 。



弱小登山部はこの辺で、また次回。






登山部 (弱小) 3

2014-11-04 05:52:00 | 日記
ひたすら20号の旅も大月を過ぎてすぐ、139号という県道に入り、北上する。

暫くゆくと山道になり峠道の連続。
道を行くバイカーも増えてくる。

空気はさらに美味しくなり、甘みさえ覚える。
そして肌寒い。
東京ではまだ夏日だというこの時期、グリップヒーターのスイッチを入れ、手を温める。

そうこうする内に登山口に到着。
高井戸から約5時間。休憩をとりながら楽しい道のりだった。

車組みとも合流し、さっそく登山スタート。




実はこの登山部メンバーで集まるのは一年以上間が空いている。
各自でそれぞれ登ったりしている様だが、私自身は前回以来となる。

登山って何が面白かったんだっけ?
そんな話をしながら登りはじめた。
まあ その、話ながら登ること自体が私はけっこう好きなのだが。

久々に歩き出してみる。
ハイキング程度のコースだよと、聞いていた割にはけっこう勾配がキツイ。
早くも息がきれる。

しかし今回はK姐さんの娘、"山の神" ことMちゃんもいないし、みんなでちょこちょこ休憩をとりながら、のんびりと登る。
なにしろ弱小登山部だから問題ない。





もっと泣きじゃくったり、ただをこねるものかと思っていたSちゃんもザックの中で大人しくしている。
なんなら楽しそうなほど。
よくよく聞けばこのザックの中が大好きらしく、家でも意味もなく入ったりしているとか。
さすがは登山部親子の娘。

登り始めて程もなく、山特有の静けさが訪れる。
こればかりは実際に山に行って見ないとわからない。

どんなに都会で音のしない場所にいてもこの静けさだけは東京には存在しない。いや、平地にはない。
この静けさと、澄み切った空気。これこそ登山の醍醐味だったことをようやく私は思い出した。



それは全てを洗い出してくれるかのようである。
登山て何が面白いの?と聞かれても中々うまく答えられない理由も、行かなければわからないというー ようするに感覚的な話なのである。

(これが宇宙空間というそもそも音が存在しない場所までいってしまうと、逆に自分の鼓動と呼吸の音がハッキリ聞こえ出すのだという。

我々は生きている限り、自らの音を発している。だが生きていなければ音は聞けない。本当の "無音" とはどういう世界だろうか。
山が与えてくれる静けさは……
いや、小難しい思考は今回はやめておこう。)

山の楽しさを思い出してきた。そして一定量の身体運動。

適度にお腹も空いてくる…。