サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

君はストーカー ゆらぎ荘の幽奈さん 第59話「かるら様と秘密の部屋」 感想(週刊少年ジャンプ2017年20号)

2017-04-17 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                                            
                                        いやー今回はやられたわ。












正直に話すと、今週のような展開はまったく予想してませんでした
普通にシリアスバトルに突入して最終的に仲良くなるかつての龍神編のようなパターンだと思ってました
そしたら、父の仇どころか、ご存命だったとかいう斜め上の展開に完全にヤラれてしまいましたね(笑
勘の良い読者なら気付いてたと思うんですが、自分は勘が良くないので素直にビックリしてしまいましたね
いや~、正直、不意を突かれたのもあって、めちゃくちゃ面白かった・・・っていうのが本音ですね笑

それにしてもあの「コガラシ部屋」はインパクト大でした
あれじゃただのサイコストーカーじゃん、、、って感じなんですが笑
しかし、コガラシほどの手練れならファン自体はいてもまったくおかしくはないし、
逆にそこまでストーカーするほどに好きなんだなあ・・・って思うとかるら様が可愛くも思えてくる(笑
ある種絶妙な演出とキャラ設定に仕上がっていてその辺もまたミウラさん巧いな~って感じますね。
男子は基本寂しがり屋で単純だから、そこまで求めてもらうと嬉しいじゃないですか?
そもそも現実では求められてないですからね
これはこれで・・・
一種の夢なんじゃないかと(笑)。




メンズドリーム。


しかし、老人口調で主人公の事大好きっ子で、かるら様は最高のキャラクターですね。
なんでしょう、最初の登場で「コガラシの事憎んでるんだろうなー。」ってのがインプットされてるんですよ
インプットっていうか、まあぶっちゃけ「そうに違いない」っていう先入観による決めつけですよね
だからか、余計に意表を突かれて可愛く感じるというか、すっごくいとおしく感じるというかね。
最近ヒロイン視点のお話も増えてましたけどやっぱり本作の主人公はコガラシで
コガラシが好かれてると自分も嬉しい、
感情移入するんだな。。ってのを改めて実感したお話でもありました
かるら様があまりにもいじらしくて可愛すぎてかるら様ルートでもいいや。っていう刹那的な考えも抱いてしまうくらい(笑
個人的にはものっそい気に入ってしまったワンエピソードに仕上がっていました 俺もかるら様のものにされたいぜ

ただ、理屈的にも成り立っている展開になっている点も見逃せませんね
まさかあのハーレム風呂ですらただのサービスではなく今週に於ける伏線になっていたとは。。っていう。
そもそも、昔やったソープ回自体が「コガラシは搦め手に弱い」っていう示唆になってるんですもんね
コガラシは完璧超人に見えて、戦闘のタイプでは完全に脳筋系って事がよりはっきりとしたので
その点では便利過ぎない良さ、、、みたいなものも演出出来ててそこもまた秀逸かと
つまりは、
ゆらぎ荘はコガラシだけいれば安泰♪・・・って訳でもなく、
「みんながいるから」な、そういうチーム、、、チームというか、仲間の集まりなんだと。
そういう事実であり良さを間接的に伝えているシリーズにもなっている気がしてそこもまた好きなポイントですね。





一方、幽奈さんも幽奈さんで主人公属性を発揮していました
出来る/出来ないではなく、
やるかやらないか・・・
ただそれだけです
そして、それをやるだけの恩義を感じているか感じてないか、、、
そういう事なんですよね
まるで少年漫画の主人公みたいに、今までとは違う口調と勢いで思いの丈を叫ぶ幽奈さんを見て実直に胸が熱くなりました
そうそう、これだよこれ!っていうか、ホント少年漫画のテンションじゃん!って心から思えてそこもまた嬉しかったですね
幽奈さんの誠実で尊くて、勇気あるアクションに感動もしてしまった正によりどりみどりな話数に仕上がってました
ここからの展開は益々ニヤニヤ出来て、かつグッと来そうな展開になりそうで期待も大ですね
本当それぞれのキャラが良い子ばっかりなのもミウラさんの作品だなぁ、って気がしてすごく好きです
千紗希さんやこゆずは武力がない分看病という分野で役立っていたのもまた流石でした
かるら様もなんだかんだいって良いキャラになってくれそうな気もするし笑
マトラとのリベンジマッチも拝めそうだし来週もめっちゃ楽しみ
取り合えず、結婚は結婚で羨ましいですけどね(笑
本当に結婚したら物凄く強いお子さんが産まれそうです。まあ、その分嫉妬等も激しそうですが笑













個人的にやっぱ2度目の表紙飾らしてあげたいんで、
お好きな方は是非アンケの投函をお願いします
今週の展開は色々な意味で神ってたと思うんで(笑
これをきっかけにますます人気が上がっていく事を祈っています
それにしてもゆらぎ荘は改めて良いヒロインの宝庫だな、って思いました。つくづく。



【好きに理由はいらない】荻野純「好きになる」 感想(Lガールズ04掲載)

2017-04-15 | 荻野純











この日本という国では「好きなものを好き」というだけでも大変だ
不要なつっこみや横やりがバンバン入って来て平静を保つことすら困難だったりする
それは無駄な足並みの揃えだったり徒党を組むことで得られる安心感によるある種の・・・
「常識」という剣で「個性」という盾を容赦なく突き破る野蛮な行動に過ぎない。

例えば、暴力的な発言だったり批判覚悟の行為なら揚げ足取りや攻撃をされてもある程度の納得はあるけれど、
「人それぞれの好き」すらも許容されず矯正を促される社会が「まとも」だと断言出来るだろうか
他人の目を死ぬほど気にして、
波風立てないようにひっそりと生きる・・・
個人的に「それ」が幸福だとは到底思えないし、なんだか空しい(そのまんま空っぽ、ですね)気分なのが本音である。





個人的な考えだが、
「好き」に理由はないと思う。
他人の「好き」を許容出来ない人間は、
自分のものさしだけで勝手に判断しがちなきらいがある。
だけど、自分自身の「好き」の理由を問われていちいち事細かに合理的な説明が出来るだろうか。
例えば、“青い空が好き”なのに「気持ちいいから」以外の理由が必要だろうか?
そう・・・「好き」は決して選択するようなものじゃなく、
理屈ではない部分で身体が反応するものなのだ。

誰かの「好き」を許容して、
誰かの「結実」を祝福して、
自分の「好き」に対する意識を高めて、
自分は自分で「好き」に対してしっかりと邁進する・・・
それが最も正しいと思う歩み方なのに、
現状不必要な足の引っ張り合いで目を背けたくなるような光景ばかりである

要するに、他人の好き嫌いにあーだこーだ言ってる前に自分の人生をまずしっかり生きろよ(笑)って話ですね
本当にまっすぐでピュアな人は、自分の「好き」に夢中でそんな暇つぶしみたいな事をやっている暇すらないですよ。きっと。





最後、バスケットボールのシーンで
シュートを上手く決めて終わるオチもまた見事だった
人が本当に輝くときは、自分の「好き」に対してまっすぐなときだと思う
支えてくれる人がいるから、強くなれる・・・そう感じさせるワンシーンに仕上がっていて
作中で放たれたメッセージ性と共にバスケを使った演出もまた冴えていた一作だったと思う
荻野純さんの作家性が色濃く出ている作品だとも思ったので、ファンなら是非必見の作品になっています
個人的には、先輩があまりに良い人過ぎてそりゃ好きになるわなあ・・・って感じだったのが特に良かった(笑
先輩押しですね。








例えば、「世間的にはアレなのかもしれないけど、それでも自分はこれが好き。」ってものが仮にあなたにあったとしたら
それはそれでその火は消さずにずっと灯したままでおいて欲しいですね。それでも消えない想いこそ本当の「好き」ですよ。
間違いないです。




THE NOVEMBERS「Experimental experience」@新代田LIVE HOUSE FEVER 17.3.26

2017-04-13 | LIVE
                                           
                                      メンバープロデュースのワンマン全制覇です!!











この日は花と引き換えにオリジナルの音源がもらえる、という特典がありました
俺が選んだのは故郷である戸塚のドリームハイツに咲いている花でした
別に買っても良かったんですけど、
何かしらのドラマ性は必要なんじゃないか?と思って・・・そうでもないですかね(笑
無事にこの日「だけ」のオリジナル音源がもらえて良かったです。

この日は、全体的にホーリーな雰囲気で
普段ライブでは滅多に演奏しない楽曲も連発ってくらいに連発して、
他の日とはまた違った意味合いで特別なセットリストのような気がしました
俗的な言い方をすれば「レア曲祭り」とかなんでしょうけど、
ちゃんと全体的な流れが出来ていた上に、
それぞれの楽曲に演奏の必然性もあった気がして・・・
兎角、尊くて泣きそうになるくらいに胸が熱くなった一夜でもありました
メンバープロデュースのワンマン、どれも刺激的で個性的でおかわりしたいくらいに面白かった!
またクラブエルも無礼講もモダンカバーズもEEも続編を期待したいトコロです。
正直どれも有り得ないくらい破格的な名演ばっかりだったと思う。












いつも思うんですが、ノベンバの客層はファッションセンスが高すぎですね
この日はそれぞれお花持参だったので、余計に華やかで「うん?どの人もオシャレすぎだろ。。」と圧倒されてました
客層のオシャレセンスまで引き上げるノベンバは本当に生活に根差したバンドですね。行き始めた頃とは違う。


お花を渡して音源を頂き、
30分以上押していたこともあって待ち焦がれながらその時を今か今かと期待するオーディエンス
このライブは他のライブとは違って明確なコンセプトが明かされてなかったので、その意味合いでもワクワク感がありました
で、そんなワンマンは「tu m‵」からの始まりでした。丁寧にじっくりと聴かせる始まりにまずは陶酔。

2曲目は「救世なき巣」。はっきり言ってライブでは殆ど演奏しない、音源で聴いてね♪って曲なのに
当たり前のように演奏される光景に驚き&嬉しさがいっぱい。ほぼほぼ小林祐介オンステージ状態でしたが、
一人でも凄まじい爆音を奏でて圧倒的なカタルシスを生み出していたのに感銘を受けました。
やっぱりこんなバンド、ノーベンバーズ以外にはいないわ。

次の曲は「小声は此岸に響いて」、、、ってまたもレア曲かーい!
この辺でこのワンマンのコンセプトがなんとなく伝わって来ましたけど、
明言もせず最後まで「そこ」が曖昧だったのが逆に粋だったかな、と思います
この曲も意外と生で聴くとかなりの温かみが感じられてある意味ライブ向けだとも思えたアクトでした

陶酔的な構成は止まらず、個人的に大大大好きな「Sky Crawlers」が来たときはめちゃくちゃ嬉しかったね
決して盛り上がる曲調ではないだけに、一年ぶりに生で聴けて、この曲のメッセージを感じられて相当に感動しました
それと意外とリズミカルなので思った以上に身体が反応するライブ感もまた光ってて気持ちが良かった


準定番の「永遠の複製」「愛はなけなし」とお馴染みのナンバーも挟みつつ、強く響かせつつ、
轟音で酔わせる「あなたを愛したい」、そしてこれまた滅多に演奏しない「Dream of venus」と凄まじいセトリが続く
ここまでいつもやって当たり前の楽曲がほぼほぼ来てないあたりがこのワンマンの異常さを物語っています
しかも、そういう曲を演奏してなくても余裕で気持ちが良く、純粋に心酔出来てた辺りがまたノベンバの奥の深さを感じさせた
この曲はリリースツアー行けなかった身としてはようやく聴けて、しかも沁みるぐらいに良くて本当に嬉しかったですね
ビートの重みも存分に響かせてくれた好い演奏でした

アレンジも加えた「Gilmore guilt more」で一気にバンドは加速していき
そしてこれまた全ッ然演奏されない「strum und drang」とレア曲の大放出が続く
この曲はゼノやブラッドと被るから外されてたんでしょうけど、それらと遜色がないくらいにダイナミックでカッコよく感じた
音源以上にキレッキレのリフや「定番?」ってくらいまとまりの強いアンサンブルには流石に唸ってしまいました
かなり大袈裟に褒めちぎってるかもしれませんが、これら全部リアルな感想のつもりなんです
「Ghost rider」の疾走感たっぷりの好カバーを豪快に叩き付けた後、
「Blood Music.1985」「こわれる」とようやく聴き慣れた楽曲が飛び出し、ライブもクライマックスへ。

爆発力満点、
叫び散らすように歌われた「黒い虹」はラストの衝撃が観る度に大きくなっていく
この日も凄まじい爆音と共に絶唱する音像が強烈過ぎてその激しさにストレートに感動。
そしてまだまだ終わらないレア曲、「終わらない境界」はもう数年ぶりに生で聴いたのも手伝って
余計に良い具合に、胸に響く割合多めにしみじみと聴き入れた感触があって堪らなかった
この曲も本当に良かったな・・・と浸っていたら、
最後の曲は個人的にも思い入れの深い「holy」でした
以前は割と演奏する割合も高めの曲でしたが、気が付けばごぶさたでしたね
ふり絞るように優しく、そして儚く紡ぎだされる音と歌に酔い痴れながらこの夜は終わりを告げました。
素敵で、小林裕介の想いが全部詰まったような意義あるワンマン、ありがとうございました。











アンコールは、「Hallelujah」で、
まさかの楽屋に戻らず、そのまま「今からアンコールします。」という異例のアンコールでした(笑
この時小林裕介は饒舌にこれまでのワンマンを語り始めました
ケンゴ君の企画が特に嫌だったこと笑
高松くんのは楽しかったこと、
楽しかったけど、「俺たちは一体誰なんだろう?」という疑問も持ったこと(笑
自分の考えとは反する演出で盛り上がりまくってて今までのは何だったんだろう、と揺らぎが出たこと笑

でも、フロントマンあるあるとして自分一人でなんでもできると思いがちだ、と挙げ
実際は自分一人じゃ何にも出来ない、メンバーに助けられている。としみじみと語り、
この日のワンマンを集約するかのように高らかに鳴らされた「Hallelujah」は最も感動的で
このライブが終わってから20日ぐらい経ちますけど、今振り返っても泣きそうになるくらい胸に来るハレルヤに仕上がっていました
まるで、この夜だけではなく、それまでのメンバープロデュースのワンマンの全部を総括するような究極的な一曲でした
これを以って完結・・・
そう形容するにはもっとも相応しく、
尚且つ、12周年の始まりの歌としても素晴らしい、何度も褒めちぎりたいくらいの名演になってたかなあ、と
だから、単なる「レア曲大放出」的なライブだった訳でもない、各々の捉え方でより面白がれる公演になっていた感じ。
やはり、THE NOVEMBERSが自分に聴かせてくれる音、見せてくれる音は唯一無二で尊いものなんだな、って。
そうはっきりと思える、断言出来る、益々ノベンバを大好きになれる格別な一夜でしたね。
改めて、4公演のすべてに感謝を。

そして、今月から新しいツアーが始まります!
相変わらずいちノーベンバーズファンとして追いかけていくつもりなので、引き続きよろしくお願いしますね。
今年は大好きなバンドのツアーが多めなのですっげえ楽しみです。また逐一まとめ&注目していく予定。



ちょードキドキしてる たらぞお「ほっとすぽっと」 感想(快楽天2017年5月号)

2017-04-12 | 快楽天(たらぞお)
                                            
                                            ちょードキドキしたい。











誰にでも出来そうな仕事をやって、
誰かでも代替え可能な毎日を生きていると
不意に自分の存在が揺らぎそうになる
ロマンのない日常は人を腐らせる・・・
そういう事を本作を読んでいるとつくづく感じます。

まあ、要するに、仕事の後にこんな風に癒してもらいたいな、っていうか、
男の願望そのものな訳で・・・思わずキュンと来ちゃいましたよね(笑






このコマにはやられた。


なんでしょうね、
やってる事はシンプル極まりないんですけど
魅せ方が上手い、、、というか、作画と雰囲気作りのお陰で漫画自体に奥行きが出ている気がするというか、
シンプルに良い球投げてるな・・・というか。そういう誤魔化さないストレートな良さがある作品であり作家さんだと思いました
やってることは「ひたすらにイチャラブを描く」、ただそれだけなんですけど(笑
でも、普遍的なバカップルだからこそ、
もっともっと官能的に染まりたい欲求にゾクゾク出来る節があったし
純粋に可愛さのボルテージが常にマックスで目の保養的にも抜群なデビュー作であったかと思います。

面白いのは、女の子(千秋)の側から攻めてるのに、
逆にエロく攻め返されると恥ずかしさを垣間見せるギャップ・・・ギャップ?
そう、そのギャップのような何か、、、にグッと来る作品でもあったんですよね
やっぱり、いくら肉食系女子って言っても、一本調子じゃ物足りない
時には女の子らしい反応があった方が面白い、、、のが個人的な考え方なので
その意味だとそんな時折見せる羞恥心が良い具合にスパイスとして効いていたかと。





快楽天ブランドとしては、
あまりに素直な作風過ぎるきらいもあるんですけど
逆にこの天然なレベルの「擦れて無さ」は武器になるかな、とも思いました
本当にバカップルがイチャイチャしてるだけの内容なんですけど、
演出力が高いのか作画のねっとりした感じがいいのか、
そこまで薄い感覚はなく、
むしろガッツリ読めてしまう・・・という
ある種可能性を深く感じさせるデビュー作でもありました
ただただ純粋に、官能的に情熱的に求め合う二人。。
ただそれだけで、ここまで純で美しい物語として成立するのか、という凄さがありましたね。
また快楽天に期待出来る新人作家が入って来て色々な意味合いでワクワクしています笑









しかしまあ・・・
羨ましいな、オイ
爆発希望
いやいや、最高に微笑ましくて良かったです。
最新号の快楽天では特に推したい一作ですね。


武元うるかは決して負けヒロイン確定ではないという持論~「ぼくたちは勉強ができない」うるかに対する応援

2017-04-11 | 漫画特集
俺は武元うるかが大好きである。





先日、ぼーっとネットサーフィンしていると、
武元うるかに対して「絶対にくっ付かないだろうけど、好き」みたいな記述を見かけた
個人的にその意見に対して思うトコロがあったので、
半ば衝動的にうるかにはまだまだチャンスがあるんだ!という事をこの記事で証明したいと思う。きっちりと。しっぽりと。





「ぼく勉」には芯になるヒロインがいない



例えば、「ボンボン坂高校演劇部」なら真琴さん、「密・リターンズ!」なら理都先生、
「I's」なら伊織、「ニセコイ」なら千棘、「パジャマな彼女。」ならまくら、「恋染紅葉」なら紗奈、、、など
物語の起点になっていたり、或いはなんとなく「この子なんだろうな。。」ってヒロインがいるものである
しかし、「ぼく勉」の場合、物語の起点になっているヒロインが一人ではないし、「この子なんだろうな。。」って
そういう確信を持って言えるヒロインは現時点ではいないと思う(個人的判断)。
古橋さんも緒方さんも別に「どっちかがリードしています!」って状況ではないはず

ニセコイならホンコイになる話なんだろうな。って予見出来たし、
パジャかのだって「あくまで計佑とまくらのお話なんだろうな。」って感覚があった
だけど、そういう感覚は正直「ぼく勉」にはまだないので、つまりは後発のうるかにだって頑張り次第でチャンスはあるんですよね。


うるかは幼馴染である。



普通だったら逆なのだが、
「ぼく勉」の場合4話で出て来たうるかが主人公である成幸と最も結びつきが強い「幼馴染」として描かれている
近年のジャンプではぶっちゃけ幼馴染のキャラが結構恋愛抗争に於ける勝利を手にしている(パジャかの、ラブラッシュ!など)ので、
その流れからすると、ある意味先に出て来た二人のがポッと出っちゃあポッと出じゃないですか(笑)。
あくまで設定上はね・・・。
でも、主人公と元々仲がいい分、他キャラ主体の回でも堂々と存在感を発揮出来る強みがあるし、
事実この10回までで実に3回も単独ソロ回を獲得しているし、
尚且つ先述のように緒方さんや古橋さんメインのお話にもちゃっかりサブヒロインとして出番を獲得してるんですよね
最近緒方さんメインの回には古橋さんあんま出番ないし、古橋さん回では緒方さんの出番が薄い
つまり、ある意味筒井さん的に最も動かしやすく、更にジェラシーを魅せられるのがこのうるかだと現時点では感じてるんですね。


西野つかさ伝説を再考。



「いちご100%」を初回だけで判断するなら、
明らかに真中と東城の物語であって、西野つかさは物語を盛り上げる為の当て馬でしょう
しかし、読者人気の高さもあって(なのかどうかは正直分らんが)最終的にはまさかの西野ルートが実現した
この例を加味すると、読者人気次第では、「最も人気が高いうるかルートで!」という判断に辿り着く可能性もあります

しかも、「いちご100%」のように軸となるヒロインがいない「ぼく勉」ですから、
ある意味「いちご100%」よりも柔軟に「その時の流れ」に身を委ねやすい漫画だとも言えるんですよね
事実、“2度目のセンターカラー”という「明らかな勝負回」にうるか単独、それもうるか以外出番がない話を持って来た・・・
この意義はかなり大きいです。カラーも全員集合の中でうるかが最も良い扱いになってますし、
純粋なキャラ人気を反映している可能性も否定出来ない、と持論ですが思います。


うるかが出て来てから物語自体もより面白くなった。



うるかが出てくる前も正直「面白い。」と思ってました
特に主人公の妹の名前が「水希」なのは河下リスペクトを感じさせて(笑
とってもニコニコしちゃったりしてたんですが、うるかが出て来てから確かな「チームワーク」が出て来たように思う
それまでは若干他人行儀というか、多少ぎこちない一面も目立ってたのが、
今やみんなで力を合わせても違和感のない展開になって来たのはたしかな事実だと思う
つまり、この漫画が人気的にも良い具合になって来たのはうるかの力も加味されていると予想している
そんな中心人物となりつつあるうるかな訳だから、まさか当て馬的な扱いをするわけがない!・・・という個人的な願望です(笑


一番可愛いから。



理由になってないじゃん。。
そういう見方をされるかもしれません
が、嘲笑を覚悟して書きますが、これはマジです(真顔)
明らかに一番成幸に恋してるし、
誰よりも成幸を想っているし、
何より他の二人よりも成幸と結ばれる為に努力しているから。。
そんな子が、報われないとは考えたくはない。

ちなみに、他の二人が成幸に必死にアプローチしてないのはある意味当然なんですよね
出会ってうるかほど時間が経ってる訳じゃないし、確かな好意を抱いてる訳でもない
しかしそれは逆に言えば自覚が早い分うるかがややリードしている可能性もある。。と、個人的には思う

恋愛に不慣れな分、いちいち成幸とのコミュにドキドキしちゃってたり、
一緒にいるだけでも幸福を感じている健気な姿だったり・・・
緒方さん、古橋さんもめっちゃ可愛いと思いますが、
性格と表情の本気度ではうるかが群を抜いているとはっきりと感じます
純粋に、俺はこの子が一番好きだからこの子とくっ付いて欲しい。。って願望も相当数入っている記事ですけど(笑
でも「絶対に報われない」とまで言い切れるか?とは正直に思ったので、カウンター&一緒に応援しましょうよ!という意味合いで
この記事をUPさせてもらいました。俺&当ブログは武元うるかを全力で応援します!!でも古橋さんと緒方さんのエピも楽しみます









しかし、今週は心から素晴らしかった・・・!!
終始ニヤニヤしてしまったくらいに、思春期のときめき詰まりまくりな傑作回で、
取り合えず「ラブコメ好き」を名乗る方ならば読んで損はないクオリティに仕上がってるかな、と。
ある意味「パジャマな彼女。」のまくら以来のクオリティの幼馴染ヒロインに思えて来た。ちなみにアンケートも毎週入れてます。



至高の女子プロレス ゆらぎ荘の幽奈さん 第58話「“かるら”と“マトラ”」 感想(週刊少年ジャンプ2017年19号)

2017-04-10 | ゆらぎ荘の幽奈さん
                                          
                                        構図がいちいち格好良い(笑)。












コガラシは父の仇・・・というのをストレートに解釈すると、
かるらの親父が悪い妖怪でそれを退治したから~って事になるんでしょうか
それとも、また何か別の理由があったりするのか。。色々な意味で気になって来ました
すぐに陥落される訳じゃなく、マトラも含めて相当の実力派っぽくてワクワクしてきちゃいましたね
っていうかナッパとベジータみたいだな笑

なんかいきなりやってきて、それまでの強キャラを全員完膚なきまでに蹴散らして、
ややインフレ気味のバトル模様を見せつける感じが読んでてDB的だな~、とか思ったんですが
このままみんなで修行展開にも入ったりするんでしょうか
まあ、
「バトル漫画みたい」ってセルフツッコミが入ってた事から考えるとそれはないんでしょうけど
正直存外に燃える展開だな、というか、特に朧ちゃんあたりにはリベンジして欲しいな。って実直に思ってしまった。

それにしても、「戦えないメンバー」だと思ってた幽奈さんが意外と最後の抵抗を見せてたのに驚きです
でもそうなると、バトル的に戦力外なのは千紗希さんだけな気がしますが・・・
他のメンバーは曲がりなりにも戦えるキャラばかりなんですよね
そう考えると唯一の(まともな)人間キャラである千紗希さんの個性が逆に際立つような気もする
正直今週の彼女のリアクションとか面白かったしね笑





それにしても、かるら様は美しいですね~
美しいだけじゃなく、おっぱいも大きくて(笑)
今から陥落の瞬間が楽しみになってしまうスペックだったんですけど、
まだまだ展開的には気高い強キャラとして描いていきそうな「じらし」がまたニクいです
それに加えて、女王様的なSな表情(16ページ目3コマ目)もゾクゾク出来て良かったですし
思ってた以上に良キャラな予感と感触があってその意味でも最高な話数でした

マトラは、まさかの典型的な「バトルバカ」キャラで笑
これまた今までにはいなかったタイプのキャラですね
若干出る漫画間違えてるような気もする
しかし、そんな“ズレ”もまた効果的で面白い
先週のカットを見る限りもっと狡猾で他人を見下すタイプのキャラにも予想してたんですが、
むしろ限りなく戦いに関して純粋で、素直に強さを求める無垢な面が意外と可愛くて素敵に思えました

なんか、想像してた以上に新キャラ二人のキャラが立ってるな。というか、
確かにどっちも今までにはなかったキャラ(この漫画的にね)なので、新鮮味があって面白かったですね
バトルバカのマトラも可愛かったし、女王様気質なかるら様もゾクゾクするような要素があって期待出来る
最終的にどんなポジションに落ち着くのかはまだ分かりませんが、京都編もまた龍神編みたく名エピソードになりそうで楽しみです。


それにしても今週は女子プロレスみたいでしたね
あられもない姿で、ガチンコでやりあう姿は正に女子プロレス的な楽しさがありました
幽奈さんのセルフツッコミも含めて割と王道ってよりかは変化球的な展開ではありますが、
ある意味「女の子の色気のある姿を描く」というコンセプト的にはむしろこれまででも随一だった気もする
「コガラシが連れ去られる」という今までに無かった展開なのも含めて今後の顛末に注目ですね
そしてあのソープ回(笑)がまさかの「変化の術に弱い」という伏線に(結果的には)なっているトコロもすげーと思いました
ミウラさんそういうとこも流石だわ。。と感心しつつ、「謎の二人組がそれまでの強キャラを蹴散らす」
「京都で長編」というのはある意味ジャンプ的には伝統で王道な展開なので(笑
様々な意味合いで来週以降も見守っていきたいです
あと何気に夜々ちゃんが「運勢操作は?」って確認してるのが良かった。意外と機転が利いてて。













ジャンプの漫画は昔から1周年のタイミングで新展開を仕掛けてくる事が多い気がする
ゆらぎ荘もその例に漏れず新展開を繰り出して来ましたが、思ってた以上に本格的なバトル描写と、
尚且つ官能的な視点も忘れない巧さも手伝って中々面白い出だしになってて良かったかな、と。
完膚なきまでやられたキャラのリベンジ、、、という視点でも楽しめそうですし、
これまたゆらぎ荘の多角性を見せつけるシリーズになりそうです。
何より新キャラがきっちりと魅力的なのが良い。




THE NOVEMBERS「CLUB L'」@新代田LIVE HOUSE FEVER 17.3.12

2017-04-09 | LIVE
                                           
                                           1か月前ですが。。









ラルクの25周年記念ライブが終わったタイミングなので逆にいいかな、と(笑
まさに「高松くんの為の夜」という内容でしたが、これはこれで今までに全く見たことのないようなライブでした
逆にこういうライブをするバンドって他にいるのか?っていう・・・笑
正直面白すぎますよ、THE NOVEMBERSは。

このレポはS'Ai~kyo~boyがお送ります(ドヤ顔)。












まず着くと高松氏のDJ(ラルクしかかけない)から始まりました
ラルクの熱狂的ファンであるベース高松氏プロデュースの「CLUB L'」、
兎角ラルクの曲をバンバン流し、カバーし、SEまでも一部ラルクにする、、、という
あまりの徹底っぷりが凄かったですね
ここまで振り切ってれば逆にオリジナルなのでは?って感じるクオリティでした
正直こういうライブは未経験だし、ファンの延長線上的なアプローチの公演も中々ないので(そりゃそうだ)、
その意味では見る光景見る光景が凄まじすぎてニヤニヤが止まらない一夜でしたね。

まず、アルバム毎に均等に選曲する高松くんの構成が良かったですね
かと思えば、シングル「wings flap」のあのデカジャケを抱えて堂々と流したりと
往年の名曲から最新の楽曲まできっちり流すあたりにラルク愛を感じました
そして、当然のようにラルクのタオルを持って盛り上がる観客がいたり、
正直誰のライブなんだ?ってくらい雰囲気が異様で笑えました(もちろん痛快な意味で!)。


オープニングアクトに小林祐介がソロで登場、
hyde氏のソロ曲「evergreen」をしっとりと繊細に響かせ、
更にビデオシングルだった「眠りによせて」のカバーまで披露。
本家じゃ絶対やらんだろうなあ。。って楽曲をぶち込んでくるセンスに感動
またこの2曲と小林裕介のボーカルとの親和性も抜群で思わず聴き惚れてしまうクオリティでした。

バンドで登場してからは、
「get out from the shell」、そしてオリジナル曲である「Rhapsody in beauty」と激しくも美しい楽曲群で魅せていく
更にこれは絶対に来るだろうな~と確信を持っていた個人的に大好きな一曲「風」が来て大興奮!
その圧倒的な優雅さに浸りつつ、「はじまりの教会」と懐かしめのナンバーも織り込んでいく。

最初にラルクをカバーした楽曲、「cradle」の渋いカバーをじっくり聴かせて、
珍しい曲である「裸のミンク」をこれまたエレガントに、酔い痴れるクオリティでもって響かせる
この曲はかなり久々に聴いた楽曲だったのが、以前以上にこなれた演奏に仕上がっていて正直驚いた
そしてヘドバン出来るくらいのトリップ感を携えて演奏された「ただ遠くへ」もリリースツアーの時以上に、
全体的なクオリティがアップしていてやはりノーベンバーズはリリースツアーを終えてからがより一層面白い。と
そんな想いに浸れてしまった相応の名演でしたね。
まるで海の底を漂っているかのような感覚に陥れたサイケな一幕だった。


「Flower of life」の美しくも足掻いている絶妙な音像、
ロマンチックな悲しみに陶酔してしまう「Romance」とラルクを思わせるノベンバの曲、を中心に据えてるからか、
全体的にグッドメロディの楽曲が多くて激しくもダークな楽曲はあまり演奏されなかった
それもまた新鮮で面白くて図らずもいつもとは違ったテイストのライブに仕上がっているようにも思えた
更に個人的にも大好きな「LOVE FLIES」のカバーも披露、
この日唯一の?ヒットナンバーのカバー、という事で思わず「おっ」と思ってしまった
また意外とこの曲がノーベンバーズにも似合っていてラルクが憑依したかのようなクオリティに驚き
こりゃいいもん観たわ・・・!と深々と感じつつ、楽しすぎたライブも終盤に突入。

「dogma」で叫び散らし、
「鉄の夢」で空間を引き裂き、
「1000年」で轟音を思い切り叩き付ける。
今までとは打って変わってロック・モードな流れに興奮しつつ、
「236745981」とオルタナティブなロックンロールもガンガン演奏していく攻撃性に惚れ惚れもしてしまったライブ
きっちりと「ノベンバらしさ」も打ち込んだ上で、最後はドラマティックなバラッド「ceremony」、
そして美メロが光る「美しい日」とコンセプチュアルを貫き通して本編は終了
特にセレモニーは今やレア曲になりつつあるので余計嬉しかった
また生で聴くと温かみも抜群でそこもまた良かったし、
何より歌が丁寧に丁寧に紡がれてたのが最高だったかな、と。本当に素晴らしい公演をどうもありがとうございました。








1.evergreen(K'Oba~ya~shi)
2.眠りによせて(K'Oba~ya~shi)
3.get out from the shell
4.Rhapsody in beauty
5.風
6.はじまりの教会
7.cradle
8.裸のミンク
9.ただ遠くへ
10.Flower of life
11.Romance
12.LOVE FLIES
13.dogma
14.鉄の夢
15.1000年
16.236745981
17.ceremony
18.美しい日

19.In the Air
20.TIME SLIP
21.きれいな海へ








アンコールでもラルクのカバーを立て続けに披露、
シングル曲ではなくアルバム曲だったのでそこまで大きなリアクションは無かったんですが
それでもラルク愛を感じさせる好カバーで逆にガチな感じが伝わって来ました
更に、最後の最後は美しくもダンサブルな「きれいな海へ」って事で・・・
どこまで「っぽさ」に拘るの!?ってくらい美メロを追求し切った夜に本心から感動しましたね
またこの時の「きれいな海へ」が本当にキラキラしてて堂々とした立ち振る舞いで格好良かったんですよね
決してブチ上げナンバーって訳じゃない、バラードでもないこういう曲でもライブを締められる・・・
それこそが今のTHE NOVEMBERSなんだよな。って気がしていちファンとして誇らしくもなれた夜でした
カバー曲もめっちゃ良かったし、ラルクを感じさせる~というオリジナルな選曲も新鮮で面白かったし酔い痴れられたし、
高松くんのこだわりのDJも良かったし(笑)。存外に素晴らしいワンマンとして成り立っていた一日でしたね

個人的なベストアクトは、「ただ遠くへ」で。この曲も今度のツアーでまた聴けるといいな。




【目指すは“素敵な自分”】アニメ「ひなこのーと」 第1話 とくぎは、かかしです 感想

2017-04-08 | ひなこのーと
                                          
                                             始まったね。












色々書きたい事はあるんだけど、
何から書こうかな(笑)。
う~ん、まず、現代のアニメを観るのは久しぶりでした
今年に入ってから「きんぎょ注意報!」「怪盗セイントテール」「きこちゃんすまいる」「姫ちゃんのリボン」などなど
昔のアニメばっかり観てたんですよ DVDやBD、ビデオなどでね。だから、ちょっと緊張したというか(笑
なんだか逆に懐かしい気分でしたね 「ああ、最近のアニメってこういう感じだったっけ。」という。

そして、始まってから数分はなんだか恥ずかしかったです
馴染みのキャラが動いてる衝撃というか、
近所の子が舞台に立ってる感覚というか・・・笑
ああ、好きな原作がアニメ化される、ってこういう感覚だったんだなあ。とまたも懐かしい気分になりました
気が付けば「妹ちょ。」以来約3年ぶりに“大好きな漫画のアニメ化”を味わったんですが、
逆に言えば約3年以上コミックス追いかけてる漫画がアニメ化とは無縁だったんですね
それはそれで凄い話ですが・・・。凄いというか、ハードコアというか笑 ちなみにその時も小倉唯がメインキャラの一人でした。



高橋丈夫さんだから、表情等がエロいんだね(嬉)


コミックキューンを初めて買った時の表紙が「ひなこのーと」だったんです
その時はコミックキューン自体を気に入ってってよりは、
今村朝希さんという好きな漫画家の読み切りが載るので買っただけだったんですけど、
その後今村さんが連載を始めてから他の漫画も読むようになってその流れで「ひなこのーと」も好きになりました
そういう経緯があったからなのか、自分でも思ってた以上に思い入れの強い作品で1話を観ている時も感慨深さがありました

やはり、原作を全然知らない、観たこともないアニメよりも
自分の好きな原作だったりキャラが動いていると嬉しさも全然違うんだな。。って思いました
勿論、原作を全然知らなくても気に入るパターンもめいっぱいあるんですけど、
今の自分にとってはやはりこういうパターンが少なくなって来ているので(ハードコアだからかなあ?笑)、
なんかそういう感覚がすごく新鮮でしたし、観ている時もアドレナリン出っ放しで超楽しかったんですよね。



カワイイ。


また、作画とテンポ、キャスティングや丈夫さんのセンスまで含めて純粋に良い仕上がりだったとも思います
全体的にシックなテイストであんまり派手派手にしてない配慮が原作ファンに気を遣ってて凄く良かった
特にひな子の声が本当に自信なさげで素で小さい感じの声になってるのがとても粋でしたね
アニメ声ではあるんだけど、そこまでアニメアニメさせてない感じの絶妙さ?が、「ひなこのーと」には合ってて良かったかな、と。
勿論OPEDは思い切り現代的なアニソンなんですけど(笑)でもそこまでシックにしちゃったら流石に地味過ぎますからね、
それはそれで正解かな、って思う。

ファンタジスタで不思議っ子な印象のくーちゃん、お姉さんぶってるトコロが可愛いまゆ、
おしとやかでワガママボディな大家さん、そしてかかしという一芸が個性的で光っている主人公のひな子・・・と
キャラの立たせ方も上手く、きちんと「ひなこのーと」の魅力をアピール出来ていた1話にもなっているように思えて、
いち原作ファンとしては及第点をあげられる、正に合格通知進呈不可避な初回だったと思います(←こいつ何様?笑
くーちゃんの異常さをポップに見せる演出、ひな子の可愛さを癒し要素含めて魅せる演出は
アニメならではの手腕だと思いますし、純粋に面白いのではないかな。と
昔ながらのコメディアニメ好きにもおススメしたい新作です。
 


おいしそう(素直な感想)


「ひなこのーと」は、タイトルと主題歌だけ聴けばいわゆる「日常系」っぽいが、
実際は日常系のようでいて日常系とはちょっと違うアニメ(漫画)だと思う
まず、主人公のひな子に「明確な目的」があること
かかしを卒業する、
人とまともに話せるようになる、
そして、自分の劇団を立ち上げて成功させる、、、という「夢」に似た曖昧ではない目標がある
ある意味少年誌的な目標でもあるので、その意味では「一歩一歩着実に進む堅実な物語性」が楽しめる作品ではあるし、
アニメでも、、、というか、嬉しい事にコミックキューン初の30分アニメでもあるので(満面の笑み)、
時間が漫画よりも多い分、「そこ」をより丁寧に描いてくれそうな期待がある
というかこの1話を観て期待が確信に変わりつつある
特に原作のひととせ初公演のお話は、
すっごく良い話だったのだが連載誌が4コマ誌なのでそこまでじっくり演劇自体を描けなかった節があったので、
アニメならば(原作ストックがそう多くないのも手伝って)本格的に描いてくれるんじゃないかと
その時が今から楽しみですし、そう期待させるだけのポテンシャルを感じさせる初回でした
全体的に物静かでヒーリング的な雰囲気にわちゃわちゃし過ぎてないキャスティング等
アニメスタッフの原作理解の深さも感じれて、それもまた嬉しかった。感動しました。来週もめっちゃ楽しみです。












なんか、色々書いてきましたけど、
純粋に「好きな漫画がいい感じでアニメ化されてすっごく良い気分だった。」ってのが要約した感想ですかね(笑
しかもそれを3年以上ぶりに味わったんで、そりゃもうテンションの高い感想になるわなあ、、、と笑
かかし設定の再現度やくーちゃんの設定の広げ方など原作ファンならニヤニヤする箇所多し
自分みたいに枠の時間やクオリティを心配してた原作ファンにもバッチリなアニメに仕上がっております
今からBDの発売も楽しみです!

構成自体は原作の1~2話をほぼほぼやって、3話のラストをオチに持って来た感じ。
初回で小劇団の発足が提示されて終わる~という、方向性と物語の目的を早めに示唆出来た良い構成だったかと思います
この調子で、いけいけゴーゴージャンプ!って感じで(古い?笑)、良いアニメ化にしてあげて欲しいですね
至福の30分間でした。

あと、昔書いた「ひなこのーと」の感想が昨日の(当ブログの)アクセスランキング1位だったのも嬉しかった(笑)。



「ひなこのーと」のススメ~TVアニメ放送直前記念

2017-04-07 | ひなこのーと
ついに始まりますね。










今夜、「ひなこのーと」のアニメが始まる
それ自体はとっても楽しみだし、喜ばしい出来事ではあるのだが
最近はアニメ化という出来事自体にあまり素直に心が躍らなくなって来ている
理由は2つある。
①メジャーになってしまう

・・・いやいや、こんな中学生のような事を思わんでも・・・笑
でもなんか、漫画とアニメって全然違うものだし、意外とファン層も被ってないんですよ
だからちょっと、漫画は漫画のままで、、、みたいな、ワガママな気持ちもあるというのが個人的な本音だ
まあでもそれでもチェック不可避なあたりはやっぱり気になっちゃってるんだろうな。とは思う。

②クオリティが気になる

昔はアニメ化ってだけでただただ純粋に嬉しかったんですけど、
今はSNS全盛の時代な訳で、ただただ純粋に観ていた頃とは違うんですよね
兎角野暮な視点の嵐なイメージが強いので、やっぱり「そこ」は気になってしまうんですけど
でも最近は割とシャットアウトしてるというか、ほぼほぼ自分の感想オンリーな感じにはなってるので
それさえ徹底してればまた子供の頃みたいに純粋に観れるのかな。。って気はしています
なんでも玄人化しちゃうとちょっと堪らないというか、
ちょっと自分自身が今の時代に合わないのかもしれません。







ひなこのーとを本格的に好きになったのは2巻に入っているひととせの初公演のお話です
究極的にエロい扉絵と、美少女4コマとは思えぬ露骨なサービスカットの連発に度肝を抜かれた記憶があります
ぶっちゃけて言えば、単純に「お世話になった。」というレベルだったんですが(笑)、
つまりはお色気と日常的雰囲気を両立させているところにこの作者のセンスを感じたんですよね





この4コマもエロくてエロくて・・・
画力も表現力も半端ないな、、、と思いつつ、
その圧倒的な「可愛さ」といいキューンの中でも飛び抜けてキャッチーな漫画であると思います
初期の頃はまだ絵柄がもっさり(といいつつ、かなり上手い)してるんですけど、2巻目になると相当洗練されていて
正直その美麗すぎる絵を眺めてるだけでも眼福気味な漫画に進化しているのが更なる凄みを感じさせますね。







ただ、お話も真っ当に面白い。
どちらかと言えば、一歩一歩真面目に歩んでいくというか、
俺の好きな「堅実な」方向性の話運びに仕上がっているので、
読んでいて気持ちが良い。
主人公のひなこが最初からダメダメな分、
着実に成長が提示しやすいタイプのストーリーにもなっているので
その点ではアニメ向きなのかもしれない、、、とは思います
大体2巻分の範疇で終わるのかな。。とは予想してますが(最後はひととせの初公演をアニメで再現して終わり、かな?)、
その分丁寧に描いてくれそうな期待、、、というか、予感もあったりして、その意味合いでも楽しみです
気が付けば90年代のアニメばっかり観ているノスタルジー野郎になっちゃってますが、
これはきちんと観よう!って思ってます
なぜなら、原作ファンだから。。という事で。





ネタもきっちり面白い
1巻よりも2巻の方がはっちゃっけてて好みかな(笑
ひなこのかかし化も絶好調だし、まゆちゃんの人形化(紅潮)も絶好調笑
女の子同士のストレートないちゃいちゃ模様も観ていて純粋に楽しくなって来てるし、
キャラのお色気もどんどん増して来て美少女版ラーメン二郎みたいな漫画になっているのが凄いです
可愛さあり、いちゃいちゃあり、クスクスあり、エロあり、ほっこりあり、、、となんでもござれのスタンスですね
この手の作品の中では、誤魔化しも奇を衒うことも一切していない正真正銘のストレートを投げ込んで来てるのが潔くて格好良い
アニメでどれだけ原作の可愛さと官能っぷりが再現されるのか、期待しながら注視していきたいと思います。押忍。












個人的にはひな子のコミュ障っぷりと健気なところが大好きです
いつでも弱気で、自分に自信がなくて、それでも一生懸命頑張ってて。。っていう、
正に自分の好みドンピシャな主人公に仕上がってるので、それもあって素直に好きになったのかもしれない
なんにせよ、久々に「自分の好きな漫画がアニメになる」現象に立ち会えるのは純粋に楽しみ。是非。




ルーキーヤンキー/シロップ16グラム~全部試してから死ね

2017-04-06 | お気に入りの楽曲











本当の事ばかり言う人を信じない

偉い人の言うことはひとつ
“使われるな 馬鹿を騙せ” (Rookie Yankee/syrup16g)




「誠実さ」とは裏腹ななすりつけ合いや騙し合いに心が擦り切れてしまって、
その上他人と比べて要領やツキが薄い自分にも呆れ果てて、
先週からずっとダウナーモードに入っていました
特に今週の月曜日は、
仕事中に自分の中の「何か」が切れてしまって、このまま途中放棄してどこか遠くへ電車に乗って旅に出て、
そのままどこかでのたれ死のう。なんて考えてしまったくらい追い詰められていました

だけど、別に生命線が危ういような生活をしてる訳じゃないし、
特に際立って不健康な身体な訳でもない
そんな自分が何故そこまでの考えに至ってしまったのか、、、と考えると至極不思議なんですけど、
まあ結局どんな状況だったとしても人間は「そういう生き物」なんだろうな。。とは思いました。

馬鹿を騙して、したり顔の人たちの存在を考えると
純粋で、素直でいればいるほどに損をする世の中だなあ。って思えて
それならそれで自分も腹黒く、、、とは正直なれなくて
っていうか、
そうまでして生きる理由は何??って思ったんですけど・・・
う~ん、今はちょっと(精神的には)マシなんですけど、あまりにも他人と比べて人生上手く回せてる感覚が薄くてね、
なんか嫌になっちゃったというか、まあ前向きな思想が粉々になっちゃったのが本音ではあるんですよね。




死ぬのだ
死ぬまで 全部搾って

人の気持ちも 固有の気持ちも
搾りきって 全部で死のう (Rookie Yankee/syrup16g)





でも、今週仕事中になんとかこういう気持ちに答えを出そう。ってずっと考えてて、
家帰っても夜が深くなれば深くなるほど死にたい気持ちになって、朝にリセットされて、、、ってのが続いてて(笑
ただ、なんか今日思ったのは、「自分はまだ全部を試したわけではない。」って事ですね
こういう記事書いてると誤解されそうなんですが、四六時中こんな気分って訳ではないんですよ
浮き沈みが激しいだけであって、勿論いい感じの気分になってる時もあったりして、
でも自分はまだ、考えられる範疇の「努力」を全部し尽くしたのか?・・・・・って思うと
そんなことは全然ないわけで。
まだまだ自分を幸せにするための色々な方法が残ってるんじゃないか?ってふと考えたんですよね
まだ手付かずだった興味や、自分の可能性を引き出す為に普段やってない(持ってない)事や物にタッチしたっていいんだし、
「試してない事」「試したい事」がまだ自分にはけっこうあるなあ。。という“答え”に、考えに考えを重ねてようやくたどり着いたんです
それからでも遅くはないというか、
考え続けることが一種の救いでもあるのでは?とも感じました

逆に言えば、自分を落とし続けて良かったな。とか思ってたりもします
無理矢理ハッピーを装わずに素直にネガティブなまんまでいて良かったな。というか、
そうじゃなきゃ、ここまで一旦の答えを出すこともなく自分を誤魔化してただけだったんだろうな。って思いますから、
やっぱり自分は自分らしい歩み方で自分だけの道筋を辿りたいな、、、と改めて思えたこの1週間だったのでした。
取り合えず、徐々に復活していく予定・・・です笑









今日も「darc」聴きながら帰りましたが、
やっぱこのアルバム自分大好きですわ。今の自分にも似合う。