祝！表紙＆巻頭カラー ゆらぎ荘の幽奈さん 第69話「バレンタイン狂想曲③」 感想（週刊少年ジャンプ2017年31号）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　素敵じゃん。












うーん、やっぱり表紙は格別ですね
っていうか、正直巻頭よりも表紙の方が好きかもしれません
巻頭カラーも勿論嬉しいんですけど、表紙っていうのは雑誌の顔な訳でしょ
それを考えると・・・やっぱり嬉しいですね（笑）
個人的には狭霧のちょっと意地悪な表情がツボでした。なんだかんだで羨ましいっていう笑

人気投票の結果に関しては、ほぼほぼ順当と言えば順当な結果でしたが
中でも呑子さんの4位とコガラシの6位に注目ですかね
夜々とか雲雀を押しのけて彼彼女らは上位にランクインしている訳で、
出番とか男である事を考えると相当健闘した、、、と考えていいんじゃないですかね
特にコガラシが雲雀より上なのはちゃんとコガラシ自体も魅力的だと思われてる揺るぎない証拠な気がしてね
「ヒロインだけじゃないんですよ。」っていうのを結果として見せられたかな～って思います
しかもお色気中心の作品で上位と言えば上位ですからね　でも、格好良いから当たり前だけどね笑




可愛い。まじヒロイン


このコマを見た時、
「いやいや、あんたはそれぐらいしてもらう価値のある男だよ。」って素直に思えました
昔は「なんでこんな冴えない普通の奴が！？ムキーッ」っていうのが暗黙の様式美だったんですが
この漫画を見ていると、そういう時代は終わりつつあるのかな。。ってのを実感します
ゆらぎ荘では誰よりも働きもので、
男らしいタフでストロングな点も目立っていて、
何より色々な事に一生懸命で真面目な様が評価されてるんでしょう
あと、ルックスね。これも正直重要なんですよね
中身が良ければ、、、っていうのは個人的には言い訳に感じる部分もありますからね
女の子たちの好意に謙虚に戸惑ってしまうドヤ顔感の無さもまた魅力的な部分なんでしょうね
この一年以上コガラシをずっと絶賛して来ましたけど、そうやって絶賛し続けられる、本音でそう思える男、、、っていうのも
貴重と言えば貴重な気はします　この漫画はね、ある種コガラシの魅力で成り立っている部分が強いんですよ
そう考えると少年誌的に言えばそこがこの漫画の最も「新しい」部分であり、
逆に言えば今後この漫画のフォロワーみたいな作品も出てきそうだな。。って個人的に思いました

今まで少年誌のラブコメはヒロインズを目立たせる為に男は地味で目立たない差し障りの無い奴～というのが
ある種セオリーだった訳で、コガラシの場合はヒロインを食っちゃうくらいに格好良い点がオリジナリティだと言えます
それを普通のイケメンではなく、やや古風ないで立ちにする事で嫌味な部分を消しているテクニックといい
ミウラさんの才覚が存分に発揮されている本作はやはり表紙巻頭を得るだけの価値があったんじゃないか、と思います
今回も、幽奈さんのチョコを渡したい気持ちを察して敢えて二人きりの時を演出してくれた・・・
そういうスムーズな手さばきも見事で、尚且つ謙虚な振る舞いも忘れない、、、と
ドヤ顔感が全くなかった作劇もまた賞賛に値するものだったと思います
それでいて、
最後に幽奈さんに疑似告白（？）された時のコガラシの表情が、もう・・・！！
恋する男の子そのもので、なんか、そういう思春期な感じ、、、も、また素敵過ぎる！
ある意味1周年の巻頭以上に1周年に相応しい総括的なエピソードに仕上がってると思ったので
ファンはマストバイなのは勿論、これを入口にして欲しいと思えるくらい素晴らしい名話になってるんじゃないかな、と
お世辞ではなく、本音でそう思いました。いや、本当にコガラシの素晴らしさに触れないのはラブコメ好きの方は勿体ないです。

また、その時の幽奈さんの表情は正に天使そのものでした・・・！
一時期出番が減ってヒロインズが横並びになっていた感覚もありましたが、
最近の幽奈さんは本当にメインヒロイン、主人公としての風格を感じさせるようになって来ていて
そういう点もまた今のジャンプでゆらぎ荘がラブコメ代表、、、みたいになっている要因なんじゃないでしょうかね
コガラシもコガラシなら、幽奈さんも幽奈さんで魅力を高めて来たというか、人気投票の票数でも飛び抜けてますから
メイン二人が着実に評価を上げて来たのも表紙巻頭を周年ではないタイミングで得れたソースになっていたのかもしれません
京都編でも二人の格好良さは目立ってましたからね。まあ、京都編はそれ自体が単純に素晴らしかったのもありますが笑




かるら様再登場嬉しいです（歓喜）


それにしても、今週はほぼほぼヒロイン勢ぞろいで、
それもまた1周年よりも1周年っぽいと感じさせる要因だった気がします
しかも、今回はただただ純粋に楽しくわちゃわちゃやってる類のお話でしたからね
表紙巻頭というタイミングも合わさってこういう初心者向けのお話にされたんでしょうが、
結果的に今までのコガラシの「報われ」と数々のヒロインの魅力を再アピールする事に成功している、
正にベスト盤的なエピソードになっていたと思います

朧ちゃんの過剰なまでのアプローチだったり（笑
かるら様の疑似セックス的なチョコレートの譲渡だったり、
なんかもうヒロインズの矢継ぎ早に繰り広げられるチョコ攻勢を見ているだけでも楽しくて
ある種何も考えずにオートマティックに楽しめるお話だった気もします
エンタメとして完成度が高い、というか
抜け目の無いお話で、
そういう風にコメディを途中まで繰り広げつつも
最後はメイン二人の甘酸っぱいシーンで落とす、、、というメリハリも効いてて、
サービスエロコメも王道の恋愛ものとしても楽しめる塩梅だったのが最近のゆらぎ荘の好調っぷりを端的に示していますね
二人の赤面っぷりにニヤニヤしつつ、エッチな相様にもドキドキ出来てそういう二面的な作劇もハイレベルでした

ゆらぎ荘の強みは、そういう「バランス感覚」にあるんじゃないか、と今回改めて思いました
よくよく考えればエロコメも魅せて、純粋な恋物語としての良さもきっちり魅せて、
尚且つコガラシのイケメンっぷりもしっかりアピールして、、、っていうのは
簡単に出来るようなネームではないと思います
どこを切っても楽しめる、
更に「そうなる流れ」にも違和感がない・・・それこそがゆらぎ荘の凄さであり
今現在ジャンプのラブコメ代表に成り得ているのも（個人的には）大納得のクオリティだったな、と
表紙巻頭なのでいつも以上にドヤ顔気味の感想になっちゃってるのが申し訳ないんですが笑
ただ、先週も書いたようにこのブログは本音オンリーなので、少しでも本作の良さが伝わる事を願っています

表紙巻頭を取った事で一見安泰にも見えますが、
そうやって油断しちゃうのが一番良くないので、
このJ誌という戦場の中でもっと奮闘して頂けるよう、
感想もアンケもきっちりと手を緩めず今後も頑張っていきたいですね
ファンとして大満足のお話でした・・・！ファンというのはゆらぎ荘ファンって意味合いでなく、
ミウラタダヒロさん自体のファンとしてね。この時をずっと待ってた訳ですから、本当にありがたかったです。











朧ちゃん可愛すぎ・・・（惚）
個人的には最近朧ちゃんと狭霧がキテますね
両方とも人気投票でベスト5に入ったし、
また朧ちゃん回狭霧回にも期待したいです
ついでに言えば、この二人の絡みももっと見たいなあ（笑）。
どのヒロインのファンも大切にしてくれるような構成になってるのもバランス感覚の良さを証明してるかな、と

ゆらぎ荘はエロやってるから人気なのではなく、それでいてニヤニヤドキドキ出来るような恋愛シーンも
男の子のコガラシの見せ方も手を抜いてない、多角的に楽しめるから人気だと思うんですよね
そういう事を自分なりにこれからも伝えていけたらいいですね。それが本音ですから。