サブカルチャーマシンガン

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緑黄色社会「pink blue tour 2023」@ザ・ヒロサワ・シティ会館 23.6.4

2023-06-27 | LIVE










今月の4日に緑黄色社会のライブを観に水戸に行った。








この前の週の日曜日にも水戸にライブを観に行っており、
2週連続で水戸に行くのは人生初でした。
とはいえ、
別に狙った訳では無く、
ぶっちゃけると今回のツアーはここしかチケットが取れなかった~というだけ(笑
でも、正直かなり良いホールでしたね
音響も良かったし、
内装も格式高い感じで好きでした
水戸市に関してはライトハウスでしかライブを観た事が無かったので、
そういう意味ではすごい新鮮だったなあ・・・何気に水戸ってスゲぇな。と感じた一日でもありました。















最近出たばっかりのニューアルバム「pink blue」を引っ提げてのツアー。
ツアーグッズも演出も美しいピンクブルーのものが多くて、
始まる前からテンション上がってました。
一曲目は、
そんなアルバムのリードトラックである「ピンクブルー」からスタート。
この時の興奮は未だに憶えていて...シルエットで映るメンバー、鳴らされるイントロ、
一斉に引かれる幕、そして、思ったよりもデカいギターの音・・・その総てが鮮烈で、
掛け値なしに「カッコいい!」と感じられるクオリティで素晴らしかったです。
照明もピンクブルーで、
アレンジも80年代の歌謡曲風味で面白い。
晴子さんが鉄琴?か何かを演奏してたのも珍しく、
溜め息の感情そのものを具現化した曲自体も快感で是非もう一度聴きたい!と思えるレベルの演奏でした。
何より、この曲はpepeさんのキーボードの音色が中毒性があって堪らなかったですね。

そこからの「ミチヲユケ」がまたヤバい・・・格好良すぎる!!(語彙力)
この曲に於ける長屋晴子はまるで何かに取り憑かれてるかのように歌唱してるというか、
兎に角迫力が凄いんですよね
聴き手をグイグイ引っ張り、新しいリョクシャカワールドに引きずり込む。
「私を楽しんで」「生まれ続けていたい」という革新的なフレーズの数々も素晴らしく、
「飽き尽くすまで」という最後の部分に関してはまるで女王様の様な貫禄があった...というか。
アグレッシブであると同時に、民族音楽みたいなコーラスワークが非常にエキゾチックで最高でした。


「初の茨城ワンマン公演!」というMCの後に、
今や定番と化しつつある「Don!!」。「悲しくなっちゃって~」の部分、
演技も絡めて歌唱してたのが去年のミュージカルからの影響を感じさせてとても良かった。
それと、改めて感じたんだけど、やっぱり歌が上手い。歌唱力が高い故の説得力って確実にあると思った。
そこから、滑らかなメロディが降り注ぐ「あのころ見た光」をシンガロング含めて披露、
何気に声出し解禁以降初のリョクシャカライブだったのでスカッとした。
ツインギターのジャキジャキ感が気持ち良かった「これからのこと、それからのこと」はこの日も盛り上がった
この曲を聴いてると楽曲の中で冷静になれる...というか、思慮を深める効能があるように感じます。
それと生で聴くとpepeさんの流麗なピアノフレーズに毎回心奪われてる気がしてる。
 想像以上にライブ映えしてたのは「White Rabbit」。
やっぱり「歌うめぇな。。」と感じつつ、
間奏のギターを中心にしたアンサンブルにも魅了され、
❝子供の頃の想い❞を彷彿とさせる歌詞にも胸を打たれ素敵な歌を貰った感覚に。
更に、
渾身のバラッド「結証」、
抜群の歌唱力で希望を強く歌うその眩しさにも魅せられました。


代表曲「Mela!」はいつもよりもしっとりとした始まりで、
だからこそのギャップもあり爆発した時の一体感が半端無かった
確か、この曲の時にメンバー紹介もあった気がする。
MCで「(茨城は)外の空気が美味い!」と語っていた小林壱誓、自分も同じことを思ってたので、
なんだかシンパシーを感じつつ(笑
そんな壱誓と晴子がデュエット?で歌う爽やかな別離の歌「あうん」、これがまた良かった。。
まず、この曲はそのギミック自体が新鮮でしたし、ビジョンに手書きの歌詞が映る演出も秀逸だったし、
なんだろう・・・ある程度の想いを遺しつつ、別離に向かう感覚がリアルで沁みましたね。
爽やかなんだけど切ない、切ないけど、どこかスッキリしている。そんな雰囲気がなんかイイ。
 そして、
この日の個人的ハイライトは「うそつき」でした。
回りくどく言ってもアレだから、単刀直入に書くと
「最後は私も悪かった」の部分・・・
この部分の歌唱を聴いて、
自分の中に巣食っていた様々な複雑な感情が刺激されてしまったというか。
正直、ライブが終わった後も頭から離れなくて水戸の川でぼんやり考えて込んでしまったんですよ。
「私も悪かった」ってフレーズは凄いリアルだなと思うし、ズシンと来るフレーズでもあるし、
緑黄色社会のそういう良い意味で曖昧でクッキリしてない所大好きだな。って。
相手を恨む歌だと思いきや、そうではない・・・
それだけじゃない部分にも触れる。
そこがとても芸術的ですし、
流れる様なリズムと歌唱にも惹かれてこの日一番心に残った「うた」だったような気がします。


ライブも終盤戦へ。
グッドメロディが光る初期の名曲「またね」
座ってベースを弾く真吾が面白かったのと、全体的にジャジーなアレンジなのも気持ち良かった。
更に、星空のビジョンと共に奏でられたスケール感たっぷりの「Starry Drama」と
徐々にボルテージを上げて行く緑黄色社会。
そこから、
壱誓の剥き出しのギターソロも光った代表曲「Shout Baby」、伸びやかな歌がまた心地良く
これまた初期の代表曲である「始まりの歌」を矢継ぎ早にステージに叩き付ける。
この曲では、
壱誓がステージの端から端まで動きまくりだったのと、
弦楽器三人衆で並んでアルフィーみたいにキメキメで演奏してたのも視覚的に面白かった。
何より、シンガロングによる一体感も素晴らしくて今まで以上に胸に響いた「始まりの歌」でございました。
 「キャラクター」では、
メンバー一人一人に絡みまくる晴子さんの姿がフロントマンとしての格好良さを感じさせていて素敵だった。
「ケセラセラ!」の合唱に、正にアンセムとしか言い様のないフレーズを沁み込ませて大団円へ。
新譜の中でも特にライブ向けだと思ってた「Slow dance」を壮大に響かせて終了。
あのコーラスワークを生で聴けて良かったし今までにはないスケールも感じさせてくれました。
「おやすみ」のフレーズが程良い余韻を残して本編は終了、
ますます手が付けられないその歌唱力と、
それに伴う未曽有の説得力、
そして、更に表現力豊かになったアレンジセンス...に魅せられた❝音楽のパワー❞に満ちた一夜でした。
ありがとうございました!!!!











ピンクブルー
ミチヲユケ
Don!!
あのころ見た光
これからのこと、それからのこと
White Rabbit
結証
Mela!
あうん
うそつき
またね
Starry Drama
Shout Baby
始まりの歌
キャラクター
Slow dance

時のいたずら
Sabotage












アンコールでは、
武道館でも披露した「時のいたずら」をしっとりと披露。
晴子さんのアコギサウンドと壱誓の優しいギターサウンドの調和っぷりも良かった。
最後の最後は代表曲の一つ「Sabotage」をめいいっぱい歌って終了。
これがまた素晴らしくて、
結構...
新譜の楽曲はアンニュイな楽曲も多いので、
その上でちょっぴり明るいこの曲で終わる~っていうのがまた構成的にもナイスチョイスでしたし、
そこにプロフェッショナルさも感じたり・・・と最後まで魅せられた名演に仕上がっていました。
ブルーな想いをしっかりと歌ったからこそ、ちょっと開き直ったこの歌が光る。
そういう意味ではドラマ性にも長けた構成になっていてとても秀逸でした
人生の中の様々な表情を歌と演奏で表現し切ったリョクシャカ、
定番曲ですら新しい感覚で聴けたのは流石の一言でしたね。

で、
自分の「pink blue tour2023」への参加はこれで終わりなんですけど、
「ピンクブルー」は何度でも聴きたいし、
「さもなくば誰がやる」とかもライブで聴いてみたいので、
ツアーが終わってまた新規の公演が発表されるのも密かに楽しみにしています・・・笑
取り敢えず、この日だけでも行けて良かった。



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