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ボクガール 3巻/杉戸アキラ

2014-09-19 | 単行本感想









今週のヤンジャンで巻頭カラーを飾ってるので、単行本派の人もカラーイラストだけでも是非。











前の巻から3カ月ぶりという事もあって正に待望の3巻目ですね
まあ私は本誌でも読んでるので内容自体は知ってるんですけど、それでもまとめて読むのとでは印象も違いますし
コミックスであのシーンを改めて読みたいって気持ちもありますからね
今回は特に瑞樹が猛自身に段々惹かれていく~という内容が中心になっているので読んでる時のニヤニヤ感が半端じゃなかったですね
徐々に徐々にただただ可愛く可憐な「恋する乙女」に変化していく瑞樹の姿がとてもキュートで面白かった3巻目でした。

2巻の最後で猛のインパクト大な“告白もどき”があった訳ですけど、
それをきっかけにして瑞樹が悶々としたり照れたり色々気になっちゃったり
個人的にこの漫画に期待してた展開が一遍にやってきてその意味じゃ幸福過ぎる新刊でした
そういう中で「乙女」な面を見せたり「女」な面を見せたりキュートかつ官能的でもある瑞樹がやっぱイイなと
何気に成長期だからなのか?1巻より気持ち胸が大き目(といってもまだまだでもありますが)に描かれてる節もあって
そういったサービス的な観点からしても楽しめた一冊でした
中でもロキに体操服の上から胸をまさぐられるシーンなんかは相当性的でしたね(笑
瑞樹の場合単純に女になったから女の子の気持ちに合わせる訳でもなく
その中で揺れ動いたり身を任せちゃったり悩んでたりする塩梅がとてもいじらしくて可愛いな、と
一応ラブコメの主人公なんですけどね(笑)他の主人公勢とはまた違ったタイプの難儀さを背負ってるキャラだなあって改めて感じました。

瑞樹が個人的に大好きなのはそういう性格の生真面目さもありますけど、
場の雰囲気を壊したおわびに自分を殴ってくれと懇願する“男らしさ”も未だきちっと残ってるというのもあります
現在までの本誌での展開でもちょくちょく垣間見られますがそういうラブコメ主人公としての矜持みたいなものも兼ね備えている
そこがまた瑞樹を好いてしまう要因の一つになってるんだろうなあ・・・と読んでて思いましたね。
相変わらず決めゴマの威力も高く読んでいて悶絶してしまうシーンも多数ありました。


そんな瑞樹が突然のアプローチから気になる存在になってしまった友人の猛
こいつがまた本当にイイ奴で現実に居たらきっと心強いだろうなあ、っていう益々頼もしいキャラ造詣に進化してます
その分彼も彼でまた生真面目な部分があるので悩んでたり照れまくったりして中々にニヤニヤさせてくれるんですけど(笑
普段が男らしい性格な分奇妙な恋に悩む一連のシーンは滑稽でありいじらしくもあってラブコメ的に最高ですね
特に変態男の乱入によりお互いの部屋の布団で寝る事になった話数に関しては本当に純正ラブコメみたいで面白かったと思います
その一連の流れの中でまさかの瑞樹の自慰シーンが観れたり色々とおいし過ぎましたね(笑
あの話は我に返るオチも良かった。

そういう風に猛自身も人間らしく悩んで迷って、彼なりの「強さ」を見せて
本当に竹を割ったような爽やかで逞しい男として描かれてるからこそ瑞樹の感情にも(ある程度)納得出来るのかな、と
しかし未だに藤原さんに馳せる想いも強いようでその中でどう折り合いを付けていくのか・・・に今後は注目したいですね
猛のいじらしくもグッと来る性格の素晴らしさとそんな彼が気になって仕方がない瑞樹の可愛さが存分に光ってる新刊でした
このまま完全に乙女になってしまうのか、それとも友情を貫き通すのか、、、
多分どっちに転んでも「納得」は出来ると思うので
あせらずゆっくりと紡いでいってもらいたいですね 今大好きだと思えるラブコメの一つです。


ちなみにその藤原さんもユメユメ(笑)としてヒーロー気取りのごっこ遊びに興じていたり
その衣装と着替えシーンがセクシーだったり
ロキがまな板連呼されて怒ったり変態男の新キャラ山田が良い具合に場をかき乱してくれたりと
サブキャラ的な観点から顧みても面白かったと思います
特に山田とロキの絡みは、ロキをあそこまでコケに出来るキャラは山田だけだな~と確信させてくれました(笑
この二人の関係性を掘り下げていっても面白い事になりそう、とは何となく感じましたね。
ロキをいじることが出来るのは多分山田だけだと思うから。
今後もイロイロ楽しみながら見守っていきたい一作です。












それにしても11ページの「むちゃくちゃ気持ちよかっ・・・」っていう猛の妄想はたまんないですね(笑
あれじゃ本当にセックスしたみたいじゃないですか!
いやむしろそうなっても




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