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旧syrup16g全曲レビューその6「来週のヒーロー」

2021-04-27 | 旧syrup16g全曲レビュー
                    








失ったものなど何もない
いつかはわかってもらえるはず
あなたの為だけに生きている
たまたま今週は出番がない







この曲はかなりの名曲だと思ってるんですが・・・
多分、「名曲」って形容は今まで何度も何度もしてると思うんです
そうなると、名曲ばっかぢゃん。。とか思われる危険性もあるんですけど、
しかし、
自分は常にフラットである事を目指してるので、
これも名曲!あれも名曲!って感じたら遠慮なく素直に出すタイプなんですよ
見られ方とかよりも、
自分の感情を出すんだ。。っていう。
ま、
まとめブログがセックスなら個人ブログって正直オナニーなんでね、
好き勝手やってる方が正解だとは考えてますけどね笑


でも、
この曲は、
正直20代の頃とは捉え方がかなり変わって来ました
20代の頃って所謂モラトリアム期間だからぶっちゃけ絶望し放題なんですけど、
30代になると(例外もあるけど)段々そんな事ばっか言ってる余裕も無くなって来るんですよ
あらゆる意味合いで人間性・・・というか、人間力が試される世代だと思うので。

若い頃は、
「今週」ではない・・・
という部分にばかり焦点が当たってましたが、
30代になった今になって思うと、先週(過去)はともかく、
来週(未来)っていうのはぶっちゃけ希望的観測が入ってるんですよね
今週は出番が無い=現時点で誰にとっても“何か”ではない、
でも、
来週は・・・!っていう、
泣きのギターリフも相俟ってその切望してる感じも強く伝わって来る、
ただただネガティブさを押し出してる曲ではなく、実は物凄く足掻いてる曲だとも思うんですよ。


正直な話、
「鬱ロック」っていう言葉は絶対に称賛ではなく、
単なる皮肉だったな、とか今でも思う
というか、
そういう言葉でイメージがあまりにも限定的になり過ぎましたね
シロップが大ブレイクしなかったのは結構その固定観念も大きかったんじゃないか、って考えてますけど、
この曲なんかは今週じゃない、俺は今週じゃない、としっかり自分の至らなさを認めつつ、
それでも夢見て来週は・・・!ってもがきながら進んで行く様が描かれてるんです
その泥臭くも美しい様は正(まさ)しく古き良きロックンロールそのものじゃないですか
そう考えると、
シロップはむしろ王道のロックバンドだったのかも・・・とか
ちょっと飛躍し過ぎかも分かりませんけど(笑
ただ、
シロップ特有の悲壮感も沁みつつ多分聴き手が思ってる以上にロマンに満ちた一曲だとは思う
サビのスケール感溢れるメロディも気持ち良く、ライブで聴いた時も迫力満点だったのを想起します。








今更解散前の全曲レビューやり直してるのは、
前ブログはアクセスも完全に落ち込んだ状態なんで(更新無いんで当たり前)、
そこを上げる為に努力するモチベーションがないっていうそういう理由なんですが、
加えて年齢に因る捉え方の違いも大きいような気がして来ました
昔よりも、
syrup16gの楽曲に対してロール感を受ける度合いが増えて来たかも分かりません
だから今の自分で改めて真摯に綴っていくのにも意味があると信じてます。

あともう一つ、
syrup16gは鬱な事を歌ってる「だけ」、
ファンはネガティバーの集まりである。っていう、
そういう見方をしちゃってる一定勢力も正直居るんで(笑
それが個人的には悔しいのかも分かりませんね
syrup16gに多大な影響を受けた自分が、
いつまでも意地悪く、足掻き続けてる様を見せる事で「そうじゃないんだよ。」って伝えたいの、かも。




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