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私の好きなもの。/松沢まり「みはらし荘の6人の花嫁」第11話 感想(コミック電撃大王2021年2月号)

2021-01-04 | 松沢まり
この子の意中の相手は・・・。







ここまでは、
忍を巡る女の子たちの色々。。って感じでしたが、
今回は急に百合っぽくなった・・・というかまんま百合なんでしょうね
ただ、現時点でも様々な女の子たちと忍の良い感じのエピソードが詰まってるので、
正直マンネリを防ぐ意味合いでもこの二人は百合でもぶっちゃけ構わないかなあって思いました
既に二ノ宮さんとか四季さんとか彩さんとか忍に関しては飽和状態ですもんね







もっと言うと、
望と五十川さんのカップル(?)自体が凄く似合ってるというか、
純粋にキラキラしていて素敵だなあ、って感じたんですよね
望が五十川さんに憧れる目線自体が、
もう既に友達に向ける「それ」ではなく、
想い人に向けるようなものになっていた、というか。 
 もっと言えば、
五十川さん自体が忍を(恋愛の相手として)意識していない、
「お母さん」って呼び方がもう意中の彼とは違う捉え方になっていて、
そういう点では結構ストレートに「この二人は百合で行きます!」って話数にもなっていて、
結構作者の狙いが如実に作劇に反映されていて逆に読みやすい話数だったんじゃないでしょうか。

でもなんか、
松沢まりさんが描く百合ラブコメって素敵だな、って思いましたよ(笑
食卓時にじっと見ちゃう流れがもうニヤニヤの宝庫過ぎて、
その後の小説の挿絵のトコも純粋な好意が眩しくてまた更にニヤニヤしちゃいましたね
女の子が女の子に憧れる~っていう気持ちが美しく表現されてるのが流石でした
 そんなどこまでもキレイで可愛い五十川さんも素敵でしたが、
ちまっとしていて想いを隠し切れないお人形さんのような望も負けないくらい素敵でした
キラッキラの完璧な美少女と、お人形さん系の純朴な乙女・・・って事で相性もいい気がする
少なくとも忍たちの恋愛作劇に負けないくらいのキュンは感じられた11話目でしたね笑







それと、
望が五十川さんを好きになるのも、
理想的なルックス~ってだけではなく、
あくまでそれはきっかけに過ぎなくて、
本当は彼女の優しさと親身になれる性格の良さ・・・で、
最終的に大好きになっちゃう。っていうのがまた色々と得心がいく感じで良かったです
この辺りの作劇の丁寧さは百合でもなんら変わりないクオリティなのが流石ですね
なんでしょう、
あまりに遠慮の無い、
王道の百合模様を思い切り展開されてるので、
終始ニヤニヤが止まらない感覚のエピソードにもなってたかな、と(笑
個人的にはやっぱり純粋に恋しまくってる望が一番可愛く感じたかなあ

それはそれとして、
オチの忍のムッツリっぷりもまた良かったです(笑顔)
今年も男女恋愛にしろ百合にしろ思い切り読み手をニヤニヤさせて欲しいですね
松沢まりさん、昔から凄く丁寧な作劇を紡がれる作家さんで、推してるので。