ロシア日記

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~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

ポーランド料理

2013年02月21日 | 日記
 水玉模様を見過ぎて、疲れた私たちは、駅へ引き返す国道沿いの道を左に入って100メートル進んだところに美味しいポーランド料理のレストランがあると聞いてそこへ行くことにしました。周りは一面雪と殺風景な車ばかり往来する通りに佇むそのお店は丸太でできたとっても可愛らしい外観で、中へ入ると暖炉のある温かみのある空間になっており、大きく胸の開いたポーランド衣装を身に着けた豊満なお姉さんが、ポーランド語の他に英語、ドイツ語の載ったメニューをもってきてくれました。
 
 ナヨミはキノコの入ったポーランドのスープにロシアヴァージョン餃子「ペルミニ」を、私はジャガイモを練って作られたパンケーキとサワークリームの付け合わせを注文しました。スープのお味は酸っぱめ、ペルミにはサワークリームが載っており「日本風に焼いて醤油で食べたら美味しいね」と言いあいました。
 ジャガイモパンケーキは想像通りお腹いっぱいに。けれどやはり「ポーランド料理が有名でないのも何か理由があるはず」の言葉通り今一歩何かが足らないお味でした。

 旅の終わりにナヨミが「今回の旅は食事が良くないのが残念やったね」と言った言葉が印象的でした。チェコもドイツもポーランドもそれぞれとっても美しくいいものを持っている国だとは思うのですが、なにせ食事が…ということですね。有名でないのは…!
 それでも食後の紅茶もビールも頼んで14ユーロなのはありがたいお値段でした。

 今回の旅で、いちばん美味しかった料理は、本物のコック・ナヨミの作ってきてくれた家庭の味です。白いごはんにのせて食べるシンプルに焼いただけの鮭、お醤油で和えてある小松菜、こんにゃくの入った煮物、どれもがやさしい日本の味です。この数か月、見知らぬ味ばかりを舌に上らせていたので、生まれ故郷の味は心をなごませてくれました(*^-^*)

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