ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

修士論文

2019年10月03日 | 日記
7月の頭から修士論文の日々が始まり、ロンドンは曇り空と雨だなんていう定説を覆したあのよく晴れた初夏の日々に、今度は授業なしの図書館と寮の往復の日々が始まりました。朝9時に起きて、朝食を取り、図書館に向かいます。途中、必ず寄るカフェがあり、1日を始める前の心の準備としてアイスカフェラテを一杯飲み、その間に心を落ち着かせ、そして図書館入りをします。その後は閉館の9時までノンストップです。初めのうちは、お昼休憩を入れていたのですが、休憩をしたら戻らなければならない苦痛に耐えられず、そのうちに休憩をとることもやめました。お昼も取らず、携帯チェックもせず、ひたすらパソコンと論文を睨めっこしていました。夜9時の図書館に閉館時間になると守衛がやってきて、そこでやっと1日の仕事が終わったという気持ちになります。寮に帰るのはだいたい9時半前後で、1日の終わりに初めて美味しいと感じられるご飯を取ります。寮のシェアキッチンでは毎晩きまってイタリア人のカロリーナと顔を合わせ、私は簡単に作れる素面を、彼女はパスタをそれぞれ即席で作り食べていました。話題もきまっていつも、これが終わったらどんなにほっとするだろう、ストレスから解放だれるだろう、ということです。だけど、ある時、ふと心に浮かんだ疑問をカロリーナにぶつけてみました。本当にストレスから解放されて幸せになれると思う?!カロリーナは、なれるよ、なれる、絶対なれる、と断言しました。

修士論文の後半になると、音楽すらリラックスして聞けなくなり、British Libraryの前庭で流した透き通る女の人のVocalを聞いて、早く音楽を心からリラックスして聞けるようになりたいと切に願いました。

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