ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

日常2

2013年04月05日 | 日記


 学校まではスーパー前のバス亭から1,4,18,43、68番のどれかのバスに乗り5分です。私はだいたい授業の始まる3時間前に学校にでかけ、だいたい午後3時半前後から90分を3コマ、火曜日は4コマ、前は5コマあった日もあったのですがこれは頭が沸点に達し夜眠れなくなるので変えてもらいました。そして、21時45分の最後の授業が終わった後のバスで帰ってきます。
 
 私の勤める『ギムナジアNO2』の学校は、小学生から高校生まで実に様々な年齢の生徒が勉強しています。ロシアの学校のシステムは、日本のように小学校、中学校、高校と分かれてはいないらしいのです。だから彼らは小学校から数えて11年生というような呼び方をします。15歳でも卒業できるらしいのですが、一般的には17歳で卒業し、大学は5年間だそうです。
 
 初めて学校に足を踏み入れた日、色の真っ白な天使のようなちびっ子たちがうようよそこらじゅうを歩いているのでとってもびっくりしてしまいました。今は慣れたので何とも思いませんが、先日着物を着てこの小さい子たちのクラスを回りました。日本語に興味のある子はどうぞ履修してください、というプロモーションですね。私が教室へ入ると好奇心に満ちた可愛らしい顔が一斉に見つめてくるので、私も一人ずつじっと見返していたのですが、彼らが集団になると実に青白いのですね 笑。色素が本当に薄い。透明人間になって消えてしまいそうなのです。
 
 日本も色の白さは七難隠すなどといい、美白を貴重としてきましたが、彼らの色の白さに比べたらこちらの美白の努力など塵に等しい。谷崎純一郎先生も、西洋の女性に対し日本の女性の肌は淀んでいるとおっしゃっていましたが、なんだかこの言葉を素直にそのまま受け入れて、最近はファンデーションもそこそこにあくまで自然を基調に出勤している私なのです。

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