ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

ロシアまでの道

2012年12月20日 | 日記
 単一色の白い森をひた走る無機質なトラックの後ろ姿。きっと、運転手は骨抜きのアル中ドランカーで…毎日ウォッカばっかり喰らって…。と、どうしても暗いイメージの付きまとうプーチン率いるロシア大国ですが、この空港までの白一色の道が美しかったこと。森と雪のほかには何もなく、木は-20度の世界では、雪が留まり凍り付いて白い木に変えられ、思わずあーこれがロシアの原風景なのだとため息が出ました。人間は、あまりにもシンプルで美しいものを目にするとずっと見つめていられるのですね。私たちの世界が物で溢れすぎ、溶け合わない色で彩られすぎているせいでしょうか。煌びやかな都会も素敵だけど、ペルミの森に魅了され言葉を忘れた瞬間でした。