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ロシア日記

~ペルミより愛を込めて~
日本語教師と雪のダローガと足跡

~サンクトペテルブルグ~
雪の上の足跡

日常

2018年03月28日 | 日記
 もう少し自分に余裕があったら、大学機関及びその内部の模様を俯瞰し見て観察し自分の中で噛み砕きジョークにできたら面白いかなと思うのですがなかなかその境地まで到達できていないのが現状です。けれど一つ言えることは、大学機関も組織同様そのその中身は何ら変わらないということです。アカデミックの世界だからと言って学問だけしていればいい聖地というわけはなく、そこには教授がいて生徒がおり上下関係があり上司と部下の関係があります。

 少し前まで大学ではストライキが行われピケが張られていました。驚いたことにその人間の盾ともいうべきピケを張っているのはほとんどの場合、教授の年金減額問題に対するストライキに対し生徒たちでした。博士課程の学生の中には大学に長く在籍している分、そして教授の手前ストライキに参加しなくてはいけないというような声も聞こえました。参加するということは教授を支持していることになり参加しないというのはその逆をも意味します。本来、自分の学問追求のために大学機関に在籍している学生に対し主張を強いることはパワハラであり、さらにその後の査定に響くのは全くのアンフェアなのですが現実問題として起こっていたことです。政治の世界なる「政治と金」よろしくアカデミックの世界も「政治と研究」のバランスが必要です。

ラビオリとペルメニ

2018年03月28日 | 日記
 図書館に行ったものの3時間座って帰ってきました。試験後の疲れが取れず帰り道は歩くのも大儀でした。最近ハマッているラビオリとそのソースを英国王室ご用達のWaitroseでそそくさと買い求め雑に作ってしまいました。と言っても、ラビオリを茹でソースを混ぜ合わせ塩コショウで味付けをするだけで本格イタリアンが食べられます。パルメザンチーズもふんだんに入れました。
 
 ロシアには“ペルメニ”という小麦粉を打った皮の中に肉やじゃがいも又はキノコの具材が入った餃子の小さい版のような食材があります。それをスメタナと言われるサワークリームにつけて食べます。以前、友人がペルメニとラビオリは同じだと言って皆で笑ったことがあります。彼はロシア人でイタリアにも海外にも一度も行ったことがないのでラビオリを食べたことがないのですが、私がいくら違う、ペルメニはラビオリじゃない、と言っても、どう違うんだと言われると私も答えられずにひたすら否定と笑いの応酬でした。だからスーパーでラビオリを見るたびに彼のことを思い出し、今度ロシアへ行く際はお土産に持参したいなと思うのです。


面白いので画像をネットから引っ張ってきました。
こちらがラビオリです。


こちらがペルメニです。




クラスメートと私の会話。

2018年03月28日 | 日記
 日本が大好きなクラスメートがいて、彼はこのイースター休暇を利用し今日本にいます。

私:How's your Japan!?

彼:”My Japan” is perfect:)

私:You're lucky!

彼:The Sakura is in full bloom and I feel like I'm in the heaven now.

私:Yes of course you are! 気をつけて帰ってきてね~


道すがら

2018年03月28日 | 日記
 Kensingtonへ行く道すがらのカフェから。雑多な感じで気に入りました。この日はよく晴れていてテラス席で飲むコーヒーが美味しかったです。今日はロンドンは雨です。本日からまた図書館通いが始まります。もう仕方ないですね:)今日もご褒美にラテ飲みます。

Chicago

2018年03月28日 | 日記
 ミュージカル“Chicago”!!ハリウッドスターのキューバ・グッディング・ジュニアが出て来ました!

戦争詩人

2018年03月28日 | 日記
こちらは戦争詩人の詩を集めた手のひらサイズのミニブック。WILFRED OWENという詩人がいて彼の“Dulce et Decorum Est”を初めて読んだ時、詩の中でも戦争詩人というジャンルがあること、今から戦場の塵に消えていくかもしれない名もない若者たちが書いた詩だと知り心に来ました。

最後の部分“子どもたちに教えろ。戦争が甘い栄光だなんて言うのは嘘だ”と結んでいて、詩のタイトルに使われているDulceの甘い響きと戦争のアンバランスな対比がまたより一層、戦争が負う様々な暗さを際立たせているように感じます。

Dulce et Decorum Est

Wilfred Owen, 1893 - 1918

Bent double, like old beggars under sacks,
Knock-kneed, coughing like hags, we cursed through sludge,
Till on the haunting flares we turned our backs
And towards our distant rest began to trudge.
Men marched asleep. Many had lost their boots
But limped on, blood-shod. All went lame; all blind;
Drunk with fatigue; deaf even to the hoots
Of tired, outstripped Five-Nines that dropped behind.

Gas! Gas! Quick, boys!—An ecstasy of fumbling,
Fitting the clumsy helmets just in time;
But someone still was yelling out and stumbling
And flound’ring like a man in fire or lime...
Dim, through the misty panes and thick green light,
As under a green sea, I saw him drowning.

In all my dreams, before my helpless sight,
He plunges at me, guttering, choking, drowning.

If in some smothering dreams you too could pace
Behind the wagon that we flung him in,
And watch the white eyes writhing in his face,
His hanging face, like a devil’s sick of sin;
If you could hear, at every jolt, the blood
Come gargling from the froth-corrupted lungs,
Obscene as cancer, bitter as the cud
Of vile, incurable sores on innocent tongues,—
My friend, you would not tell with such high zest
To children ardent for some desperate glory,
The old Lie: Dulce et decorum est
Pro patria mori.

戦争モミュメント

2018年03月28日 | 日記
 ロンドンの街も第一次世界大戦や第二次世界大戦で戦った兵士を称える戦争モニュメントがあります。“Nattional Gallarye”の第一次世界大戦のコーナーに軍人の功績が展示されている箇所があり、若くあどけないパイロットの国民的英雄だった人の写真や、ある軍人はボーア戦争とその後の二回の世界大戦と生涯に3度の戦争を経験し片眼と片腕を失いその威厳に満ちた写真からこの人は真から軍人だった人なのだという印象を受けました。軍人こそ素質がないとその部下や周囲の人々の犠牲が夥しく大変なことになると思いました。

Victoria and Albert Museum

2018年03月28日 | 日記
 以前からの“Victoria and Albert Museum”の評判は聞いていたのですが、てっきりVictoriaと Albertの二人の夫婦にまつわる展示品だとおもっていたら違いました。“British Museum”の簡易版のような感じで一時間半もあれば十分で廻れ見やすかったです。各エリアのブースに分かれていて写真はJapanコーナーに展示されていた小さな男の子用の着物です。1930年代の着物でそれまでのサムライのイメージととって代わり帝国主義の象徴である戦車や武器に変化したそうです。このような着物の柄は初めて見ました。
 

National Gallery

2018年03月26日 | 日記
 本日、ロンドンは快晴です!今日はこれからナージャとK先生とNational Galleryへ行ってこようと思います。ロンドンはほぼすべての美術館が無料です。この前、試験後どうしても美術館の中に身を沈め佇んでいたい気持ちになりBritish Museumに向かいました。あの美術館特有の匂いと照明に包まれ心落ちつきました。

乙な方

2018年03月25日 | 日記
 乙な出会いがありました。大学の図書館のパソコン室に座っていたら斜め向かいの初老の紳士がアイコンタクトを送ってきます。早急に手をつけなければならない課題もありやや訝しがってもいたら流暢な日本語で話しかけられました。わからない日本語の文献があるから教えてほしいとのことです。その代わり私の英語も見てくれるということで30分ずつ時間を提供し合う交渉成立です。
 なんでそんなに日本語が上手いんですか?と質問したら、金融関係の仕事で使っていたから。人は仕事になるとお金をもらっている分、必死になりますね、という答えでした。今は中国の漢文を研究している学生だということでなんだか乙な雰囲気の方でした。今度またエクスチェンジするので楽しみです。

見知らぬ人

2018年03月25日 | 日記
 イギリスでは知らない人と街でちょっとした会話をすることはよくあることです。先日もスーパーのセルフレジでお酒を買う際に係りの人の年齢認証が必要で‘I can drink it up!’というような small talkをしました。笑い合ってThat's it!それで終わりです。何の意味もありません。
 
それが先日、またスーパーのちょっとした簡易スペースのカフェエリアで初老の紳士と知り合いました。素敵な雰囲気の人でちょっとした small talkから言語学を勉強しているとかそういう話になり彼の出身国の言語を教えてもらったりしました。自分の娘の友達が日本人だというような話からてっきり私と同じくらいの年齢の娘さんがいるのだと想像していたら、ほらこれが娘だよ、と見せてくれた写真は11歳の女の子のあどけないもので驚きと共に可笑しかったです。詳しくは聞いていませんが娘さんのママとは一緒に住んでいないようです。

 楽しかったしもうそろそろ品物を買って家路につこうと思って立ち上がったらアドレスを交換しようと言います。こういうのは一時 stranger同志として出会い短時間の会話を繰り広げそして見知らぬ者同志として別れていくのが乙でありアドレス交換をするのは乙ではありません!

とある駅の柵

2018年03月25日 | 日記
見知らぬ駅の何気ない柵。色合いといいデザインといいどうしてこんなに可愛いのでしょう。日本だったらただの四角の黒い柵かなあなんて考えました。そしてところどころ剥げちゃったりなんかして。江戸時代は赤を基調に長屋が並んでいたりしてきっと日本独特で素敵だっただろうに、高度成長がデタラメに濫立された醜いものを送り込んでしまったのでしょう。着物の色彩は今でも本当に素敵なのに。

Boeuf bourguignon

2018年03月25日 | 日記
イギリスで食べるフレンチ料理 Boeuf bourguignon。映画“Julie & Julia”でJuliaが作っていました。あの頃たくさん映画を見ていたのですが今はあまり見ません。昨日、久しぶりに映画を見たくなり試験が終わった後の空っぽの頭で“Mission impossible”を見ました。若き日のトム様のアクションが痛快できっと何も考えたくなかったのかもしれません。今日も部屋にネコちゃんがいますがエサもあげていないのにどうして居ついたのでしょう。

Canterbury Cathedral

2018年03月25日 | 日記
 『カンタベリー物語』読まないといけませんね!
 『アラビアンナイト』も読もうと思っています。

Canterbury

2018年03月25日 | 日記
This is Canterbury West railway station. It was a very tiny station.

有名なチョーサーのカンタベリー物語の地です。有名なカテドラルがあり観光名所としても知られているのでてっきりもっと大きな駅だと思っていたらそんなことはありませんでした。連れ合いと駅で別れた後、一人で列車をまっていたらロシアのノブゴロドを思い出しました。ちょうどノブゴロドもこんな小さな駅で、出た途端に小さなロータリーがあり曇り空の中、他のメンバーの切符を一人で駅に買いに行きました。その道の静寂がとても心地よく幸福を感じたのを覚えています。

ノブゴロド 一人駅路へ 白静けさ