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レリーズタイムラグ

「元」デジカメブログ、今は興味あること全般、何でも節操なく書いてます。

大体代替・・・OLYMPUS VH-510

2013-02-11 00:09:13 | 寸評
久しぶりにオリンパスの機種を買いました。 VH-510 というやつです。と書いても「ああアレね」となる人はあまりいないかもしれません。とにかく情報少ない。機種単独のリーフレットでちゃんと宮崎あおいが表紙(しかも当機種をちゃんと持ってた)ってことは主力機種待遇のはずなのに、一体どんだけ売れてないんでしょう。

かくいうボクもそこまで興味があった訳でもなく、あくまで妥協の末にたどり着いたものです。何がどう妥協なのかというと・・・

妥協その1:iHSテクノロジー搭載機種としての TG-620 の代わり
元のTG-620はオリンパスお得意の防水機種。ですがなんとなく店頭で触った感じやあちこちの作例を見る限り、防水機種としてというより「結構よく写る」ということに興味を持ちました。その源になっている(であろうと思われる)「iHS」とは、同社のPENの画像処理技術を応用した先進テクノロジー・・・と、なかなか能書きが勇ましい。試してみたいけど、同じ搭載機種ならわざわざ付加価値の高い防水機種でなくても、ということで元の機種より5,000円安く手に入るVH-510で手を打とうと考えました。

妥協その2:サクサク機種としての EX-ZR20 の代わり
元のEX-ZR20はカシオ・ハイスピードエクシリムシリーズのエントリー機種。発売当初から機会があれば使ってみたいと思っていた機種のひとつ。とにかく心地よい速さ、実に魅力的です。で、このZR20とVH-510は見るからに骨格が一緒。いわゆるOEMの関係かと思われます。だから何?って言われそうですね。ZR20の速さは中身(デュアルCPU)に由来するものです。外側だけ同じ機種買っても速さの恩恵に預かれるわけありません、本来は。ただ先のiHSは高速処理もウリの一つであり、VH-510も店頭で触ってみた限り撮影の軽快感は引けを取りませんでした。これならZR20「もどき」として使ってみるのも面白いんじゃないか、ということで元の機種より6,000円安く手に入るVH-510で手を打とうと考えました。

妥協その3:後継機種 VH-515 の代わり
VH-510は最新機種ではありません。後継機種としてVH-515というのがちゃんと発売されています。先代がこんなに売れてない(あくまで推測)のになぜ後継?という疑問はさておき、当初買おうと思ってたのは発売4ヶ月にしてネットショップでは早くも破格値続出の515のほうでした。ただ近所の店をあちこち探したものの510はあっても515はさっぱり置いてない。色々あってネットで買いたくなかったので、後継といっても中身も外見もほぼ変わっていないVH-510で手を打とうと考えました。

ちなみに色をホワイトにしたのはEX-ZR20のホワイトっぽいかなぁと思ったからで、まぁとことんな「代替」感。で実際はどんなもんなのかってあたりは、長くなったのでまた今度・・・があるかどうか。


福袋の「中身?」・・・SONY Cyber-Shot DSC-W610

2013-01-14 23:14:21 | 寸評
正月休みにまたしても日本橋に行ってきました。一番驚いたのは焼き牛丼の「東京チカラめし」の店舗が出来てたことでしょうか。昨年末の東京出張の際に宿泊先の近隣にお店があって重宝したものですが、もう関西エリアで食えるとは・・・

それはそうとデジカメの話。福袋は目移りしたんですが、結局くじ引きを避けて「なんばパークス」のキタムラ(中身がわかる)で。一番安い5,000円の中からソニーの Cyber-Shot DSC-W610 を選択。福袋で買わなくてもそんなに高くない機種であることは知っていましたが、地元のキタムラで出てなかった機種(年末から予約受け付けてたので確認済み)であることと、SDつけてくれるならまぁ、ということで何となく。スペックはこんな感じ。

 ・有効画素数:1,410万画素 ・光学ズーム:4倍(26~105mm) ・開放F値:F2.8(広角端)

Wシリーズの最下位機種だけに光学式手ブレ補正はなし、ハイビジョン動画もなし、と簡素化が徹底されてます。まあ値段なりです。何も付いてないぶん当然といえば当然ですが、とにかく軽くて小さいのがいいですね。それもあって正月休みの間ちょこちょこと持ち歩いてました。

ちょっと使った感じでは、思ったよりも画質はいいです。ISO80で撮る分には想像してたよりノイズが少なく、暗めレンズのガサガサ画質に慣れていた身としてはちょっと新鮮。シャープネスの調整ができませんが、デフォルトでも割と強めに掛かってるようで、硬さもありますが見栄えはする感じ。周辺は流れますがこれは値段なり。むしろ中央部は値段からすればなかなか解像している印象です。色乗りはやっぱりというか、目にも優しいアッサリ指向です。地味なところでは、マクロがある程度までシームレスなのが使いやすい。ソニーの機種はだいたいそうなんですけど。

ところでこの機種(というよりソニーのエントリー機種は多分全部)、いわゆるP(プログラム)モードに設定しても前述のシャープネスのほか、彩度もコントラストも調整できません。ここまでの「押すだけ」仕様ならいっそ・・・と考え、普段は滅多に使わない「おまかせオート(自動シーン判定)」モード主体で押すだけに徹しています。なかなか賢いもんですねぇ。あんまり外した感じの画像はないです。ひょっとして他のカメラでも素人があんまり余計なことしないほうがいいのかな、などとちょっと考えてしまいました・・・・・

薄くて軽い「飛び道具」 Panasonic LUMIX DMC-SZ7<5>

2012-10-28 11:20:18 | 寸評
現行機種を手にした喜びのあまりこんなに引っ張ってしまった ルミックスSZ7 のネタですが、他のネタも溜まってきたことだし、そろそろお開きということでいちおう備忘録兼まとめ。

まず気に入った点↓
 ・光学10倍ズーム(25~250mm)搭載機とは思えない薄さと軽さ・・・購入の決め手です。
 ・無理矢理メリハリ「超解像」画質・・・ボクは大好きです。好き嫌いは確実にあると思う。
 ・よく止まる「手ブレ補正」・・・さすが老舗のパナソニック、増感防止の生命線です。
 ・キビキビ動作、直感的な操作系・・・トロい機種は大嫌い。これは助かります。
 ・なかなか渋いボディ色・・・落ち着いたブラウンの本体色も去ることながら、ブラックの鏡胴が気に入ってます。
 ・動画がなかなか綺麗・・・最近のMOS系機種はどれも綺麗ですけどね。ちなみに動画ボタンは独立してます。

対して残念な点は↓
 ・電池持ちはやや心許ない・・・致命的なレベルじゃありませんが、再生多用、フラッシュ多用の方は注意。
 ・原色(特に緑)の発色が派手・・・CCD機ほどではないので好みの範囲だとは思います。
 ・液晶モニターの視野角が狭い・・・今時の機種にしては見えづらくなる角度が大きい。
 ・指掛かりが少なくグリップは不安・・・これは慣れの問題でしょうけど。

ウリのひとつ?である高感度画質は条件付承認といったところでしょうか。ISO400~640くらいまでが常用域なのはライバルの裏面照射勢と比べると多少物足りない。ただ手ブレ補正の効きのおかげで少なくとも広角端で撮る分にはほとんどがその常用域までの増感で収まります。望遠伸ばすと辛いということでしょうね、まだ暗所×望遠端の実践例がないのでなんともいえませんが・・・

・・・見ての通り好みの分かれる点が多いため、手放しで「おススメです!」とは言えない機種ではあります。ただボクはかなり気に入っています、って全然参考になってないですね、相変わらず。

薄くて軽い「飛び道具」 Panasonic LUMIX DMC-SZ7<4>

2012-10-26 19:42:59 | 寸評
引き続きルミックスSZ7の話。毎度おなじみの「高感度画質」のことを少々。

そもそも本機の撮像素子は新開発の「高感度」MOSセンサーと謳っているだけにそれなりには期待していましたが、なかなかの出来だと思います。ISO400ぐらいまでは細部の喪失感もほとんどなく、かといってうるさい感じもなく、質感もよく残っていて、十分に常用に耐える画質ではないかと思います。ちなみに冒頭の作例がISO400です。

800ぐらいからは徐々に塗りつぶし感が出てきて、1600まで来るとなかなか悲惨な仕上がりになりますが、これについてはあんまり気にする必要がないかも。というのも、通常撮影モードでは「なるべく増感しないように頑張る」ような思考回路になっているらしく、シャッタースピードが1/8くらいならISO400押しで通してきます。あとは手ブレ補正でなんとかしてくれってことなんでしょうけど、実際よく効いてるみたいで、なんとかなっちゃってます。よほどの暗所でない限り、悲惨な増感に踏み込むことはないでしょう。

ちなみにMOSならではの連写合成による高感度撮影モードも実装されてるみたいですけど、こちらはまだ全然試してません・・・

薄くて軽い「飛び道具」 Panasonic LUMIX DMC-SZ7<3>

2012-10-07 02:04:30 | 寸評
新品買った嬉しさのあまり能書きだけで2ネタ引っ張ってしまいました。カメラですから一応画質に関することについても書いておきます。とはいえくどいようですが基本的にカメラ素人なので、あまり込み入った言及はできませんが・・・

まずお断りしとかないといけないのは、ボクは基本的に「超解像」を常にオンにして撮ってるということです。

実のところまだオフで撮ったことないんであくまで推測ですが、オンとオフでは仕上がりの印象ががらっと違うんじゃないかと思います。最近はルミックスに限らず「超解像技術」を実装した機種が増えてきてますが、大半の機種がデジタルズームとは別に「超解像ズーム」という概念を持ってて、要は超解像技術だけで補完が効く範囲での内部処理ズームは画質劣化が(ほとんど)ないと言い切ってることからしても、かなり踏み込んだ内部処理を掛けてることは容易に想像がつきます。(ボクはデジタルズーム自体は切ってますけど・・・)

基本的にはシャープネスの発展形と理解しています。一応 こちら を読んで勉強しました。ボクは元々シャープネスが設定できる機種ではもれなく目一杯プラスに設定して、巷のレビューでよく言われるところの「ちょっとカリカリ」ぐらいをちょうど良く感じる、いわゆる「見せかけのメリハリ」に騙されているタイプ。当然ながら超解像ウェルカムです。実際の画像を見た印象としては『これを万人に向けて「画質はすばらしい」とはとても言えないが、少なくともボクが騙されるには十分な仕上がり』・・・というところでしょうか。すばらしくキレイだと思っております。

購入前の興味のひとつ<新開発MOSセンサー>は思ったよりいいかもしれません。ルミックスにしては標準でもそこそこ落ち着いた発色、かといって懸念していた色褪せた感じもなく、もっとクセのある出方になると思いきや、いわゆるMOSっぽさはほとんど感じません。裏面照射型CMOSに対抗すべく満を持して出してきた素子だけに、かなり練りこんできたってことでしょうか。

発色で気になる点をひとつ挙げておくと、植物の緑の表現が結構ヘタというか引き出しが少ないというか、とかくそればっかり派手目に出る感じがあります。他の原色系はそこまでではないんですけどね。以前にちょっとだけ使ってた、割と最近のCCD機でも似たような印象はあったので、これはセンサーというよりはルミックス・ヴィーナスエンジンそのものの問題だとは思いますが。もっともこれは標準モードでの話なので、インテリジェントオートで被写体を細かく判定させればもっと違った結果になるのかも知れません。

とはいえ、全体的には当初の期待通りかそれ以上の出来栄えであり、現段階ではまずまず満足しております。こんだけ間を詰めて次々とネタ書いてる時点でもうお分かりいただいてるとは思いますが・・・