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ぬけヨガ神戸◎しちみのブログ ~猫とさかな通信~

神戸でヨガと畑、始めました♪
ヨガで深まる心地よさを共有したくてぬけヨガクラスやイベントしたり、畑で野菜を育てたり~◎

みなぎるインドから、ぬけヨガへ〜♪

2017-03-12 | 日々の暮らしの営みこそたのしくゆたかに♪

こんにちは!
ぬけヨガの、しちみです。
すっかりご無沙汰してしまいまして……^^;;

2月の上旬から一昨日まで、インドはリシケシに行っておりました◎
前半は『バガヴァッドギーター』の1章から6章を学ぶ日々、
後半はアサナと瞑想三昧という、
それはもう濃密でしあわせな毎日。
ふと気づくと、いつも鼻歌が聴こえていました☆

朝4時すぎに起きて、
夜10時ごろ眠りにつくまで、
ずっと軽く走っているような、
ハイパーなエネルギーにつき動かされているような、
あっという間に過ぎていく、
それでいて、
すとんと着地して根付いていくような、
なんとも不可思議な日々でした。

初めてのインドでしたので、
びっくり!も、うれしい!も、おいしい!も、
たくさんありました。
みなぎるインドのあれやこれやは、
また追って、ブログに書いていきたいと思います。
来年、また行きたい!の気持ちでいっぱいなのですよ〜^^


リシケシで学んだことをどう活かしていくか……
いろいろ工夫しながら、気持ちも新たに
ぬけヨガは続いていきます☆

3月15日(水)と29日(水)は、
神戸市垂水区塩屋の『澤井家』で、
アトリエf開催します。

両日とも、14時〜と16時〜の2クラス。
『たっぷり深呼吸』をテーマに、
背面をほぐして、胸を開いて、 
心地よくからだとこころを満たしていけたなら〜♪
アトリエfのFBページはこちら



3月18日(土)からは、浜ヨガも再開です!
3月18日(土)、25日(土)
4月1日(土)、8日(土)、15日(土)、22日(土)
いずれの日も朝10時から、
神戸市垂水区にあるアジュール舞子の浜にて開催します。
浜ヨガのFBサイトはこちら
浜ヨガについての詳細ブログはこちら 

ご質問や疑問などあれば、いつでもお問い合わせくださいませ!
k15catfishwill☆gmail.com(☆を@に変えてください〜)
タイトルに、『ぬけヨガ問い合わせ』と入れていただけると助かります♪


 

 

 


『おじいさんは山へ柴刈りに……』薪拾いの巻◎

2017-01-08 | 日々の暮らしの営みこそたのしくゆたかに♪

こんにちは!
ぬけヨガの、しちみです。

2017年もどうぞよろしくお願いします。

と言いつつ、なんだか面倒なことを言っちゃいますと(笑)、
個人的には二十四節季のぴったりはまる和暦の感じで暮らしていたりもして、
となると新年は、次の新月に明けまして、になるようです。
いまは師走、本格的な寒さを前に、あれこれととのえ、きれいにしていく時機。

なんて……ね?
ちょっと「ウザイ」でしょ…(笑)。

もちろん、世界はグレゴリオ暦で動いているので、
わたしも予定や行動はグレゴリオ暦で合せたり調整したりしていますし、
ステーショナリー好きとしてはシステム手帳に始まり、
クオバディス、モレスキン、 スマイソン、トラベラーズノート……
最近は"重たくなくてシンプルなもの"重視になりつつも、
新しい1冊を選んで使い始めるときのドキドキワクワクが大好きだったりしています。 

ただ、こどものころ、年賀状に『初春』なんて書いてあって、
寒くなるのはこれからなのになぁ、春は遠いよなぁ、
なんて不思議に思っていたのが、
年明けが1カ月ほどあとだとすれば、
すぐに節分がきて春近し、なるほど『初春』ですね、と納得がいったり。

お正月を祝ったあとに小寒、大寒がやってくるよりは、
年末にむけ、小寒、大寒……いよいよ冬たけなわ、そしてお正月、
のほうがぴたっとくるなぁ、とか。

和暦手帳、というのがあるのですけれど、
わたしは混乱しそうな気がして使ったことがありません(笑)。
それでも風土に合った暦で暮らしを営むというのは理に適っているなぁと思うので、
季節の移り変わりや畑のこと、土用や七十二候、
これからも個人的な営みは"そっち"へ向かっていきそうです。


という、長〜い新年のあいさつでした^^

で!
新年初ぬけヨガは、1月5日(木)に無事共有することができました。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございます。
しっかり呼吸をして、肩甲骨と股関節をゆるめて、
しっかり動いて、たっぷり休んで。
風邪で鼻がつまって苦しそうだった方が、
「抜けた〜! すっきりした」と喜んでくださって、
わたしのほうこそ大喜びの始まりです◎

いまぬけヨガでアトリエfとしてお借りしている『澤井家』は、
ロケットストーブで薪を燃やして部屋を暖めている、
それはステキな空間なのです。
ヨガが終わったあとは、ストーブのうえのやかんでいれたお茶を飲み、
薪のはぜる音を聴きながら温まる……ここはどこ!?な小旅行気分も味わっていただけます。

薪ストーブの経験のないわたしは、おおきな薪2〜3本でかなりもつのかと思っていたら、
1本で1時間くらいしかもたないそうで、
薪集めはなかなかたいへんな作業だとか。

それならばと、ぬけヨガ終了後、薪集めのお手伝いをさせてもらいました。
手には軍手、紐を入れた一輪車を押して、とことことこ……
5分も歩けばちいさな神社に到着です。
こんもりと森のようになったお社の周りの雑木林には、
たくさんの枝打ちした木が落ちていて、
片付けをかねて薪として拾っていいという話になっているとのこと。
せっせと小枝やら太めの枝を拾い集め、
長ければエイヤッ!と折り(正確には折ってもらい)、
一輪車にどんどこ乗せていきます。

そのうち、紐をひろげて小枝をひとかかえ分くらい積み上げ、
ひゅっとまとめてひょいっと肩にかけ、うまいぐあいに背負いあげて………

「ええ〜〜〜!」

薪拾いも初めての経験なら、
薪を背負っている人を生で見るのも初めてで、
薄暗くなり始めた山の気配も手伝って、
なんだか『日本むかし話』の世界に彷徨いこんだような………(笑)。

帰り道、一輪車をうんしょうんしょと押しながら、
前をすたすた歩いていく薪を背負った『澤井家』のまりさんの姿に、
わたしはずっと笑い転げておりました。

「ヒグマさんは働き者だなぁ」
と声をかければ、
「たぬきさんだって働き者じゃないか」
「ぼくはこの森、初めてだからさぁ」
「だいじょうぶ、すぐに慣れるよ。お友だちも、すぐにできるよ」
「そうかなぁ、そうだといいなぁ」

なんて言い合ったり。

「恨み買わないようにしないとね」
「なんで〜?」
「カチカチ山のたぬきさんみたいに、薪に火をつけられたらたいへん」
「燃やされるんだっけ」
「最初はあたたかいなぁなんて思ってたら、そのうち、アツッ、アツツッ!!!」
「ひどい話〜」
 

なんて笑い合ったり。


初ヨガ&初薪拾い、たのしかった〜の巻でした^^ 

(そうして毎度毎度、写真を撮り忘れる〜の巻^^;;
『澤井家』や南谷のすてきな風景、次回は撮ってきますきますきます〜♪)

 

ぬけヨガを共有しているアトリエfは、
神戸市垂水区塩屋の『澤井家』にて、開催しています。
基本的には毎月第1水曜日と第3水曜日の14時〜と16時〜の2クラス。
次回のアトリエfは、1月18日(水)です。
1月は、『燃焼!』がテーマですよ〜(笑)。
詳細は、ブログのこちらからどうぞ☆
アトリエfのfbページは、こちらです。 


ここ最近の、畑や映画やヨガやらあれこれ〜♪

2016-12-19 | 日々の暮らしの営みこそたのしくゆたかに♪

こんにちは!
ぬけヨガ神戸の、しちみです。

毎月第1水曜日と第3水曜日に、神戸市垂水区の塩屋でぬけヨガを共有しています。

いつ行っても”夏休み”のような、おおらかでのんびりとした海と山と小径の町、塩屋。
塩屋のなかでも、ちいさな旅の途中に見つけた風のうまれる場所のような気配の、南谷。
(それでも塩屋駅から歩いて7〜8分くらいですので、ご安心を^^)

2016年12月からは、
そんな棚田と畑のひろがる塩屋の南谷にある『澤井家』にご縁をいただいて、
アトリエf(ぬけヨガ)を開催しています。

次回は12月21日(水)14時〜と16時〜の2クラス。
(それぞれ75分〜90分くらい)
12月は『からだをひろげて、めぐらせる』をテーマに、
縮こまりがちなからだをゆるめ、
繰り返し動くことで熱を生み出し、
深い呼吸ですみずみまでめぐらせることができたらなぁと思っています。
陰の極まる冬至の日に、陽の気をバランスよく取り入れられたなら〜☆

詳細は、アトリエfのfbサイトでご確認くださいませ◎
https://www.facebook.com/atelierfull/?ref=aymt_homepage_panel



夏の間、大好物の茄子やトマト、バジル、キュウリ、ゴーヤー、獅子唐、紫蘇……
たくさんの野菜をふんだんにふるまってくれていた畑は、
ゆるやかに秋冬へと衣替えをし、
11月末ごろからはサツマイモや里芋、きめの細かいカブを供給してくれています。
じゃがいもも、順繰りいただけそうだし、
たまたまもらった苗を植えただけのヤーコンも、
夏の間にためこんだエネルギーいっぱいで、そろそろ収穫の時機のようです。 

初めての小豆は、赤ちゃんの生まれた友の家と、あんこ大好きな母のおなかへ。
これまた初めての黒豆は、ただいま仕上げの乾燥中で、お正月の黒豆さんになる予定。

ニンニクや玉ねぎ、そら豆、えんどう豆、スナップ豌豆のみなさんは、
いまはひょろりとなんとも儚げに見えるけれども、
じっくりじっくり滋養を蓄えてくれているのでしょう。
(春を迎えてからの勢いったら…☆)

秋から初冬にかけてあたたかい日の多かったお陰で、
大根や白菜、ブロッコリー、葉ものなどは種を蒔いても蒔いても虫に食べられ、
まだまだちんまり、かわいらしい葉を揺らしています。
去年、いただいておいしかったビーツの種も何度も蒔いているのだけれど、
なかなか芽が出てくれないなぁ。

うってかわって、ニンジンは、さわさわと元気に育ち中。

そうそう、初めて植えたイチゴの苗が、
白い花と緑のちいさな実をつけているのです。
ビニールハウスでもない、この畑『猫とさかな』で。
すごいなぁ。

何がどうしてこうなっているのやら、
めぐるいのちのミラクルに、
もれるため息は深さを増すばかりです。

畑に立って、わたしにできることといえば、
種を蒔いたり、
窮屈にならないよう、
影が濃くなりすぎないよう、
風が強く当たりすぎないよう、
ちょこっと手を入れ塩梅するくらいで、
あとはもう、土と虫と微生物と太陽と風と雨と生命力と……
まるっとおまかせ。
そのめぐみをいただくという、なんとも贅沢な話です。




贅沢といえば、たのしみにしていた映画『聖なる呼吸』を観ている時間もそうでした。

アーサナ(からだを動かしてポーズをとったりする、いわゆる"ヨガ")の息を飲むような美しさ、
奥深さに改めて惚れ惚れしたり、
アイアンガー・ヨガの創始者、アイアンガーさんの話に笑い転げたり(あっ、すみません!)、
こどものころからアーサナと並行してヴェーダ(聖典)に触れ、
サンスクリット語を学び、
何を大切にして生きるかという、
本来の意味のヨーガの体得の過程も興味深く、
「私たちが若かったころは、すべて無料で教わったものだよなぁ」
「わっはっは、それがいまではお金を取って教えるのだものな」
みたいな会話もおもしろく。
 

ちょうどいまのわたしの興味がヴェーダにあることも、
たのしいめぐりあわせだなぁと思います。

ヨガの聖典と言われる『ヨーガスートラ』を読みたくて、
でもわたしには難解すぎるので、
昔、ヨガの先生に勧めてもらった『インテグラル・ヨーガ』から読もうとしても、
やはりわたしには難しくて、
本当にわかったのか、わかっていないのか、
なかなか読み進められないまま、
何度も本を閉じていました。

そのあたりを読み解いてくれそうな「『ヨーガスートラ』を読む」という集まりに参加したのが始まりで、
まずは『ヨーガスートラ』の前に知っておくことは山ほどあり、
それらを知るために(知ったことを受け入れられるようにしておく用意として)、
考えをととのえる必要があり、
考えをととのえるために学ぶことは山ほどあり……
という、無限のスパイラルのような贅沢さを前にすることになりました。

知らないことが山ほどあるという豊かさ、
その一部だけでもこれから知っていけるかもしれないという輝くようなよろこび。
まるで尽きることのないゴージャスな贈りものを手にしたような……。


ことしの冬は、久しぶりに編みもの熱もやってきています。
まずは練習を兼ねて自分用にセーターとベストを編み、
手が慣れてきたかなと、贈りものの大判ショールを編みました。
おととい、自分用のショールも編みあがったので、
こんどは室内履きに取りかかろうかなぁ。
毛糸の手触りも、編んでいる時間も、
手の中で少しずつ形になっていく様子もたのしくて、
やっぱり編みものは大好き。
この冬の間、充分にたのしめるだけの毛糸はたっぷりあるし、
大好きなじゃがいもや里芋は畑でまだまだ待ってくれているし、
学びたいことは"山ほど"あるし。


なかなか贅沢な冬になりそうです☆ 


オーラ!

2016-10-27 | 日々の暮らしの営みこそたのしくゆたかに♪

こんにちは!
ぬけヨガ神戸の、しちみです。
神戸市垂水区塩屋のすてきスペースflagさんにて、
毎月第1水曜と第3水曜に、ぬけヨガを共有しています。
次回は11月2日(水)14時30分〜と、16時30分〜の2クラス。
11月は『あったかくなろう♪』をテーマに、
呼吸とからだの動きを連動させ、
自分のなかから熱を生み出して、
冷えを追い出せたらなぁと思っています。
詳細は、こちらからどうぞ☆

同じく垂水区にあるアジュール舞子の浜で開催中の『浜ヨガ』は、
とびとび土曜日の午前10時スタートです。
次回は10月29日(土)10時から☆ 
詳細は、ブログFBページにてご確認くださいませ。

 

1カ月ほど前にネットのブラウザを変更したら、
こちらのブログの仕様も自動的に変わってしまって、
しばらく放置していました……^^;;
(そしていまもよくわかっていません〜、書きにくいぃ〜〜)

ちょうど、前回のブログを書いたあとくらいに、
ものすごく濃いコーヒーを飲んで覚醒、というか、
目がチカチカする……みたいなことがありまして。
胃が荒れて、ちょっとしんどいなぁと思っていたところに足元を冷やし、
早めに治そうと思いつつ寝不足が重なったりもして、
風邪をひいて数日寝込んで……。

ふだん、わりと元気に過ごせているわたしにとっては、
ちょっと珍しい流れだなぁと思っていたら、
「いまはじっとしておく時期ですよ」
と言われました。
オーラ、の見える人に。

……オーラ!
タイトルの「オーラ!」は、
スペイン語の「Hola!」ではなく、
ウィキペディアによると
生体が発散するとされる霊的な放射体、エネルギーを意味する
ほうのオーラだったのでした〜♪


いままで『オーラ診断』とか、『オーラ写真』とか 、
目にしたり耳にしても無反応だったのですけれど、
友だちがたまたまオーラの見える人に出会ったという話を聞くうちに、
そういえば自分でも目には見えないけれどあるのはわかるし、
変化していくのを感じるなぁなんて思い、
友人3人で"オーラの見える人"に見てもらったのでした。

で、わたしはいまはじっとしていたほうがいい、のだそうです。
少し弱ってもいるので、
いまは次にそなえてととのえる時期だと。 

なるほど〜と思いました。
ここのところイベントを考えたり立ち上げたりするよりは、
学びたい気持ちが強いのはそういうことなのかな、とか。
心身や環境にしても、物理的なものに対しても、
捨てたり手放したりしにくかったことへの躊躇がすぅっと薄らいできたのは、
そういうことなのかな、とか。 
むむ?と疑問に思ったり、
なんとなく違うような気がしていたことの向こうにある、
キラッとしたものに一瞬でも
触れることができつつあるような気がするのも、
そういうことなのかな、とか(笑)。

思い当たる節がたくさんあって、
ほぅ〜っとため息もらしつつすっかりくつろいでいると、
「あんまりなんでも受け入れすぎないように気をつけて」
「ひらきすぎてて、家の中まで見えちゃいますよ」
 なんて忠告されたり……^^;;

仕事の選択はわたしにとってぴったりみたいだし、
自分ルールというか、
居心地よくいるための判断基準もばっちりその通りで、
直感を大切にしてきてよかった〜♪と改めて思ったり。

人ともっと会うようにしたほうがいいよ、
くつろいで話したり笑ったりする時間を増やしてね〜のアドバイスは、
まさにわたしの栄養源☆とばかりに実行中です。

そのうち、いっしょに暮らす人も出てくるらしいですよー(笑)。


畑のことやヨガのこと、映画、本、チャクラワークとか、
いろいろ書きたいことは溜まっております。
近いうちに、また更新したいと思います〜♪
 


”スウェット・ロッジ”という体感

2016-08-23 | 日々の暮らしの営みこそたのしくゆたかに♪
こんにちは!
ぬけヨガ神戸の、しちみです。

毎月第1水曜と第3水曜の午後、神戸市垂水区塩屋のflagさんをお借りして、
ぬけヨガを共有しています。
9月は『涼を取り込む』をテーマに、
呼吸にあわせてしっかり動いていきたいなぁなどと考え中。
夏の熱を芯から手放して、季節の変わり目をバランスよく過ごせたら……の気持ちです◎

9月は7日(水)と21日(水)、いずれも14時30分〜と16時30分〜の2クラス。
詳しくは、アトリエfのfbページ、もしくはブログのこちらのページからどうぞ☆

ほぼ毎週土曜日の18時30分から神戸市垂水区にあるアジュール舞子の浜にて、
『浜宵ヨガ』もやってます☆


この夏、このあたりはまったくと言っていいほど雨が降らなくて、
なぜかお盆を過ぎてから猛暑がやってきています……^^;
立秋を過ぎ、二十四節気では今日が『処暑』、
吹く風の気配は確かに変わってきているのを感じるのですけれど、
もわ〜んとした熱気は夜中まで健在です。
すぅっと涼しくなるのは、いつのことやら〜♪

そんな暑い週末に、『スウェット・ロッジ』なるものに行ってきました。
スウェット・ロッジ……汗をかく小屋。
アメリカ・インディアンの儀式に用いられる『祈りと浄化の場』。

いままでも、
ネイティブ・アメリカンの物語や箴言集、
映像や言い伝えなどに触れる機会はありました。

ネイティブ・アメリカンに憧憬のようなものを抱いている知り合いも少なからずいたりもし、
野外フェスなどの場でティピのなかに座って、火を囲んで、
深い体験談をきいたこともあります。

みなさんも耳にされたことがあるように、
わたしもそういった話のなかで、
『ビジョン・クエスト』や『サンダンス』ということばとともに、
『スウェット・ロッジ』というものについても耳にし、
なんとなく興味を持っていました。

ことしの3月ごろ、
友人が夏にその『スウェット・ロッジ』に行くかもしれない、
とぽろりと言いました。

「日本で?」
「そう、日本で。車で行けるよ」
「わぁ……」
「よかったら、いっしょに行く?」
「行きたい!」
「じゃあ決まったら、連絡するね」

わぁ………!!!
なんだかすごい話に、ドキドキです。
わたしは行くことが"決まる"のを心待ちにして、
実は『浜宵ヨガ』の日程も、
その日は空けられるように「未定」にしていました(笑)。
そして8月の新月の日に「行くことになったよ〜」と言われ、
つい先日、本当に、行ってきたのです。
わーーーーーっ♪


スウェット・ロッジ。
真っ暗闇
焼けた石
ふりかけられる水………蒸気

祈り
浄化

いろんなキーワードが頭のなかをぐるぐるして、
でも実際にはどのように行われるのかも知らないまま、
その日、わたしはスウェット・ロッジに入りました。
(スウェット・ロッジの意味、そこですること、しないことなど、
初心者向けのガイダンスは主催の方から説明がありました)

狭い小屋のなかにぎゅうぎゅうと座り、
真ん中の穴に赤く焼けた石が運び込まれる。

薬草が燃える石の上で香りと煙となり、
光は閉ざされ、
ドラムが鳴らされる。

水蒸気が何度もあがり、
熱気が押し寄せ、
祈りのことばが空へとつながっていく間、
体中からひっきりなしに汗が吹き出し続ける。

休憩を挟みながら、
焼けた石は4度運び込まれます。
この「4」という数字に大きな意味があり、
ものすごく大切にされ、重視されているのだそうです。
石が運ばれるごとに、幼少期⇨青年期⇨壮年期⇨死と再生とそれぞれのラウンドの意味は変化し、
圧倒的な熱が一瞬にして立ちのぼる「死と再生」のラウンドは、
ドラムと歌と祈り……
息も吸えないほど迫りくる熱に皮膚が粘膜が肺が焼けてめくれるのではないかと………


休憩で外に出るたび、
水を飲み、
わたしはシャバーサナのように横たわっていました。
横たわるごとに、
さらにはすべてのラウンドを終えてぐったり倒れこんだあとも、
不思議なほどまたむくむくと元気が戻ってきました。
大地と、空と、火と、水と、祈りと。
すべてがわたしに気を送り込んでくれているような、
ありがたいなぁ、という感覚。

シンプル。

もしかしたら、「いのち」とか「生きてる」みたいなものは、
ものすごく複雑でいて、
シンプル
なのかもしれないなぁ、
なんて思ったり。

だからこそ。

スウェット・ロッジには、
火、水、空気、土という自然界を構成する要素にプラスして、
薬草やタバコが使われます。

また、祭壇にはバッファローの頭骨や毛皮があったり、
小屋のなかに鳥の羽根を挿したり、
エルクの角を使ったり、
熊など動物の皮の張られたドラムを響かせたり、
動物由来のものも多く登場します。

すべてとつながっている、という意味なのだそうです。

ふだん触れたり目にすることのほとんどない、
動物の骨や皮が身近にあることに、
儀式としてタバコを吸うことに、
うわっと一瞬、抵抗感があったりもしたけれど、
おそらく長い歴史と文化のなかで育まれたもの。
それらの象徴する意味など知らなくても、
あるいは意味を教わったうえで理解できなかったとしても、
その場にいる限りは、まるっと受け入れてすべてを委ねる。

未知のわたしという存在を
"その場"は一瞬の抵抗感すら示さずに、
受け入れてくれている。

この"つながり"。




初日のスウェット・ロッジは、
文字通り初めてのことばかりで、
何がそこで行われているのか、
どのような手順ですすむのか、
じっと観察をしている自分がいました。

あとどれくらいだろうと時間を追うことはなく、
暑くてたまらない瞬間も、
「なるほど、暑いときいていたのはこのことか」と思い、
頭が屋根につかえるので姿勢を丸くしているのがしんどくなってきたときも、
「なるほど、わたしはいつも背中をまっすぐにしていたいのだな」と気づき、
聴こえるか聴こえないかくらいの声で呟かれる誰かの祈りの旋律に調和し、
初めて聴く歌に声を合わせ、
ひたすら"いま"という瞬間を感じながら『スウェット・ロッジ』にいて、
同時に俯瞰し観察していたように思います。


2日目のスウェット・ロッジは、
気づけば自分に集中していました。
そういうことをしていいのかどうか不明ですけれども、
どこか瞑想しているような感覚。

しかもひとりで瞑想しているのではなく、
その場にいるみんなとつながって全体として瞑想しているような、
その場にあるものすべてとつながって、
ものすごくおおきなところで瞑想しているような感じもあって、
口にする祈りもことばとして発さなかった想いも、
何もかもがひろがりつながりどこかにちゃんと届けられたような、
初日とはまた違う、体感がありました。


わたしは当たり前のように2日間続けてスウェット・ロッジを体感させてもらったのですけれど、
これはなかなかない経験なのだそうです。
通常は、1回だけなのだとか。

おお、ここでもめちゃくちゃめぐまれている!

ふだん親しんでいるヨガや瞑想、
学び始めたばかりのインド哲学とはまた違った、
それでいて通底するものを感じた、スウェット・ロッジ。

ヴィパッサナーで得たものは、
ちゃんとここにつながっていて、
またどこかへめぐっていくのでしょう。


そしてヨガを学んでいるときも、
ヴィパッサナーでの10日間のあとも、
今回のスウェット・ロッジでも思ったのは、
「ここで体感したもの、学んだすべてを日常に持ち帰って実践しよう」
ということ。

せっかく素晴らしい智慧を教わったり、
ひろがっていく体感を得たり、
多様なつながりのうつくしさを少しでも知ったなら、
それを頭のなかや自分のなかに収めておくだけではなく、
生活の中で活かしたい。

いま目の前にいる人との関係で、
いまいる現実のなかで、
イライラしたり、
トゲトゲしたり、
シットしたり、
意地悪されたり、
ムッとしたり、
いろんなことのある日常のなかで、
地味にちいさく少しずつでいいから活用したい。

いまこの瞬間を存分に生きていたい。

だからこそ。


スウェット・ロッジに誘ってくれた友人、
同じ車で連れて行ってくれた友人ファミリー、
スウェット・ロッジを維持しているご夫妻、
現地で何かとガイドしてくれた初対面の友、
………ありがとう!!!