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群馬で闘う!「伝説」社長のブログ

『伝説』グループ社長、根木寛正の日々の雑談です。

カド番「魁皇」の奇跡…

2006年03月26日 | 見たこと、聞いたこと
大相撲人気がジワジワと上がってきているように感じるのだが、どうなのだろうか…?

今日の千秋楽は沼田の店舗へ行って、渋川へ戻る移動中の車の中でラジオを聴いていた。

相撲中継を仕事の移動中の車で聴く事って、昔はよくあったのだが、今はほとんどない。
最近は興味がなかった…と言った方が良い。
思えば、10年程前の若貴兄弟が活躍していた頃、この二人の優勝決定戦があった時も同じように沼田で移動中の車の中でラジオを聴いていたことをよく覚えている。

さて、今日は何故かこの相撲中継を聴いていたのだが、結構楽しめた。
朝青龍と白鵬がモンゴル出身同士での優勝決定戦になったが、この二人が今日相次いで負けた時の会場の盛り上がりがかなり伝わってきた。

大相撲と言えば「普天王」のブログが有名だが、横綱挑戦が来場所につながった「栃東」もブログを公開している。
こうして誰もが現在の自分のことを世の中へ発信できる時代なわけで、力士が取り組むこんなことから時代遅れの典型…と思われていた大相撲が、ジワジワ注目されてきたのではないか…と感じる。

朝青龍が優勝インタビューで「まいど、おおきに!」と言おうとして「まいど、おおさか!」と言ったのには笑ったし、実際会場の笑いも取っていた。
今まで相撲界は、こんなことを言ったらいけない世界だろう…と思っていた。

もちろん、今でもそういうことをうるさく言う人はいるだろうが、でもずいぶん、相撲界や個々の力士が変わってきたように感じる。

さて、相撲と言えば、自分は1995年に書いた脚本で、「魁皇」に熱を上げる二人の相撲ギャルを登場させた。
当時「魁皇」は入幕したばかりの新鋭力士。
単にセリフにした時の名前のひびきがよかったので、「魁皇」を使ったのだが、ここで相撲ギャルは、1年後、2年後の「魁皇」の活躍を予言していて、実際その後その通りになった。

あれから11年…。

その「魁皇」が引退をかけた今場所…。
今日負ければ負け越しで大関陥落…。
相手は初優勝目前の白鵬…。

絶対負けると思った。…負けたら引退だろうと思っていた。

…それが勝った!

この瞬間は、車を停めてTVに切り替えた。

とにかく何が言いたいのかと言えば、相撲も面白いのだ…!

「きっかけ」

2006年03月19日 | 見たこと、聞いたこと
実はこれがすごく大事なことと思っている。

「きっかけ」とは、何かを始める機会や合図のことだが、これをつかめないといつまでたっても何も変化しない。

…ということでこの数日、自分の身の回りで起こったことや、世の中の出来事で刺激になったことを考えてみると、確実に自分にとってのこれからの「きっかけ」となることが起こっている…と捉えている。

先日行ってきた焼津の食材加工工場で見たこと、気付いたこと、聞いた話…。企業が大きくなる過程で起こる問題…。成功と挫折…について…。
何しろ運転してくれた食材業者の社長さんは、何もない所から水産会社を起こして、株式上場までした企業の経営者だ。
しかしその後、あらゆる失敗が重なって、商社に買収されその地位を追われた経験を持つ。
今は自ら再度会社を興し、「もう大きくするのはこりごりだ…」という話をしているが、こうした体験の話は実に貴重だ。
いろいろな話を聞いて、刺激を受けた。

世の中…で見ると、何と言っても「USEN」の宇野社長だ。
二代目で、容姿もソフトなのだが、ここまでの経緯が実に興味がある。
父親が作り上げた「有線」という会社をまるっきり変えてしまった。
特集していたTVでも「古い社員からかなりの反発があったようだ…」という話をしていた。
刺激になる…。

M&Aで言えば、ソフトバンクのボーダフォン日本法人買収もそうだし、外食業界ではすかいらーくのトマト&オニオン買収も衝撃だった。
報道を見ると、トマト&オニオンは後継者問題から買収を決意した…ということが言われているが、自分は数年前にこのトマト&オニオンの櫻木社長の息子さんとある外食セミナーで会って名刺交換したことがある。
彼はどうしているのだろう…?

ニュースになってしまうと、ただ単に出来事を伝えるだけになってしまうが、この裏には人間個人個人のいろいろな考え方、決断…がある訳だ。

そしてそのすべてに、そうなる「きっかけ」があるものだと思う。

これがすごく興味がある。
そして、ここ数日の出来事は自分にとって刺激になることがいっぱい!

この時期の自分の考え方が、自分自身のこれからの「きっかけ」になる…とおもっている。

さて、「WBC」は王JAPANが決勝進出!

野球を見ていても、ひとつの「きっかけ」で大きく変わる…。

何事も同じだ。


『伝説』グループ会社説明会(3月24日)

王 JAPAN 

2006年03月14日 | 見たこと、聞いたこと
昨日の「WBC」アメリカ戦については、いろいろな人が発言しているので、あえて言うこともないが、改めて考えてみて、野球って「審判」のスポーツだと思った。

だって、1球ごとにすべての投球を判定する訳だし、1プレーごとにすべてのプレーで判定が出る。その都度、流れを止めて、考えて次の1球に移っていく…。

こんなひとつひとつすべてのプレーに、ひとつずつ判定を出すスポーツって他にはないだろう…。

1球ごとに「審判」が関わる…。

まさに「審判」のスポーツだ。

今回の「WBC」…。
王JAPANには頑張ってもらいたい…。

1月に受講した経営者セミナーで王監督とロッキー青木さんの対談があったが、自分にとって王監督は子供の頃からのあこがれで、今でも尊敬しあこがれるリーダーだ。

今回の誤審(←そう思うが)にしても、強く抗議はしていたが、すぐに次へと気持ちを切り替えていた。

王監督の現役時代の言葉にこんな言葉がある…。

『いままでのボクの記録はみんな、耐えることでつくられてきたんです…』

これは監督になってからもそうだっただろうし、今現在もまさにそうなのだろうと思う。

そして、昨日の誤審でホームインを認められなかった西岡選手や、同点ホームランを打たれた清水直行投手は、今の心境をブログで発信している…。

いやあ、これってスゴイ…。

ホント、頑張って欲しい!!

で、何が言いたいのかと言えば、野球はやっぱり面白い!…ということ。
「審判」のスポーツだろうが何だろうが、面白いのだ。

好きです!野球!!

自分は中学までは野球部だったけど、高校ではやらなかった。
実はこの歳になって、唯一心残りなのが高校野球をやらなかったことなのだ。

今でも車にはバットが積んであって、いつでもバッティングセンターに行ける準備がしてある…。

明日のメキシコ戦必勝を祈って、ちょっと打ってこようか…と思っている。

頑張れ!王JAPAN!!!


『伝説』グループ会社説明会(3月24日)

「妹尾信孝」氏の講演を聞いて…

2006年03月11日 | 見たこと、聞いたこと
3月10日、群馬労働局、ハローワーク主催の「企業トップクラス及び公正採用選考人権啓発推進員研修会」という一度聞いただけではとても覚えられない長い名称の研修会に参加してきた。
よくわからないのだが、各企業から採用責任者が必ず出るように…というような内容のFAXが来ていたので、自分が参加することにしたのだ。

場所は伊勢崎文化会館。

内容の案内を見ると、講演を聞いたり、ビデオを見たり…というものだったので、眠かったら睡眠でも…という軽い気持ちで参加した。

…が、これが非常に感動した!

何が感動したかと言えば、「妹尾信孝」氏の講演…。

妹尾氏は生まれながらに四肢と言語に障害を持っている。
講演に立った時も、最初は何を話しているのか聞き取りずらい…。

でも「心で話します…」「心で聞いてください…」と最初に言っていた意味がだんだんわかってきた。

不自由な体全体を使って、身振り手振りで一生懸命に話している姿…。

生まれた時から障害を持っている自分を両親がどう育てたか…という話。

休日には必ず人の多く集まる所へ連れて行ったお父さんの話。
人に何を言われようが、指を指されようが、必ず人の多い場所へ行ったのだという。

そして、子供の頃、友達にいじめられ、仲間はずれにされている妹尾氏に、「友達と遊んできなさい!」と言い続けたお母さんの話。

「いじめられるから嫌だ…」と言う妹尾氏を外まで引っ張って行って、友達と遊ぶまで家に入れない…と鍵をかけたのだという…。

家に入れてもらえない妹尾氏は、何とか友達に遊んでもらえるように、いじめられても、仲間はずれにされても、友達のそばに行っては「一緒に遊んで…」と言い続けたそうだ…。

…酔っ払い!…宇宙人!…病原菌!そう言われて石を投げられたりもして、それでもお母さんは「強くなりなさい!」と言って突き放す…。本当に鬼だと思ったそうだ…。

それがある日、毎日毎日いじめっ子のそばにくっついて遊んでいる妹尾少年に、そのいじめっ子グループのガキ大将の子が…「お前、毎日いじめられてもいじめられてもそうやって付いてきて、えらいな…。これからはお前とも一緒に遊んでやる…」と言ったのだそうだ。「明日も来いよ」と言われて、嬉しくて嬉しくて、家に帰ってお母さんにその話をしたら、お母さんが裸足で土間に下りてきて、涙を流して抱きしめてくれた…。その時のことを昨日のことのように覚えている…と言っていた。

こういう話を不自由な体をいっぱいに使って、言語も不自由なのだが、しっかり言葉は聞こえてくるのだ。

「人に伝える」というのは、心の底から伝えたい…と思えば、それは気持ちが言葉になって伝わってくるものなんだ…と思った。

「この世に必要のない人間は一人もいないのだから…」
だからこそ、与えられた命、たった一度しかない命を粗末にせずにしないと…。

そんな話を聞いて、かなりジーンときた。

そして、この妹尾信孝さんは何と渋川市に住んでいるという。

ネットで調べてみたら、いろいろ情報があった。

今度、メールでも送ってみようか…と思う。

(写真はネット情報より拝借…)


「伝説」グループ会社説明会(3月24日)

「牛角」社長の本

2006年02月28日 | 見たこと、聞いたこと
「牛角」を創り、「am/pm」「成城石井」も傘下に収め展開するレックス・ホールディングスの西山社長が本を出した…ということは知っていたが、買おうとは思っていなかった。

本屋さんに寄った時、取りあえず立ち読みでも…ということで手にして見ると、あまりに自分と共通点が多いことに驚く。

年齢は自分が1年先。焼肉店を始めたのは1年後…なのだが、これはもう一緒と言ってもいい。

驚くのは、結婚した年、月…。上の子供の年齢はまるっきり一緒。
しかも、1999年に社員旅行で北海道に行った…というのも同じだ。

本は、この北海道旅行の最中にかかってきた奥様からの電話で伝えられたショッキングな出来事で始まる。

21ページまで読んで、「…今後どんなことが起きようと、今の気持ちに比べたら何にでも耐えられる…」という文章を読んだ段階で、即購入!

『事務所』に戻って、夜最後まで一気に読んでしまった。

自分だったらどうしよう…。

そんなことを考えさせられた。

「牛角」が一気に大きくなったのは、西山社長の「想い」がすべて。

言い換えれば、「想い」の大きさの通りに「牛角」は大きくなったし、そんな強い「想い」を持ちきれない自分の焼肉店は1店舗のまま…なのだ。

実はすごく刺激を受けている。

外食ビジネスに対する考え方においてもそうだが、この「想い」というタイトルにも…。

「想い」…「おもい」…。

「おもい」は「おもい」…。


「三谷幸喜」氏作品ということで…

2006年02月23日 | 見たこと、聞いたこと
今や「国民的コメディ作家」…とでも言うような活躍だが、「三谷幸喜」氏は自分と同時期に小劇場活動をしていた。

三谷氏は東京サンシャインボーイズという劇団を作っていたのだが、当時は上演劇場も観客動員数も同じような時期があった…。
増してや、自分の作品が三谷氏の作風に似ている…等と言われたこともあったりした。その当時はあまり意識しなかったが、その後三谷氏が有名になるにつれて、恥ずかしながら自分の昔話を飾る題材として意識したりしていた…。

ということで、向こうは何も思ってないだろうが、自分としては同時期に同じようなことを同じ場所でやっていた人…ということで身近に感じている。

その後、自分の当時の友人で三谷氏の作品に出演している人もたくさんいるので、もし会う事があれば色々話していくと、きっと共通の話題があるもの…と思ったりしている。

さて、大ヒット中の「THE有頂天ホテル」を観てきた。

内容はいろいろな情報で耳にしているだろうが、リアルタイムでいろいろなエピソードが混ざって、登場人物一人一人にスポットを当てているコメディだ。
まさに演劇的な作品。

この手の作り方は自分も大好きなのだ。
場所を決めて、そこに集まる「人」のエピソードを描いていく…。

この作品は「ホテル」という場所を舞台にしているが、人が集まるいろいろな場所でいろいろなストーリーが作れる。

場所における「裏」と「表」。そこにいる人間の「裏」と「表」…。

こういう個々の「人」を描く作品を観たら、自分も無性に作品を作りたくなった。

実は先月、昔の劇団仲間と会った時に、2008年までに1本つくる!…と口走ったのだが、今のうちからちょこちょこ書いていけばできるかなぁ…。

「築地銀だこ」の佐瀬代表にお会いしました。

2006年02月17日 | 見たこと、聞いたこと
地元信用金庫さんの経営者会で、「築地銀だこ」を展開する「株式会社ホットランド」佐瀬守男代表の講演を聴いた。

感動した!

佐瀬代表についてはTVの特集で見たり、業界情報等で知っていたが、すべて「銀だこ」が大ヒットした後のこと…。
それまでのご苦労はまるで知らなかった。

今日はそんな話を聴けて、よかった。

やはり成功者も、最初から成功者ではないのだ。
苦労して、苦労して、ギリギリの中で踏ん張り、小さなきっかけを活かして勇気を持って挑戦し、執念でそのチャンスを自分のものにしていく…。
そういうものなんだ。

講演前に佐瀬代表を見つけ、挨拶をさせてもらった。

群馬出身だし、世代も離れてないし、そういう意味では親近感を感じた。

でも、あちらは三百数十店…。

自分も頑張ろう…。

ところで、地元の信用金庫さんの経営者会だと、前にも書いたが参加者は人生における大先輩の方々ばかりだ。

挨拶させてもらうと、皆一様に自分のことを「若いねぇ…」と言う。正直、もう若くもないのだが…、会によっては年長者になることだってあるのだが、この地元信用金庫さんの会では自分は圧倒的に若い。

「これからの時代は君たちの時代なんだから…」なんて言われながら、ご挨拶させてもらった。

時間を間違えていて、大急ぎで行ったので手持ちの名刺が少なくて、名刺がなくなってしまったので、途中で引き揚げてきた。

「社長」データ

2006年02月16日 | 見たこと、聞いたこと
突然、企業データ管理会社さんから電話がかかってきた。

ウチは会社情報は提供しているけど、特に仕事の関係があるわけではないので、不思議に思って電話に出たら、情報誌を購入して欲しい…ということだった。

内容次第だね…と伝えたら、早速持ってきた。

聞くと、今週新規獲得のノルマがあって、明日までなのに売れてない…ということで、「助けると思ってお願いします…」とか言っている。

でも、情報誌等はいろいろ購入しているので、あえて購入するつもりもなく、一応過去のサンプルを何冊かもらって、明日返事をすることにした。

いろいろ見ていたら、こんなデータがあった。

約124万社の2005年企業データから出ているのだが…、

●「社長」の「平均年齢」は、58歳9ヶ月。
これは、資本金の額が多い会社ほど平均年齢が高い。資本金10億以上の会社の社長の平均年齢は63歳だ。

●「出身大学」は、日本大学が23年連続でトップ。
次いで、慶応、早稲田、明治、中央…の順。我が國學院大學は40位だった。

●出身地別で見ると、やはり「東京都」が圧倒的に多く、人口の多い県が上位にくるのだが、これを各都道府県の人口10万人あたりにおける人数で見ると、「福井県」が1位。次いで「山梨県」「島根県」…の順だ。「群馬県」は27位。「東京都」は35位。ビリは何と「埼玉県」だ。

…とまあ、結構楽しんで記事を読んだ。
この会社の特徴である「倒産情報」も興味深い…。

じっくりいろいろ目を通した…。

で、結論…。

ゴメンナサイ。購入しません。

だって、HPを見たらこれらの情報がそれなりに見れるんだもん。

まあ、もしかしたら明日、気が変わるかもしれないが…。
でも、購入しないでしょう…。きっと…。

パッヘルベルのカノン

2006年02月15日 | 見たこと、聞いたこと
カノンとは、音楽形式の名称で、作曲技法の一つだ。

そして、このカノンの代表作がパッヘルベルのカノン。

この曲は誰もが耳にしたことがある曲だと思う。TVやCM、携帯着メロ等、いろいろな所で使われている。

自分が演劇活動時代に出演した公演でも使われていたことがよくあったし、確か自分の結婚式で妻が両親への手紙を読むシーンでもBGMで使ったと思う…。

さて、そんなパッヘルベルのカノンだが、何だか急に惹かれた。
今月になって、「iTunes」で片っ端から試聴して、気に入った演奏をダウンロードで購入した。

と言うのも、先月の経営者セミナーで聞いた話で興味を持った。

パッヘルベルは17世紀のドイツ人だ。

この人が生涯残した曲の中で、有名なのはこの1曲だけ。

多くの曲を作ったのに、この1曲しか評価されていないのだ。

でも、1曲だけならバッハやベートーベンを超えた…と言われるのだそうだ。

この曲の演奏時間は約4分…。

「4分間の情熱」「4分間の偉業」「4分間に自分のすべてをかけた曲」…いろいろな言い方でこの曲は表現されている。

350年の時を越え、この1曲が今の人に影響を与え続けている…。

ある作曲家が生涯で残した作品の中の1曲…。

この1曲しか評価されてない…。

でも、その1曲が…。

自分がこの世を去っても、時を越えて伝えられ続ける仕事…。

たった1曲でも、そんな仕事を残した人…。

そんなことを知って、無性に気になって聞いている…。

「日経ビジネス」vs民主党

2006年02月13日 | 見たこと、聞いたこと
「日経ビジネス」の2月13日号で「吉野家」と米国牛肉輸入再停止の問題を特集しているが、この特集の中で米国最大の食肉加工業者タイソン・フーズの加工工場の管理体制を「良い!」と評価している。

で、このタイソン・フーズの加工工場を「ずさんで危険」と報告したのが民主党の視察団。

この報告に対して、タイソン・フーズ側が激怒!

自民党は同じ施設に再調査団を送った…ということだ。

これに対し、民主党の前原代表は意味がない…と言っていて、武部幹事長は外交問題に発展しつつあるので、民主党の調査方法を再調査する…というようなことを言っている。

双方の言い分を聞いていてもどっちがどうなのかわからない。

そして、「日経ビジネス」の記事に対して民主党が反論のメルマガを出してる…というので、昨日会ったIT専門家のますだくんにそのメルマガを送ってもらった。

このメルマガを読んでみると、日経ビジネスに対して「もっとしっかり調べた上で記事を書くべき…」とか書いてあるのだが、よく読んでみると発信している議員さんは調査団とは関係ない人みたいだ。
少なくとも日経ビジネスの記者は自分で見てきたことを記事として書いていているのだから、この言い方は違うんじゃないか…と思った。
もう、こういう複雑な言い合いになっている時に、民主党は当の調査団以外の人の意見を党のメルマガで流すのはどうなんだか…?

さて、自分の意見だが…。

今回、輸入停止の問題となった背骨の付いた牛肉を出荷した業者についての情報があまり出てこないのはどうなんだ…?と思う。

この問題の業者はこれまで輸出経験がない子牛専門の業者で、BSEに関する観念が薄かったと言われている。
こういう業者を指定業者として認定した米国がもちろん問題なのだが、日本以外では若い子牛はBSEとは関係がないと判断しているので、海外では問題にならないのだそうだ。

とにかく、特定危険部位がついたまま輸入された問題は、この業者の問題なのだが、それで工場視察に行くのに何故タイソン・フーズに行って、そこでまたこの大騒ぎの言い合いになっているのか…?
タイソン・フーズは最大手の業者なのだから、これまで何度も行っているだろうに…。民主党だって、指摘してたのは指定業者の加工工場を全部調査したのか…?ということを強く言っていたように思うのだが、何故そこでタイソン・フーズへ行って、何故今さら「ずさんで危険…」なんて報告したのか理解に苦しむ…。

と言うことで、最終的には「吉野家」の安部社長が言っている「指定業者はすべてご破算にして、日本が認めた業者以外は輸入を認めない。…日本の検査官が米国の食肉工場に常駐する…」という意見が一番良いんじゃないかと思っている。

とにかく、この問題は外交問題にもなってしまうので、いつまでもそれぞれが言い合っていたのではどうにもならないと思うのだが…。