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群馬で闘う!「伝説」社長のブログ

『伝説』グループ社長、根木寛正の日々の雑談です。

高校野球と自分と、「桐生第一」と言えば…。

2006年07月27日 | 私の考え
昨日に続き、高校野球の話だが、自分は小学校5年生の夏休みに高校野球が好きになった。
と言うのも、この夏休みに扁桃腺を取る手術をして何日か入院した。
この入院中に病室のTVがずっと高校野球をやっていて、それを見ていて興味を持ったのだ。
この時は東京の桜美林高校が初出場で初優勝をした。

で、この翌年の小6の時には、高校野球中継を録音していた。

中学では野球部に入ったが、野球の才能には限界を感じて、高校で野球をやる思いはなくなっていった…。

今思えば、人生で唯一後悔していることと言えば、この高校で野球をやらなかったこと…だったりする。

とにかく、小学高学年から高校野球はよく観に行った。

そんな何十年にもなる高校野球観戦歴の中で、1999年に全国制覇した桐生第一のチームには県大会ですごく驚いたのだ。
これはこの季節には何度となくする話なのだが、「声」がすごかったのだ。

この年の決勝戦を観に行ったのだが、試合前のノックでの選手の「声」の出し方がすごくて、この選手の「声」で鳥肌がたったくらい…。
簡単に一言で言えば「元気」というのに近いのだが、「声」に「気持ち」が乗っている…というか、そういう感じ…。

だから、この年の8月最初の店舗での朝礼で活躍を予言したのだ。
自分がこれまで見た高校野球チームの中で一番素晴らしいと感じた…と、そんな話をしたのだ。
「元気」がある方が勝つ…。一番最後まで勝つチームは、一番「気持ち」を持っているチームで、その「気持ち」の現われが「元気」だと、そういうことだ。

で、全国制覇…。

その後も毎年何回か高校野球を観に行っているが、あの桐生第一のようなチームには出会っていない。…何か、去年もこんなようなことを書いたと思う。

さて、今年の群馬県代表は、その桐生第一に決まった。
今日の決勝戦は延長サヨナラの大熱戦だったようだが、自分は『事務所』でずっと会議だったので見られなかった。

今年のチームはどうなのだろう?
先日、ウチの子供を連れて行った高崎城南球場で、試合を終えた桐生第一の選手に会ったが、それだけなので何とも言えない。
昨日の試合もちょこっと見たけど、昨日は試合中だし「農大ニ高」の応援団が目立って、選手の「声」まではわからなかった。

ただ、最近感じるのは父母会が熱心…すぎる?
父母会の人たちが目立つのだ。…ああいう調子を見ていると、自分の子供が外されたりしたらいろいろ口を出す人もいるだろう。
最近目立つ高校チームの不祥事の情報提供者は、こうした部分からと言われるが、それは感じる…。
あくまでも、見守る…スタイルが良いと思うのだが、かなり熱心さが目立つ。
まあ、自分も子供が野球やったら、そういう気持ちになってしまうのかもしれないが…。

とにかく、「元気」がなければダメだということ…。
アントニオ猪木が言ってることと同じだ…。

スポーツも、ビジネスも、人生も…。

そう思うのだ。

「祭り」の季節…、寄付の季節…。

2006年07月18日 | 私の考え
各地域で、夏のお祭り準備が始まっているようだ。
今年、ここ渋川市は毎年行われる「へそ祭り」と、1年おきに行われる「山車祭り」が7月と8月に続けてある。
その他、市町村合併で一緒になった村や町での「お祭り」は、そのまま例年通り行われるらしい…。
ということは、渋川市内で行われる「お祭り」はいったいいくつになるのだろう?

しかも、問題は我々のような飲食店には、必ず所属する区や町内から寄付のお願いがくる。
やはり地域の方々との協力は大事なことと思うので、これまでも協力してきた。

でも、店によっては、寄付金集めに来る方が例年のことで、あまりに当たり前のように来ることに「…?」の気持ちも出てきたりする。

「お祭り」には、本来その意味がしっかりあっただろうに…。
それがあまりに当たり前のことになって、しかもあっちでもこっちでも同地域なのに何だかわからないけど、新しい「お祭り」が次々できて…、一度やり始めたことは関わる人のプライドもあるのだろうが、ずっと続けたいと思うのだろうし…、そうすれば費用が必要で、地域の会社まわり…。

これ、ちょっと整理して考えないと、店としてもかなりの出費になる…。

ということで、今年は店舗に寄付金の依頼があったら、その場で支払うのではなく、一度「本部」に連絡して対応を検討してから、お支払いするという決まりことにした。

「お祭り」が店舗売上に好影響をもたらす地域はわかるのだが、中には店舗前の道路が封鎖されて、売上が激減する地域もある。
しかも、この店舗では、毎年祭り見学の人が頻繁にトイレを借りに来るのだが、去年はこのトイレを借りた人が祭り道具をトイレに流してしまって、それが詰まって大工事をする騒ぎになったりした…。

店においては、祭りの寄付金を払って、その祭りの影響で期間中の売上が下がって、トイレに祭り道具を詰まらせてその工事費が数十万…。
…そして、その祭り関係者が恒例のように「今年もよろしく…」とゾロゾロやって来たら、さすがに「…?」と思うだろう…。

やはり、こういう時代は、寄付金集めにゾロゾロ周るのなら、「祭り」の中で収益の上がる取り組みを考えて、稼ぐ努力をしたらどうなんだろう…と思う。

もちろん、各地域、各店舗においてできる協力はさせて頂こうと思うし、寄付もさせて頂くつもりだ…。

ただ、ちょっと考えて頂きたいのは、この数年で世の中激変している訳で、そんな現実の中で、昔と変わらないやり方でお金を集めようと思ってもそれは難しいでしょう…、ということを言いたいのだ。

例えば、その地域にある店舗の商品を仕入れて、祭りで販売して自分たちで収益を稼ぐ…とか、その販売協力を我々がする…とか、お互いにとって「良い」と思えることを考えていかないと、と思うのだが…。

平和という土台があるから言える事

2006年07月05日 | 私の考え
先日も社内の話の中で語ったことなのだが、今まで当たり前だった「平和」という土台が実に不安定になってきているのが現実だ。
北朝鮮ミサイル発射のニュースが大きく報道されているが、我々は実に不安定な世の中にいるのだ。
それなのに、これまで我々はあまりに当たり前に「平和」という土台の上で生活してきているので、いざ大変な危機にさらされることになってもピンと来ない…。

これは職場、仕事においても言える事で、個々の生活が守られているという土台の上で仕事をしてきているので、やれ仕事が大変だ…とか、面白くない…とか、気に食わない人がいる…とか、個々の様々な欲求を主張したくなるもの…。

でも、それは職場、会社がそこで集団として成立しているからこそ思えることで、世の多くの企業は、それこそ死に物狂い、命懸けで成立するための努力をしているのだ。

そうした現実を理解しておかないと、自分の目の前の欲求を求めて動くことが、自分を支えている土台を失うことになることがあるのだ。
土台を失ってしまったとしたら、イチから自分で作っていかないといけないことで、それは自分たちにとって途方もなく大変なことなのに、その意味の理解や決意もあいまいのままで主張したり、動いたりすることは実に愚かなことと思うのだ。

例えば、今回の北朝鮮に対して経済制裁を実施することになるが、以前から北朝鮮は「経済制裁は宣戦布告とみなす…」と言っている訳で、ということは戦争状態に入るということだ。
そんな状況にありながら、日本は自らの軍隊はない。
結局はアメリカに守ってもらうしかないのが現実…。
そんな状況があれば、総理大臣がアメリカに対してご機嫌を伺うのは仕方ないことだと思うのだが…。

それが嫌なら、日本もしっかり自立して自分たちで自分たちの国を守る軍隊を持つしかないじゃないか…。
徴兵制を作らなければ戦争で戦う人は集められないだろうし…。

隣の韓国の徴兵制を他人事だと思っているが、あれが当たり前じゃないか…。
自分たちが戦う意志、決意を持っている人が発言するならわからないでもないが、多くの人が目の前の出来事と、目の前で感じる欲求に基づいて発言、主張する。

日本はあまりに守られた「平和」の上にあった訳だが、あらゆる人種が生きる世界の中で、生物が生きていくということはまさに命懸けな訳だ。

そうした現実を知っておかないといけない。

こんなことを言っているのは、今の日本がまさにそんな現実の恐怖にさらされた今日だった訳だが、会社の仕事というのも同様に現実の土台に気付けないで目先の欲求から出る発言や行動があることがある。

国と同じ…。
集団の中で起こる問題の本質は変わらないのだ。

障害を持つ方の雇用について

2006年01月13日 | 私の考え
障害を持つ方の雇用については、いろいろ考えないといけないことだ。

去年、こうした障害者の学校から雇用に対しての理解を求める説明をする方が何度か会社に来られた。

こうした方は、「仕事によっては充分できることがいろいろあります…」と言うのだが、我々としてはどの位のことができるのかわからないから、なかなか話が進まない。

今日、また電話があって、自分なりにどうすれば話が進んでいくか考えてみた。

で、学校を見学させて欲しい…ということを伝えた。

実際に初めて障害者を採用する時には、企業はどうやって採用を決めているのかわからないが、学校側は「大丈夫です…」と言うのだけど、やってみてダメだと断るのでは本人を傷つけることになる。

だから、事前に学校見学等で普段の生活を見せてもらえれば、どの位のことならできる…とか、判断もできるんじゃないかと思った。

…ところが、こうしたことで企業に対して見学を許可したことはない…と言う。

「障害者の家族にしてみると…」とか言うのだが、であればいつまでたっても想像で話を進めるしかない訳で、学校側は「単純作業なら充分大丈夫です…」と言うけど、我々としてはどの位のことができるかわかってから答えを出さないと、お互いがつらい思いをすることになる…と言っているのだ。

だから、障害を持つ方の就業支援においては、企業に対して学校見学会等で理解しやすい環境を作るべきだ。

「見学に来る方はいないのですか…?」と聞いたら、「議員さんなどから申し出があった時には学校見学をしてもらっています…」と言う。

自分はもっと企業に対して理解を求めた方が障害を持つ方の支援になると思う。そしてその理解の求め方は、担当者が企業へ「大丈夫です…」とか「助成金が出ます…」とか言ってまわるのではなく、学校や個人個人を見てもらって本当の意味での理解を求めるようにするべきだ…と思う。

自分にしてみれば、採用するのを拒否しているのではなく、安易に答えて実際の仕事の中で本人が傷つくのを避けたい…のだ。

いずれにしても、障害を持つ方も自立できるように、周りはいろいろなことを考えていかないといけない…と思っている。