ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・
実験中

コーチ 堂場瞬一

2024-02-20 09:19:30 | 読んだ本の紹介

コーチ 堂場瞬一

古本屋の「店員おすすめ」という棚に置いてあったので
思わず買いました

ストーリー
アマゾンから
期待されながら、行き詰まっている若手刑事たちにコーチ役として派遣される人事課所属の向井。
捜査中のミスに悩む女性刑事、有名な俳優の取り調べに苦戦する刑事、尾行に失敗する刑事。
彼らに適切な助言を与える向井はなぜ刑事課ではなく人事課にいるのか?
三人は向井との関わりを語り合い、彼の過去の謎を探る。
そんな向井の過去と、三人の刑事が取り組むことになったある事件に関連が……?
堂場瞬一が描く刑事たちの人生。

この人の本初めて読みましたが
この人多作ですね、東野さんばりに書いてますね
警察小説とスポーツものがお得意だそうです
今回読んだのは警察ものでしたが

個人の感想として
うすっぺらい小説
ストーリーもとってつけたようなやっつけ仕事
伏線の回収もくそもない
中途半端感半端ない
人気タレントの傷害事件は、その犯罪動機について
思わせぶりなこと書いてて、それには触れないまま終わるし
女子大生殺人事件に至っては、元彼を出してくるのですが
何の意味があるのか?
ページ稼ぎか

だいたい
ロートルの刑事が新人を教育するという設定からして
長岡弘樹さんの「教場」をほうふつとさせます
教場はすごかった。
話の組み立て、展開もすごかったし
主人公の風間のキャラがたってましたからね
そらキムタクでドラマ化されるはずです

それを知ってるとこの本の薄っぺらさ
盛り上がりもどんでん返しもない

黒川博行御大の綿密な下調べで描かれる
警察小説からは想像もできない緩さに
軽薄さに苦笑してしまいます

次を読むことがあるのか?
スポーツものは読んでみたいですけどね







コメント (2)
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