怪物の木こり
先日、久々に本屋に行ったら平積みでこの本が積んでありました
映画化もされたということで気になってたので、買ってしまった
あらすじから
主人公は、サイコパスの二宮。気に入らない人間を躊躇なく殺す人間。
巷では、奇妙な連続殺人事件が起こっていた。
殺された被害者はすべて脳みそを持ちされていたのだ。
警察の戸城刑事(女性)が犯人を追っていた。
ある日、二宮のもとに怪物の面をつけた男が現れて
斧で襲ってきました、なんとか怪物を振り切った二宮は、
怪物を倒すために、同じくサイコパスの親友の杉谷に協力を求める。
という感じ
ここから先はネタばれ注意。
このミス大賞受賞ということですが、冒頭から脳を扱うという
描写で読者の度肝を抜くという手法。それが奏功して
読者は引き込まれますね。
でもそこまでか
文章が稚拙で、トリックも何もない薄っぺらな展開に
ページがどんどん進みますw
登場人物も少ないし、めっちゃ読みやすいw
サイコパスだけあって、簡単に人を殺すのですが
そんな簡単に人が殺せたら、ミステリー作家は苦労はないですねw
怪物の犯行動機もなにそれって感じ
主人公の心境の変化がこの物語の肝なんですが
まったく感情移入できない
とってつけたようなラストの展開
それでいいのかって
ままごとみたいな戸城刑事には失笑を禁じえませんでした
よくこれで、ミステリー大賞が取れたなって感じです
映画化したそうですが、怪物、脳みそ、サイコパス、女刑事
これは映像化しやすいでしょうね
中高生のミステリー入門にはいいのではないでしょうか
って感じです