LIFE!
今年見た映画で最高!
今年見る映画でこれ以上の作品が出てくるのか?
あらすじ
ウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、毎日ニューヨーク郊外から地下鉄に乗って
雑誌「LIFE」のオフィスへ通勤、
そこで地味な写真整理の仕事をしながら、何ひとつ変わりばえのない日々を繰り返している。
経済的にも恵まれておらず、不器用な性格ゆえに人付き合いが下手で、
今日もお見合いサイトで見つけた同僚のシェリル・メルホフ(クリスティン・ウィグ)
へのアプローチをどうしようか悩んでいる。
会社では、恥ずかしくてシェリルに話しかけることもままならない。
そんな彼の唯一の趣味は、虚しい現実から逃避して突飛な空想に浸ることだった。
空想の世界では、勇ましいヒーローに変身して大活躍、
また世界中のありとあらゆる場所で胸躍るアドベンチャーを繰り広げることもできる。
それがウォルターにとって退屈な日常をやり過ごすための唯一の手段であった。
だが彼がふと我に返ると、厳しい現実が待ち受けていた。
時代が要請するデジタル化の波に抗えず「LIFE」は経営が悪化、
新たなボスはリストラの対象としてウォルターに目をつけていたのだ。
そんな中、著名な写真家ショーン・オコンネル(ショーン・ペン)が、
LIFE最終刊にむけて
自分の最高傑作を送ったので最終刊の表紙にはそれを使うようにと連絡をよこしてきた。
しかしウォルター宛てにおくってきたネガの中に肝心のネガがないことに気付く。
クビを恐れた彼は、ショーンを捜し出し、直接ネガのありかを聞こうと決意する。
いままで引っ込み思案だったウォルターは、はるばる北極圏のグリーンランドにやってくるが、
あと一歩のところでショーンに追いつけず、波乱に満ちた旅の継続を余儀なくされてしまう。
空想の中で最愛のシェリルの助けを借り、
ありったけの勇気を奮い起こしてアイスランドの火山地帯を訪れるウォルター。
しかし、突飛な空想をもはるかに超越したこの壮大なる現実の旅は、
彼の人生を一変させていくのだった……。
とまあこんな感じ
ここから先はネタばれ注意
日々の仕事に汲々として
日々のぬるま湯のような生活をくりかえし満足している。
しかし本当に満足しているのか?
すべての人が抱える疑問ですね
主人公ウォルターも同じでした。
しかしショーンの「ネガ」紛失をきっかけに何かが変わり始めます
そのきっかけとなる言葉
ウォルターがたびたび口にし、
ショーンがウォルターに送った財布に刻まれた言葉
「色んな世界を見に行こう/
壁を超える勇気を持とう/
いろんな人と出会い、もっともっと分かり合おう」
LIFE誌のこの社訓。
これがこの映画のすべてかもしれません。
そして良かったのが、ウォルターの母親と妹。
でしゃばらず、ウォルターの変化をサポートします。
そこに深い家族愛を感じました。
ネガを探す旅は、紆余曲折がありそれがすばらしい景色と
すばらしい人類愛によって描かれてるんです。
人間と人間の間には国境はないんですね。
そしてシェリルとの愛。彼女もいたって普通の女性。
ウォルターの存在にすら気がついていない・・
しかし、ウォルターの成長する姿を見て彼女の気持ちが変わってくる・・
良いシーンですね
そしてラスト。
いままで、淡々と美しい景色。すごい冒険譚。心を奪われる言葉や
ちょっとしたユーモア。
良い映画だなあって思ってました。
しかし、ラストシーンで
廃刊になるLIFEを飾った写真を見た瞬間・・・
わしの涙腺が崩壊しました
涙が止まらない
心の底からわいてくる感動・・
あふれ出る涙・・なんで?なぜかわからない
まさに心を打つとはこのことです。
是非見てほしい映画の1本です
わしの生涯の何本かに入る作品です