nauhts の山歩き記

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乗 鞍 岳 (3026m) ⑦ - (チャリ & スキー)三本滝 -

2017年05月19日 | 北アルプス・立山
2017年5月19日(金)
このところ暖かい日が続き、山の雪解けもどんどん進んでいる。
特に今日から日曜日までの3日間は、好天気で気温も上がるようで、これを見逃すのは勿体ない。
先週も富士山に登ったところだが、 先月の乗鞍岳でちょっとモヤモヤが残ったので、もう一度挑戦。
エコーラインの除雪もかなり進んだようなので、電動チャリの威力発揮も再確認する、チャリ&スキーへ。

前日に荷物を作り電チャリを積み込んで用意。予定より約1時間遅れで、4時45分自宅出発。
何時ものコース、青木峠~梓川堤防道路~158号線~三本滝駐車場、現地7時着、約110km。
好天気だが平日、春山バスは8時45分発なので、まだ6台ほどしか停まっていない。
電チャリを降ろし、荷物を担いで7時10分スタート。ゲート脇をすり抜け、エコーラインに入る。

電チャリの威力を如何なく発揮、荷物を背負った坂道をグングン登って行く。位ヶ原山荘まで40分ほど。
バスはここまでだが、この先の除雪は進んでいるので、行けるところまで様子を見てデポ地点を決める。
更に10分ほど登ったところで、雪の壁からの融雪水が凍っており先に進めなくなる。 約10km、
ここから500mほど戻ってデポ地点を決め、スキー登攀準備を済ませ、8時20分スタート。

ハードブーツ持参。春雪で壺足ではズッポリ嵌るので、アイゼンとワカンは持参せず、シール歩行。
今回は最初に剣ヶ峰は目指さず、摩利支天岳の方へ向かう。避難小屋には寄らず、直登で登る。
シール歩行1時間ほど、9時20分到着。 車は少なかったのに、大勢が歩いているのでびっくり。
今週から岐阜県側からバスが運行開始、畳平まで入れるようになり、楽して乗鞍岳へ登れるようだ。

不消ヶ池は雪に覆われているが、その先の不動岳の斜面も気持ち良さそうなので滑ってみたい。
頂上でお話しした方によると、池が水源地になっており、その先の不動岳は滑降(立入)禁止とのこと。
諦め滑降準備をして大雪渓の方へドロップ。途中から剣ヶ峰を目指してシール登攀へ。
辛うじて繋がっているハイマツ帯の中央から最短距離で稜線へ。ここから剣ヶ峰までは後僅か。

 三本滝~電チャリ~エコーライン
 エコーライン~摩利支天
 摩利支天~ドロップ~大雪渓~剣ヶ峰

 

 

摩利支天岳から約1時間20分ほど、乗鞍岳剣ヶ峰へ登頂。 360°の素晴らしい眺望に大満足。
御嶽山から異様なほど大量の噴煙が上がっているが、かなり活発化しているのだろうか。
北アルプスの山々の雪も、4週間前と比べればかなり減っている。 シャッターを押して頂き記念撮影。
頂上でも暖かく、シャツ1枚で昼食休憩。 滑降準備を含め35分ほど休憩後、剣ヶ峰コースをドロップ。

先月は硬過ぎてカリカリで滑れなかったが、今日は適当に融けて柔らかく、気持ち良く滑れる。
このまま終わりにするのは勿体ないので、もう1回滑ろうと、途中から大雪渓側にコースを変える。
再びシール歩行で50分ほど登り返し、本日2回目の剣ヶ峰へ。 大勢がいるが、丁度誰もいない。
おやつをしながら滑降準備、20分ほど休憩。2回目の剣ヶ峰コースドロップ。先ほどより雪が柔らかい。

流石にもう1回の登り返しは体力的にきついので、このまま滑降下山。 2回とも良い感じで滑れて満足。
20分ほどで電チャリをデポした地点まで戻りスキーを格納片付け。 20分ほどで電チャリで下山へ。
下りは電源OFF、融雪水が流れて泥跳ねするのでスピードは出せず、30分ほど掛け三本滝駐車場へ戻る。
コーヒーを飲みながら片付け。14時30分現地発、同じ道を戻り、17時25分、無事帰宅。

 剣ヶ峰~ドロップ~登り返し~剣ヶ峰
 剣ヶ峰~ドロップ~エコーライン
 エコーライン~電チャリ~三本


 (右下のボタンで全面表示のスライドショー)
デポチャリ_拡大
ワイヤーロック180 ガードロープ回し
ワイヤロック60 後輪
ワイヤロック シューズバック

 

04:45 自宅出発     青木峠~梓川堤防道路~158号線
07:00 三本滝駐車場   約110km     6台駐車中

07:10 電チャリスタート
07:40 冷泉小屋
07:50 位ヶ原山荘
08:00 道路凍結 500mほど戻り電チャリデポ

08:20 スキー歩行スタート
09:20 摩利支天岳
09:40 摩利支天岳ドロップ
09:50 剣ヶ峰へ向けて登り返し シール&クランポン装着
10:40 朝日岳コル稜線
11:00 剣ヶ峰 ①    昼食休憩

11:35 剣ヶ峰コースからドロップ
11:45 剣ヶ峰へ向けて登り返し 大雪渓からシール歩行
12:18 朝日岳コル稜線
12:35 剣ヶ峰 ②
12:53 剣ヶ峰コースから2回目のドロップ
13:10 電チャリデポ地点へ戻る   【スキー: 約 4時間50分】

13:30 電チャリ下山
14:00 三本滝駐車場   往復 約20km  【約 6時間50分】
14:30 帰宅へ向けて出発
15:30 途中、島々の徳本峠登山口の確認(自宅から約80kmほど)
17:25 無事帰宅

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乗 鞍 岳(3026m) ⑥  -春スキー 三本滝 -

2017年04月22日 | 北アルプス・立山
2017年4月22日(土)
やっと天気が少し安定して来て、土曜日から火曜日は晴れの日が続き、その後は再び崩れそう。
休日は出来るだけ動かないようにしているが、この好天気は勿体ないので出掛けることに。
片道100kmを超える距離なので、車中泊をして2日攻める予定で準備をする。

早めに目が覚めたので、3時40分過ぎ自宅出発。 市内を通過、青木峠~梓川堤防で現地へ。
6時前、現地着。既に10台以上が停まっている。 約110km(バイパス経由より2km短い。)
スキー場は9日でクローズされ、その後除雪が進み、今日から春山バスの運行が始まる予定だったが、
今年は雪が多く除雪が間に合わずに一週間延期になり29日からになったようだ。

予報より天気が悪く曇り空。 朝の冷え込みで駐車場の雪解け水も凍っている。
イマイチ気分が盛り上がらないが、雪面が硬そうなのでハードブーツで準備を整える。
スキー板を担ぎ、シール・クランポン持参。アイゼンは置いて簡易アイゼンのみ、ワカンを持参。
春の乗鞍岳は昨年の4月26日に続いてだが、ゲレンデにも雪がたっぷり残り、まだシーズン中のような感じ。

最初から雪のかもしかゲレンデを歩いて登る。 雪面が締まっているで、ハードブーツの壺足で歩ける。
2ヶ所の除雪された道路を横断し、ゲレンデトップまで30分弱。 ツアーコースも雪で十分埋まっている。
取り掛かりの急坂も壺足で登り、ツアーコースに入っても雪面が硬いのでそのまま歩く。
駐車場から1時間半ほど、ツアーコース終点、位ヶ原分岐。 飲水で小休止。

急坂を登り切ると視界が開け、目の前に乗鞍岳が見えて来る。 天気も徐々に回復し、一部青空も見える。
今日は最初から直登コースから登るつもりで取り掛かる。 覚悟はしていたが急坂で体力消耗。
雪面が硬いのでワカンは使えず、アイゼンはなし。ハードブーツなのでキックステップで何とか足場を確保。
途中で休憩を入れ、喘ぎながら直登2時間、駐車場から4時間強で、乗鞍岳剣が峰へ登頂。

三本滝~カモシカゲレンデ~ツアーコース~森林限界
 森林限界~直登コース~剣ヶ峰

 

周りの山々には雲が掛かるが、360°の眺望に辛かった登りが癒される。
暫し眺望を楽しんだ後、神社の裏側で風を避けながら早めの昼食休憩、ゆっくりと過ごす。
暫くして滑降下山準備をして整えると、休憩が長かった為か、ハードな登りが堪え、筋肉が攣ってしまった。
やっと宥め、頂上に着いてから1時間も滞在し、摩利支天側へ向かう為に蚕玉岳コースを滑降下山へ。

雪面がガリガリのアイスバーン。ショートスキーのテレマークではガチガチでは手に負えない。
間も無く正午だが、休日だけあって春山バスは動いていなくても、まだまだ下から登って来る者が大勢いる。
避難小屋の脇から少し道路沿いに進み、摩利支天の滑降ポイントを目指して再びスキーを担ぎ壺足で登る。
先行者の跡があるので使わせて頂き、雪面も少し緩んで来ているので楽に登れる。

この頃になると天気が崩れて雲が掛かるようになって来た。 ポイント頂上の岩陰で2回目の昼食。
大勢の団体さんが登って来たので、20分ほどで滑降下山へ。こちら側は雪面が緩んでおり快適に滑れる。
再び剣が峰を目指すか迷ったが、脚が攣った後遺症もあり、雪面が硬いので今日はこのまま下山することに。
避難小屋から下はツアーコースも含め、日中の暖かさで雪面が大分緩んで来ている。

ショートスキー+ハードブーツなので、ツアーコース脇の林間へ入り、ツリーランを楽しみながら下る。
登り始めの急坂も難なく滑降、ゲレンデトップからリフト下を滑る。道路横断で2回板を履き替え駐車場へ戻る。
往復7時間15分ほど。 今夜は車中泊して明日再び登るか、このまま帰宅するか、コーヒーを飲みながら暫し思案。
明朝は今朝より冷えるという予報でバーンの硬さ、今日の体力消耗を考えると、出直した方が良いと判断し帰宅へ。

 剣ヶ峰~滑降下山~避難小屋~摩利支天
 摩利支天~滑降下山~ツアーコース~ゲレンデ
 ゲレンデ~駐車場~帰宅へ

 

  (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

03:40 自宅出発   (早朝なので最短距離の市街地を通過、宮島交差点10km)
06:00 三本滝駐車場  青木峠~梓川堤防 経由 約110km

06:25 かもしかゲレンデから歩いて登る
06:50 ゲレンデトップ
07:10 ツアーコース急坂トップ
07:55 ツアーコース終点 位ヶ原分岐 小休止
08:25 直登コース下から取り掛かり
09:25 急登途中で休憩 再スタート
10:30 剣ヶ峰  早めの昼食を済ませながら休憩   【駐車場から約4時間05分】

11:30 滑降下山 蚕玉岳コースから避難小屋へ抜ける
11:50 摩利支天へ向かって登り返す
12:40 摩利支天岳 滑降ポイントにて2回目の昼食休憩

13:00 滑降下山
13:05 避難小屋
13:15 ツアーコース 位ヶ原分岐
13:25 ツアーコース 急坂上
13:40 無事下山        【摩利支天から約40分】 【往復 約7時間15分】

14:30 片付けをしながらコーヒータイム 帰宅へ向けて三本滝を後にする
18:05 途中 寄り道 トイレや買い物を済ませ 無事帰宅 約222km

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餓鬼岳(2674m)②  - 白沢 -

2016年10月15日 | 北アルプス・立山
2016年10月15日(土)
今年は山歩きに適するような天候になる日が少なかったが、ここへ来てやっと少し晴れるようになった。
先週7日には、谷川岳馬蹄形縦走をしたところだが、今週も金~土~日と晴れるという予報。
休日は出来るだけ動かないようにしている為、昨日金曜日にお出掛けを計画。

妙高~火打、八丁尾根~甲斐駒、八ヶ岳主峰縦走、と迷ったまま金曜日の朝を迎える。
4時前に起きて空を見ると、どんより曇っており星も見えずに、お出掛け意欲が萎えてしまった。
10時過ぎまで山は見えなかったので、結果的には正解だったかも知れない。
しかし今日は朝から晴れるという予報に、休日ながら出掛けないのは勿体ない。

今シーズンの夏山は、今日が最終で山小屋を閉めるところが多く、今週がラストになるところが多い。
休日の好天気で、何処へ行っても混みそうなので、メジャーなところを避け、マイナーところで計画。
餓鬼岳~唐沢岳は、3年前に訪れているが、混んでも数人程度の静かな山歩きが出来るだろう。
紅葉にも期待しつつ、満点の星空を見ながら、4時10分、自宅出発。

自宅から1時間25分ほど、登山口の手前から路上駐車しており、予想外の車の数に少し戸惑う。
2~3台は覚悟していたが、入口付近の狭い部分に何とか駐車、全部で20台以上停まっている。
後から来る車は停めるところがないので、林道の奥の方へどんどん入って行くが、停められるだろうか。
準備を済ませて5時45分スタート。予定では唐沢岳往復して12時間、明るい内に戻れるかギリギリ。

林道から登山道に入り、暫くは川沿いに歩く。 何ヶ所かに渡渉用の橋が架かっているが、冬季は外される。
1時間20分ほどで、最終水場。小休止の上、1.5リットルほど水を汲みスポーツドリンク作成。
ここから大凪山まで1時間10分ほど、眺望はない。 ここのガレ場の登りが意外ときつい。
更に白ナギまで50分ほど、百曲がりを45分ほど登ると、餓鬼岳小屋。  【登山口から4時間10分】

 

3年前の前回とほぼ同タイムで登れたが、今回はかなり頑張って登った感じで、やはり年齢の衰えは隠せない。
頂上まで数分、好天気に恵まれ360°の眺望に大満足。 苦労して登って来た甲斐があるというもんだ。
途中で先行者を11人ほど抜いたが、頂上には誰もおらず一人占め。10分ほど休憩後、唐沢岳へ向けて縦走。
展望台まで行ったが、先の餓鬼のコブから唐沢岳に掛けて、数回のアップダウンがあり、思いやられる。

特に餓鬼のコブまでの下りは、帰りも登らなければならないと思えば、今の体力ではかなりきつい。
いろいろ考えている内に、徐々に意欲が萎えて、唐沢岳は前回行ったからいいかと諦めモードに。
行かないとなれば時間は充分余り、ゆっくりしていても明るい内には下山出来るだろう。
眺望を堪能しながら早めの昼食を摂り、40分ほど休憩後、稜線の岩塊を歩ながら餓鬼岳へ戻る。

昼前で3人ほどが休憩中。ここでも再び10分ほど休憩し、小屋まで下り少し離れたテント場を偵察。
既に4張が展張中、窪地で風除けには良いところだが、後2~3張程度で満杯で狭い。
再び小屋まで戻る。今日は好天の宿泊最終日、予約で満杯のようで、離れの方まで宿泊準備中。
展望テラス?で暫し休憩。 ゆったり過ごしたが、12時20分下山へ。     【頂上滞在:2時間25分】

 

下山中、午後になっても、これから登って来る人に25名ほど行き会った。
中にはテント泊装備をしている方がいたが、今からでは展張スペースがなく、どうするのだろう。
1時間15分ほどで大凪山。ここまで意外と長く感じたが、まだ半分にも来ていない。
最終水場まで更に55分ほど。 ここで小休止、顔と手を洗いサッパリする。

流石に下りは脚への負担が大きく、先日の谷川岳馬蹄形縦走よりきつく感じる。
後は川沿いに下り、15時40分、登山口へ戻る。 【下り:小屋から3時間20分】 【トータル9時間55分】
数台分のスペースは空いたが、まだ沢山の車が停まっている。 大半は宿泊組だろう。
帰り支度を整え、15時50分帰宅へ向けて出発。若干夕方の渋滞に巻き込まれながら、17時45分、無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

  白沢登山口~大凪山~餓鬼岳小屋
  餓鬼岳小屋~餓鬼岳~展望台
  展望台~餓鬼岳
  餓鬼岳~餓鬼岳小屋~大凪山
  大凪山~最終水場~白沢登山口

 

04:10 自宅出発
05:35 白沢登山口着    修那羅峠~麻績~八坂 越えで約75km

05:45 準備を済ませてスタート
06:45 魚留メの滝
07:05 最終水場      給水 5分休憩
08:20 大凪山
09:10 白ナギ
09:55 餓鬼岳小屋                      【登り:4時間10分】

10:00 餓鬼岳(2647m)
10:30 展望台       早めの昼食を摂りながら40分ほど休憩
11:10 唐沢岳を諦め 餓鬼岳へ戻り始める
11:45 稜線の岩塊を超えながら餓鬼岳頂上
12:00 餓鬼岳テント場視察後 小休止
12:20 下山へ                       【頂上滞在:2時間25分】

12:50 白ナギ
13:35 大凪山
14:30 最終水場      5分休憩
14:55 魚留メの滝
15:40 白沢登山口 《32800歩》【下り:3時間20分】【トータル9時間55分】

15:50 帰宅へ向け出発
17:45 無事帰宅

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燕岳(2763m)② ~ 大天井岳(2922m)②   - 中房温泉 -

2016年06月10日 | 北アルプス・立山
2016年6月10日(金)
例年より早く梅雨入りしたが、空梅雨で雨は降らないが曇り空の日が続いている。
昨日ほんのお湿り程度の降雨があったが、月曜日までまとまった雨は降りそうもない。
今日~明日は日差しもたっぷり、青空が望める絶好の好天気になるという予報。

先週の金山~雨飾山の11時間越えの山歩きから、もう一週間が経つ。
何処へ行くか迷いながら、手軽な燕岳から行ったことがない東沢岳へ抜けるコースを計画。
このコースも、11~12時間ぐらい要するので、本当は日帰りで無理すべきではない。
燕岳は10年10月の大天井岳とのピストン以来2回目、約6年ぶりとなる。

遅くとも6時には現地スタートしないと厳しいので、3時50分自宅出発。
約78km、1時間45分ほどで、現地市営駐車場へ到着。 20台ぐらい停まっている。
準備を済ませ、5時50分スタート。 中房温泉登山口まで7~8分、車道を約450mほど歩く。
辺りはガスで少し霞んでいるが、多分上空は晴れて、稜線はハッキリしているだろう。

登り始めて最初の10分ほどが、急坂の上、身体も慣れていないので結構きつい。
後は20~30分置きに休憩ベンチがあるので、ペースの目安となる。
第3ベンチで、登りのほぼ半分。 飲水をしながら小休止。
富士見ベンチの手前から、徐々に青空が見え始め、合戦小屋の辺まで来ると、雲海が綺麗。

合戦沢の頭で小休止、燕山荘を目指し歩き始める。 所々に残雪があるが、アイゼンは必要ない。
左側に見える大天井岳と稜線が美しく、東沢岳を止めて、こちらのピストンに気が向く。
燕山荘の手前から、以前と違う登山道が残雪地を通らずに直接山荘へ向けて開けている。
駐車場から約3時間、燕山荘到着。 周りの素晴らしい眺望に暫し見とれる。

小休止の上、燕岳へ向かう。 途中のイルカ岩は前回通過してしまったので、ここで記念撮影。
山荘から15分ほど、燕岳山頂。 暫し眺望を楽しみながら15分ほど休憩。
前回は寄らなかった北燕岳へピストン。 燕岳で引き返す方が多いが、こちらも素晴らしい。
ここまで来ると、大天井岳へ向かうより、やはり東沢岳へ向かいたくなり、縦走路を進む。

北燕岳から150mぐらい進むと雪渓あるが、踏み跡もなく登山道へ続く先がわからない。
広さも距離もは大したことなさそうだが、斜面も急でアイゼンが必要。  先週の二の舞はご免だ。
暫し悩んだが引き返えすことにし、このまま下山しても早いので、大天井岳をピストンすることに。
前回も今回の行きにも見逃していたメガネ岩をゲット。 燕岳のピークは迂回して燕山荘へ戻る。

  中房温泉~合戦尾根~燕山荘
  燕山荘~燕岳~北燕岳
  北燕岳~リターンポイント~燕山荘

 

燕山荘到着から、北燕岳からリターンポイントを往復して再び戻るまで、約1時間30分。
小休止もなしで、表銀座縦走路を大天井岳を目指して歩く。
東側からはガスが上がり稜線が見え隠れ、西側の北アルプスは良く見えている。
これ以上悪化して来たら引き返そうと思いながら大下り通過。 縦走路の約半分、もう行くしかないだろう。

朝食が早かったせいでお腹が空き、大天井岳まで待てずに、途中で約15分昼食休憩。
切通岩まで何回かのアップダウンを繰り返し、喜作レリーフを見ると、後は急登が待っている。
ゼイゼイ息継ぎをしながら、以前の大天荘経由の路ではなく、直登ルートから頂上へ登る。
燕山荘から昼食を挟み約2時間25分、大天井岳頂上。 目の前の槍ヶ岳が美しい。

下山時間を考えると長居は出来ない。 15分ほどの休憩で下山へ。
切通岩への急坂を下っている途中、左足が攣り出し、暫し痛み堪えながらなだめる。
何とかやり過ごし、先を急ぐ。 アップダウンを繰り返し、大下りの頭まで来ると、もう楽勝。
往路より早く感じながら、復路約2時間で燕山荘まで戻る。 大勢が休んでおり、ちょっとビックリ。

暫し休憩し下山へ。 テント場にも8張、展張中2張、後から2名が登って来て展張。
下りはガスの中、眺望はなく、唯々下るだけ。残雪地帯では、山荘の方が整備して歩き易くしてくれている。
第3ベンチを過ぎる頃から下界に晴れ間が見え出したが、稜線の方は相変わらずガスっている。
下り中は疲労で心肺、足腰ともヘロヘロ、小休止が増える。 第1ベンチで最後の飲み水を飲み干す。

燕山荘から下り2時間弱、中房温泉登山口へ戻る。 水場で喉を潤し、手と顔を洗いサッパリする。
後は駐車場まで数分の車道歩き。 17時05分、トータル11時間15分ほどで、無事下山。
東沢岳経由の下山予定も17時過ぎだったので、結局は同じような結果となった。
急いで帰り支度をし、2時間ほど掛け、19時15分、無事帰宅。 15時間25分のお出掛けでした。

  燕山荘~表銀座縦走路~大天井岳
  大天井岳~表銀座縦走路~燕山荘
  燕山荘~合戦尾根~中房温泉

 

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

03:50 自宅出発
05:35 現地市営駐車場着    約78km 1-45

05:50 準備を済ませスタート  約450mほど車道を歩く
05:58 中房温泉登山口(1462m)
06:30 第1ベンチ
06:50 第2ベンチ(1839m)
07:12 第3ベンチ        小休止
07:37 富士見ベンチ
07:57 合戦小屋(2350m)
08:10 合戦沢ノ頭(2488m) 小休止
08:50 燕山荘(2699m)    小休止    【駐車場から 約3時間】

09:20 燕 岳(2763m)    約15分休憩
09:45 北燕岳(2753m)
09:52 東沢岳縦走 諦め リターン  燕山荘から約550m

10:20 燕山荘          【北燕岳・リターンポイント 往復 約1時間30分】
10:45 ゲロ岩
11:00 大下りの頭(2631m)
12:15 切通岩          途中で昼食休憩 約15分
12:45 大天井岳(2922m)  【約23500歩】 【燕山荘から 約2時間25分】

13:00 大天井岳 下山   約15分休憩
13:25 切通岩       下山途中で足が攣り 暫し休憩
14:22 大下りの頭
14:37 ゲロ岩
15:00 燕山荘       小休止    【大天井岳から 約2時間】

15:30 合戦沢ノ頭
15:37 合戦小屋
15:52 富士見ベンチ   小休止
16:09 第3ベンチ
16:26 第2ベンチ     小休止
16:38 第1ベンチ     小休止
16:57 中房温泉登山口   小休止
17:05 駐車場 無事下山【約39700歩】【燕山荘から 約2時間】【トータル 約11時間15分】

17:15 帰り支度を済ませ 現地駐車場 発
19:15 無事帰宅  2-00       【お出掛けトータル 約15時間25分】

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乗 鞍 岳 (3026m) ⑤ 春スキー  ( 三本滝 )

2016年04月26日 | 北アルプス・立山
2016年4月26日(火)
今年の春は異様に暖かく、初夏のような陽気が続いている。
しかし丸1日スカッと晴れる日は少なく、黄砂の影響もあるのか、霞んでいる日が多い。
明日からGW初日に掛けて天気が崩れ、今日は久しぶりの快晴だというので出掛けることに。
火打山も行きたいが笹ヶ峰までの道路が、明日にならないと冬季閉鎖が解除されずに通れない。

乗鞍エコーラインは、15日に三本滝まで開通しており、位ヶ原までは春山バスも運行されている。
バスは費用と時間が自由にならないので使わないが、ツアーコースが使える内でないと厳しい。
昨年5月14日の春スキーでは、もうかなり融けていたので、GW前の方が良いだろう。
今年2月25日に挑戦したが寒さと強風で撤退、今年の雪は麓は少ないが、山頂付近は平年並みだという。

予定より早めに目が覚めたので、3時50分自宅出発。何時ものルートで現地6時10分着、約112km
駐車場には5台ほど停まっている。準備を済ませ6時30分、かもしかゲレンデを歩いて登り始める。
10分もしない内に暑くなり1枚脱ぐ。25分ほどでゲレンデトップ、ツアーコース入口へ向かう。
雪がない笹薮の中を少し進み、雪のコースへ出たところで小休止し、アイゼン装着。

喘ぎながら急坂を登る。辛うじて雪は残っているが、GWまでには一部雪切れになるだろう。
ツアーコースはまだ大丈夫だが、かなり荒れているので、下りの滑降は大変そう。
1時間45分ほどで、ツアーコース終点の位ヶ原分岐。ここで暫し休憩。
坂を上がると一面雪景色、一部ハイマツが出初めているが、何処から登るか暫し迷う。

2月の撤退場所から、肩の小屋方面から登るか迷いながらも、今の時期しか登れない直登コースへ挑戦。
一旦腰を下ろして休憩後、剣が峰頂上を目指すが、流石に急坂でかなりきつい。
息切れでハァハァ立ち止まり休憩多数。途中で1回、左大腿が攣り、苦痛を我慢しながらなだめ。
三本滝駐車場から約4時間25分、やっと乗鞍岳頂上剣が峰(3026m)に登頂。

遠望はちょっと霞んでいるが、素晴らしい眺望に満足。 苦労して登った甲斐があった。
軽く昼食を済ませ、滑降準備で40分ほど休憩。 どのコースを滑り下りるか迷いながら、
前回と同じく蚕玉岳(こだまだけ)から滑降、まだ時間が早いので、大雪渓側からもう1度登ることに。
今度は板にシールとクランポン装着で、約1時間で再び剣が峰へ登り返す。

頂上では先ほど1回目にシャッターを押して頂いた方と再び再会。 彼も2回目の登頂だった。
再び記念撮影後、今度は剣が峰コースを滑降下山。ショートスキーと革靴ながら、意外と良い感じで滑れる。
アッというまに道路側まで降りてしまい、勿体ない感じがするが仕方ない。後はツアーコースへ向かう。
荒れたツアーコースは、ショートスキーと革靴では結構厳しいが、何とか滑り降りることが出来た。

朝には繋がっていた急坂も、午後にはもう殆ど切れており、明日は板を外さないと無理だろう。
ツアーコース下で板を片付け背負い、ゲレンデを歩いて下る。
往復約7時間40分ほど、14時10分無事に三本滝駐車場の車へ戻る。コーヒーを飲みながら片付け。
14時40分現地発、同じ道を戻るが往路より25分ほど余計に掛かり、17時25分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 三本滝 ~ ツアーコース入口
 ツアーコース ~ 直登コース下
 直登コース下 ~ 剣が峰 ~ ドロップ ~ 大雪渓
 大雪渓 ~ クライムアップ ~ 剣が峰 ~ ドロップ ~ エコーライン道路
 エコーライン道路 ~ ツアーコース ~ 三本滝駐車場

 

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北アルプス縦走 ② (焼~穂高~槍) -中尾高原口- 【後半】

2015年09月30日 | 北アルプス・立山
   --- 前半 初日~2日目から続く ---

3日目 29日(火)
4時前、トイレへ行く為に起床。 テント内8℃、外気2℃。
朝食とテント撤収を済ませ、明るくなったので、5時45分出発。
今日は双六まで行かず、槍ヶ岳までなので、それほど急ぐ必要はない。
始めはガスで眺望は利かず、強風で寒く、北穂付近では体感温度は氷点下。

05:45 穂高岳山荘から涸沢岳へ向けて出発
06:10 涸沢岳。  ガスで眺望はない
06:55 最低のコル。 ここの下りは結構きつい
07:50 北穂高岳。 穂高岳山荘から2時間05分ほど。昨日の内に来れたなぁ
08:10 荷揚げのヘリを眺めながら暫し休憩し、飛騨泣きの急坂を下る
08:53 A沢のコル
09:05 長谷川ピーク
10:45 休憩を入れながら大キレットを登り、展望台へ
10:50 南岳小屋
11:00 南岳。 所々でガスが湧いているが、眺望は素晴らしい
11:20 天狗原への分岐
12:05 中岳。 記念撮影の準備をしていると、辺りはガスで覆われる
12:50 途中で15分ほどの休憩を入れ、大喰岳
13:05 飛騨乗越
13:15 槍ヶ岳山荘。     穂高岳山荘から7時間30分
15:10 テント設営後、槍ヶ岳頂上へ向かう
15:28 槍ヶ岳頂上。     時折りガスが眺望を遮る
16:35 晴れたりガスったりの景色を楽しみ1時間も滞在し下山
16:50 テン場へ戻る
17:38 夕食を済ませ、日没を迎える

北穂高岳までは陽も射さず強風で寒く、指先がジンジンするほどであった。
防寒用の長手袋を忘れたのが悔やまれたが、中には半指グローブの人もいた。
尾根歩きの風の吹き上げ側は寒いが、風下の岩陰に入ると、陽射しもあると暑い。
大キレットを登り終えると核心部は終わり、後は普通の山歩き。

早めに槍ヶ岳山荘へ着いたので、テント場は自由に選ぶことが出来た。
テント1張1000円。ここは水別、リッター200円。強風を避ける岩陰に設営。
ガスが晴れたり掛かったりしていたが、一応槍ヶ岳山頂を目指す。
大勢が目指しているが、常時、何人もが入れ替わっている。

ガスの合間からの景色を楽しんでいると、ブロッケン現象が現れた。
こんなに綺麗に映ったのは初めて。 写真では上手く写らないなぁ。
1時間ほど楽しんでいたが、穂高方面のガスは晴れなかった。
次の団体さんが登って来たので、下山へ。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

 

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4日目 30日(水)
夜中中、強風でテントが揺れる音と寒さで熟睡できず、ウトウトしたまま朝を迎える。
テント内4℃、寒い訳だ。 外気温、何と氷点下2℃。 水袋の水が凍っている。
外を見ると素晴らしい天気。 4日目にして、初めて朝陽を浴びられそうだ。
時間的余裕があるので、ご来光登山に再度槍ヶ岳頂上へ登る。
360°の素晴らしい眺望に大満足。 何時まで見ていても飽きない。

05:00 御来光登山、ヘッ電を着けて槍ヶ岳頂上へ向かう
05:25 ご来光。 若干雲があるが、良しとしよう      頂上からの動画
05:58 団体さんが登って来たので下山へ
06:07 テン場へ戻り、テント撤収
06:50 新穂高温泉へ向けて下山
07:20 千丈沢乗越。 最初の予定なら、このまま西鎌尾根を進むところなのになぁ
07:32 奥丸山への分岐
08:50 槍平分岐。  途中、陽が射し暑く上着を脱ぎ、アンダー1枚になる
09:08 奥丸山。 ここまで破線ルートながら、歩き易い登山道  頂上からの360°展望動画
09:26 1名唯一の反行者あり。 わさび平へ向けて下山。
10:10 中崎尾根分岐。 地図にはないが直接新穂高温泉へ降りる道があるようだ
11:25 奥丸山登山口
11:28 双六岳へ向かう小池新道分岐
11:45 わさび平小屋。 栄養補給に「かつ丼」800円の昼食
12:10 下山へ
12:20 笠新道分岐
12:30 中崎橋
12:57 左股林道ゲート
13:05 新穂高ロープウェイ駅。 路線バスの時間を確認、歩いた方が早そうだ
13:08 登山センター 通過
13:18 登山者用無料駐車場 通過
13:32 日帰り温泉「ひがくの湯」通過
13:40 無事、中尾高原口駐車の車へ戻る。   槍ヶ岳山荘から、約6時間50分
14:30 コーヒーを飲みながら一服し、帰り支度を済ませ帰宅へ
15:10 安房峠
16:03 道の駅「風穴の里」通過
17:27 143号線 青木峠 通過
18:40 途中で買い物を済ませ、無事帰宅

朝は氷点下、下山時は20℃近くと、気温差の激しい日だった。
朝一はダウンを含め4枚の重ね着。 途中でアンダー1枚となる。
中崎尾根からわさび平の上半分は、木の根の上を歩く急坂が続き、かなりきつい。
わさび平登山口からは、林道・車道歩きが約9km弱、約1時間50分と、結構長い。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

 

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ルート・行動時間(休憩時間を含む、CTには含まず)≫
 初日 06:25~14:30 12.7km (CT 9-25)  8時間05分 0.86
2日目 05:25~13:20  4.6km (CT 10-00) 7時間55分 0.79
3日目 05:45~13:15  6.4km  (CT 9-50)  7時間30分 0.76 (槍ヶ岳往復① 1-40 別)
4日目 06:50~13:40 15.2km (CT 8-35)  6時間50分 0.80 (槍ヶ岳往復② 1-05 別)
 合計          38.9km (CT 37-50) 30時間20分 0.80
トータル                   3日と7時間15分

当初の予定から、後半はほぼ半分になったが、やはり無理はしない方が良い。
もう無理が利かない歳になったということかなぁ~。
それでも各間は、縦走装備を背負いながらも標準タイムの0.8前後で歩いている。
長距離に対応出来なくなって来ているということか。

 

≪今回の忘れ物・反省点≫
① 西穂山荘テント撤収の際に、暗かったのでペグ袋を見落とし、未収納。
② 西穂~奥穂 縦走間に、汗ふき用ハンドタオルを、何処かで落とした。
③ 3日目夕方から、ケータイの電池切れ、入山前に充電をしなかった。
④ インナーシュラフは持ったが、シュラフカバーは持たず、夜中に寒かった。
⑤ 半指・長指グローブのみで防寒用は持たず、早朝の吹きさらしで指先がジンジンした。
⑥ コースタイムの計算は大体合っていたが、体力(持続力)が伴わなかった。
⑦ 食糧は凡そ足りたが、蛋白質・脂肪分が少なく、栄養バランスが悪かった。

 

 

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北アルプス縦走 ② (焼~穂高~槍) -中尾高原口- 【前半】

2015年09月28日 | 北アルプス・立山
2015年9月27日(日)~30日(水)
6年ぶりの5連休のシルバーウィークは大人しくしていたので、そろそろ活動開始。
今年は好天に恵まれる日が少なく、連泊の山行きが厳しい状況であった。
28~30日は晴れるという予報に、南アルプス南部を2泊3日で縦走を計画。
しかし、登山口までの林道が、先日の台風18号の影響で通行止めとのことが判明。

急遽、2年前の北アルプス縦走の逆コースへ変更するも、どうせなら焼岳から周りたい。
少し無理をすれば、3泊4日で双六岳から笠ヶ岳まで周ることも可能。
27日の天気は曇り時々晴れの予報ながら、降水確率は20%なので、何とかなるだろう。
最悪、西穂山荘からのスタートが本番なので、焼岳はおまけとしておこう。

① 中尾高原口~中尾峠~焼岳~焼岳小屋~西穂山荘(テント泊) 約13km/8.7時間
② ~西穂高岳~ジャン~奥穂高岳~涸沢岳~北穂高岳(テント泊) 約6.5km/11.5時間
③ ~キレット~南岳~槍ヶ岳~西鎌尾根~樅沢岳~双六山荘(テント泊) 約11km/11.3時間
④ ~弓折岳~笠ヶ岳~クリヤ谷~中尾高原口 約19km/12.9時間

結果として、初日は予定通り、2日目は穂高岳山荘でテント泊。
双六岳~笠ヶ岳は無理なので、3日目は槍ヶ岳山荘テント泊。
最終日は、奥丸山を経由してわさび平へ下山。中尾高原口まで歩く。
時間的に行程は可能だったが、体力的にちょっと苦しく無理を避けた。

 

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初日 27日(日)
03:20 自宅出発。有料道路を避け、青木峠~梓川堤防~安房峠経由
06:05 中尾高原口、無料駐車場着。 約140km
06:25 準備を済ませ登山スタート。 中尾地区を抜けた登山口駐車場までは約30分
07:50 白水の滝
08:20 鍋助横手
09:10 秀縞神社
09:40 中尾峠。 荷物をデポし、焼岳へ向かう
10:20 焼岳(北峰)頂上。 大勢が戯れている。 ガスで眺望はない
10:40 20分ほど休憩後下山へ。 途中で一瞬ガスが晴れ、周りが少し見えた
11:05 中尾峠へ戻り、荷物をピックアップ。 焼岳小屋へ向かう
11:20 焼岳小屋。 15分ほど休憩し、西穂山荘へ向けて出発
14:20 上高地からの焼岳分岐。 途中、樹林とガスで殆ど眺望はない
14:30 西穂山荘。 ここにも大勢が休んでいる。 テントの受付を済ませ幕営
17:42 日没

予定より1時間10分ほど早く西穂山荘へ到着。
中尾高原~中尾峠はマイナーな登山ルートで同行者2名、反行者2名だけ。
焼岳小屋~西穂山荘間も人がおらず、反行者1人のみで静かな山歩きになった。
テント1張1000円。 水は1リットル200円と、ガソリンより高いが仕方ない。

テント場は20張ぐらい張れるが、今日のテントは8張でガラガラ。
夕方になるとガスも晴れ、雲が多目ながら青空も見えるようになった。
遠くの雲の上に沈む夕陽を眺めると、反対の東の空には中秋の名月が昇る。
明日の晴天を期待して18時過ぎに就寝。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

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2日目 28日(月)
3時過ぎ、風の音で目が覚める。 テント内9℃、外気3℃。 外はガスで真っ白。
今日は北穂までの長丁場となるので、明るくなったら出発しなければならない。
早めに朝食を済ませ、暗い内にテント撤収。 山荘前で明るくなるのを待つ。
ガスっているので、ご来光は拝めそうもない。

05:25 薄明るく、ヘッ電が必要ない程度になったので、本日のスタート
05:40 西穂丸山。 周りはガスで何も見えない
06:20 西穂独標。 周りはガスだが、記念撮影をしている内に少し晴れて来た
06:55 ピラミッドピーク。 ガスが晴れ、周りの景色を楽しめるようになる
07:35 西穂高岳。  これから向かう穂高岳~槍ヶ岳が美しい
08:00 P1
08:45 間ノ岳
09:20 天狗ノ頭
09:50 天狗ノコル。 上高地への分岐点
11:40 ジャンダルム。 このコースの最高に気持ちの良いところ
12:25 馬ノ背
12:40 奥穂高岳。   西穂山荘から7時間15分
12:55 山頂には大勢が戯れている。 15分ほど休憩後、下山へ
13:20 穂高岳山荘。 テントの受付を済ませ、適地を探して設営
17:42 日没

西穂高岳から奥穂高岳のコースは最大に厳しいところ。流石にここまでがきつかった。
タイム的にはほぼ予定通りだが、アップダウンで体力が消耗、北穂まで行けるか心配。
穂高岳山荘に着いたのは予定より30分ほど早いが、北穂高岳までは残り3時間ほど。
しかし、時間的には行けそうだが、もう疲れて今日はここで泊まることにして、予定変更。

テント1張1000円。 水は1リットル100円だが、テント料に含まれ無料。
トイレも暖房便座の水洗、手洗所もある。 テント場は階段状で狭く、先着順。
山荘内で塩分と蛋白質補給の意味で、みそラーメン900円のおやつをする。
夕方までまったり過ごし、夕陽を眺めて就寝。 今夜のテント数19張。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

   --- 後半 3日目~4日目へ続く ---

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鹿島槍ヶ岳 (2890m) ③ -(赤岩尾根)-

2015年06月29日 | 北アルプス・立山
2015年6月29日(月)
梅雨に入り愚図ついた天気が続き、すっきりと晴れる日がない。
昨日・今日と、梅雨の晴れ間になり、降水確率も10%以下で、絶好の山登り日和。
生憎の天気と腰痛で、先月26日の越後三山縦走以来、1ヶ月ぶりの山登りとなる。
鹿島槍ヶ岳は3回目となるが、前回前々回、と登ったのは10月で、この時期は初めて。

少し早めの4時前に自宅出発。オリンピック道路を夜間無料開放の日高トンネルを越え、
324号線で美麻からヤナバへ抜けようとしたところ、何と通行止め。
仕方ないので白馬周りで青木湖経由に変更、佐野坂の信号から青木湖へ入ったところで、
何を勘違いしたのか道が違ったと思い、148号へ戻り南下。

ヤナバで中綱湖へ右折すれば良いと思ったところ、立体交差になっており、
曲がるところが分からずそのまま南下、木崎湖まで行ってしまった。
そのまま進み、扇沢方面へ右折後、爺が岳スキー場を経由して大谷原駐車場へ。
現地まで約77kmほどのところを、104km、27kmほど余計に走ってしまった。

 

車なのでスカブーでは出来ない走行しながら朝食を済ませ、準備を整え6時過ぎにスタート。
最初は西俣出合まで林道を歩く。 砂防ダム下のトンネルを越え、登山道口から登り始める。
高千穂平までは、眺望も無く、中途半端な急坂が続き、辛いだけで面白くもない。
約2時間10分、ここで一休み。眺望が開け、目の前に冷乗越~布引岳~鹿島槍ヶ岳が迫る。

天気も良いので、稜線の分岐道標も見え、目標がはっきりしているので、気分もルンルン。
ガレ場を通り過ぎ、雪渓をトラバース、1時間ほどで冷乗越へ出ると、立山連邦・剱岳が迫る。
冷池山荘も直ぐそこに。ヘリコプターで盛んに荷揚げをしている。
振り返ると爺が岳の向こうに種池山荘も直ぐ近くに見える。

一旦下り登り返し、冷池山荘前で休憩。 登って来た大谷原登山口~赤岩尾根が良く見える。
布引岳までの稜線路には一部残雪があるが、アイゼンが必要なほどではない。
森林限界を超えるとこのルート一番の急坂が始まる。
1ヶ月ぶりの山歩き、この急坂で脚が攣り、なだめる為に少し時間が掛かってしまった。

冷池山荘から約1時間、布引岳。 更に40分ほどで鹿島槍ヶ岳南峰。 誰もいない。
記念撮影を済ませ、双耳峰の北峰へ向かう。 ここの30分ほどが以外とキツイ。
駐車場から登り5時間30分ほど、鹿島槍ヶ岳北峰へ登頂。 
長野県側には多少のガスがあるが、360°の眺望に大満足。 昼食を済ませ、12時下山開始。

南峰へ戻ると2名が休憩中。 その他、道中で3名ほどとすれ違ったが、静かな山歩きだった。
布引岳へ戻ると、ライチョウの親子が戯れていたし、下山路では野生のサルもいた。
冷池山荘で一休みし、冷乗越から登って来た赤岩尾根を高千穂平へ向けて下る。
流石にこの頃になると脚に疲れが溜り、身体も重くなって来て、下りも辛くなる。

高千穂平で一休みし、踏ん張って西俣出合まで下るが、意外と長く感じる。
冷池山荘から約2時間。やっと林道へ出る。後は35分ほどの緩やかな林道歩き。
北峰から下り約4時間14分ほど、無事大谷原登山口駐車場へ戻る。トータル10時間11分。
5分ほどで帰り支度を済ませ、鹿島槍スキー場を越え、白馬周りで18時過ぎ無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 行 程   【日帰り 単独行】距離08/10/1812/10/0915/06/29
自宅発  04:00 04:30 03:53
大谷原登山口  05:40 05:50 05:51
スカブー
スカブー
ハイゼット
登山スタート
0km
 06:00 06:00 06:03
西俣出合  3.2 06:45 06:44 06:45
高千穂平  4.7 08:10 08:08 08:10
冷乗越  5.9 09:10 08:59 09:12
冷池山荘  6.4  09:07 09:21
布引岳  7.9 10:25 10:01 10:21
鹿島槍ヶ岳 南峰  9.0 11:00 10:36 11:01
鹿島槍ヶ岳 北峰  9.5 11:50 11:07 11:33
  登 り   5-50  5-07  5-30
  休 憩   0-20  0-28  0-27
鹿島槍ヶ岳 下山  9.5 12:10 11:35 12:00
鹿島槍ヶ岳 南峰 10.0 12:40 12:01 12:29
布引岳 11.1 13:05 12:28 13:03
冷池山荘 12.6  13:06 13:37
冷乗越 13.1 14:00 13:20 13:56
高千穂平 14.3 14:35 13:45 14:34
西俣出合 15.8 15:45 14:58 15:38
大谷原登山口 19.0 16:20 15:40 16:14
  下 り   4-10  4-05  4-14
  往 復  10-20  9-40 10-11
     
帰宅へ    16:19
帰宅    18:05
  (着時間:途中の休憩時間を含む)

大谷原登山口(標高1070m) - 鹿島槍ヶ岳南峰(標高2890m) 標高差1820m
距 離 : 登山口 ~ 鹿島槍ヶ岳北峰   約 9.5km × 2 (往復)

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乗鞍岳(3026m) ④ 春山スキー(三本滝)

2015年05月14日 | 北アルプス・立山
2015年5月14日(木)
今年は降雪が多かった割に春先の高温続きにより、例年以上に早く雪融けが進んでいる。
予てから乗鞍岳の春スキーを楽しみたいと思っていたが、今年こそ挑戦しようと計画。
GWが明けて11日に予定したが、季節外れの低温という予報に大渚山へ変更していた。

過去に3回登っているが、何れもエコーラインをチャリで上がり、肩の口や畳平から登った。
初回:2009年8月12日  二回目:2012年10月21日  前回:2013年10月28日
台風6号の一過により、13~14日は好天気になるというので、やっとチャンス到来。

ネット情報によると、ツアーコースの雪融けは進み、今月中旬が限界とのこと。
春山バスは位ヶ原まで運行されているが片道1250円も掛かるので、下から歩くことに。
ゲレンデに雪の無いのは覚悟していたが、コースにどれだけ残っているかが心配。

4時5分自宅出発、6時20分、三本滝駐車場着、約111km。
既に5台ほど停まっており、7時45分発のバスを待っているようだ。
急いで準備を済ませ、6時30分、雪のないゲレンデを歩いて登り始める。

道路を2回横断しながら、30分ほどでリフト終点、ツアーコース入口に到着。
この辺にも雪はなく、コース上は白く見えているので、若干雪は残っていそう。
少し藪漕ぎをしながらコースに辿り着き、ここでアイゼンを装着して登り始める。

最初は少し急坂、一部雪が切れ藪が出ているので、下りは板を外さなければダメだろう。
途中に1~6のナンバープレートがあり、コース案内をしている。
1時間20分ほどで位ヶ原との分岐、この上も少し急坂。

坂を上り終えると視界が開け、見覚えのある道路のガードレールがが見えた。
剣ヶ峰へ直登も可能だが、ちょっと急坂過ぎるので、避難小屋へ寄って一休みすることに。
駐車場から2時間35分ほど、避難小屋はまだ開いていなかった。 20分ほど休憩。

休んでいると、春山バスで来た方々が順々に登って来る。総勢15~16名ぐらいだろうか。
大雪渓を朝日岳へ向けて直登でショートカット。 スキーの方々はジグザグ登りでバラバラに。
流石にこの登りはきつく、息継ぎの為に50歩ぐらいで立ち止まり、呼吸を整える。

避難小屋から55分ほどで稜線へ出ると、更に視界が開ける。
景色を楽しみながら20分ほどで頂上、10時40分、剣ヶ峰へ登頂。【登り:4時間10分】
西風が強く寒いので山頂神社の裏側に回り、40分ほど休憩後下山へ。

直下でスキー装着、蚕玉岳(こだまだけ 2979m)から滑降下山。
革靴にショートスキー、ちょっと心配だったが、凄く良い感じで滑れて少し自信になった。
このまま帰るのは勿体無かったが、再び登り返す元気がなく、下山することに。

除雪が進む道路の脇を滑り、登って来たツアーコースを下る。
途中、2ヶ所ほど雪切れで板を外して通過、最後に藪漕ぎをしてゲレンデリフト下へ歩く。
上の道路まではリフト脇には辛うじて雪が残っており、無理すれば滑れただろう。

ゲレンデを歩いて下り、12時50分、駐車場まで戻る。 【往復:6時間20分】
スープスパゲティを作り、遅めの昼食。 40分ほど休憩後帰宅へ。
途中、道の駅「風穴の里」で昼寝とお茶で30分ほど休み、16時55分、無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

04:05 自宅出発   青木峠~梓川堤防道路経由、車中で朝食を済ませる
06:20 三本滝駐車場     約111km
06:30 準備を済ませ、ゲレンデを歩いて登る
07:00 ツアーコース入口
08:20 ツアーコース出口(位ヶ原分岐)
09:05 肩の口避難小屋     20分ほど休憩
10:20 朝日岳 稜線
10:40 剣ヶ峰          【登り:4時間10分】
11:20 下山へ         蚕玉岳(こだまだけ 2979m)からスキー滑降
12:30 ツアーコース入口
12:50 三本滝駐車場     【下り:1時間30分】  遅めの昼食
13:30 帰宅へ向け出発
14:20 道の駅「風穴の里」  昼寝とお茶で30分休憩
16:55 無事帰宅        【12時間50分】

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針ノ木岳 (2821m) ② ~ 蓮華岳 (2799m)   - 扇沢(日帰り) -

2014年10月18日 | 北アルプス・立山
2014年10月18日(土)
今週初めの台風19号の通過後、冷え込みが強まり、山々の冠雪が始まっている。
今年は好天気が続く日が少なく、平日に限ると中々チャンスが少ない。
今週末は久々の好天気になるというので、休日ではあるがお出掛けすることに。
今月8~9日の朝日岳~白馬岳から10日ぶりの山行きである。

先月28日、紅葉に間に合うかとお出掛けしたが、途中の道路の通行止めで迂回し、
行き先を常念岳~蝶ヶ岳へ変更してしまった為、その再チャレンジ。
しかし、もう紅葉には全く遅いだろうが、逆に人がいなく静かな山登りが出来そう。
針ノ木岳は2009年6月以来5年ぶり。 蓮華岳は初めての登頂となる。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

  

 

朝の気温が3℃、今秋一番の冷え込み。 バイクなら防寒装備で大変なところだ。
4時15分、自宅出発。 県道55号が通れないので、オリンピック道路経由。
美麻から木崎湖へ抜け、148号をショートカットし、扇沢へ向かう。
現地まで約92km。 最短より約13kmほど遠くなった。
車なら走行中に車内で朝食を済ませることが出来るので、結果的にはバイクと同じか。

6時、扇沢駐車場着。既に沢山の車がが停まっている。殆どが黒四を目指す観光客や登山客。
準備を済ませ、6時10分スタート。 針ノ木岳登山口方面には誰もいない。
前回は近道の作業道を見つけられなかったが、今回は道路を横断する箇所で標識を見逃し、
左折し道路沿いに進んだ為に偶然に入り込むことが出来て、ショートカットになった。
あまり人が歩いた形跡のない道を進む。 周辺の紅葉ももう殆ど終わり、枯木が多い。

大沢小屋まで40分弱、前回は約55分掛かっていたので、15分ほどの短縮。
登山道を進むと、雪渓がある時は直登できるが、今は残骸が僅かに残るのみで、
沢を大きく右に左にとアップダウンがする。 数回の渡渉もあるが、水量は少ない。
陽が当たらない為、気温が0℃前後。手の指先がジンジンする。防寒手袋が必要だなぁ。
やがて周辺は薄っすら雪化粧し、登山道にも数センチの積雪があるが、アイゼンは必要ない。

<扇沢~針ノ木峠>

 

9時10分、駐車場から約3時間、雪渓上部の針ノ木峠着。 小屋はもう閉鎖している。
目の前に広がる眺望を楽しみながら、小屋前のベンチで腰を下ろして12分ほど休憩。
どちらの山から先に登るか迷いながらも、針ノ木岳を目指して出発。
登山道には雪が残り、深いところでは20cmほど沈む。峠から50分弱、針ノ木岳頂上。
360°の素晴らしい眺望に大感激。 思わず何枚も写真を撮ってしまった。

まだ時間が早いので前回のように縦走も可能だなとも思いつつ、蓮華岳へ向かう為に下山。
30分ほどで小屋まで戻り、再びベンチに座り早めの昼食を済ませる。
11時20分、蓮華岳へ向けて出発。35分ほど登ったが頂上かと思ったらまだ大分先だった。
更に20分弱、広い稜線を歩くと神社の碑と祠。先人が休んでいたのでここが頂上かと思う。
今日会ったのはこの先人と、針ノ木岳で登る1組2人だけだった。

本当は更に50mほど先が蓮華岳の頂上。 午後になったがまだ霞むこともなく眺望が良い。
ここでも20分弱、景色を堪能し、再び針ノ木峠まで戻る。 小屋前で10分ほど休憩し下山。
下りは残雪とガレ場で気を使い、陽が陰った場所では凍り始めているので慎重に下る。
もう14時過ぎ、今頃から登って来る3人組のパーティとすれ違うが、少し心配。
峠から1時間35分ほど、大沢小屋。 ここまで来ればもう安心。 後は作業道を戻る。

<針ノ木峠~針ノ木岳~針ノ木峠>

<針ノ木峠~蓮華岳~針ノ木峠>

<針ノ木峠~扇沢>

 

04:14 自宅出発  気温3℃、 地蔵峠1℃
06:00 扇沢 市営無料駐車場   現地まで約92km
06:10 準備を済ませスタート

06:15 針ノ木岳登山道入口
06:50 大沢小屋  作業道からショートカット
09:10 針ノ木峠  【駐車場から約3時間】  12分休憩
10:10 針ノ木岳   【峠から約50分】     21分休憩
11:05 針ノ木峠   【頂上から約30分】   17分休憩
12:10 蓮華岳    【峠から約50分】     18分休憩
13:05 針ノ木峠   【頂上から約35分】   10分休憩
14:50 大沢小屋  【峠から約1時間35分】 作業道を戻る
15:25 針ノ木岳登山道入口

15:30 扇沢 市営無料駐車場    【往復:約9時間20分】
15:40 帰宅へ向け出発
17:50 無事帰宅          【トータル:約13時間35分】

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朝日岳(2418m)~雪倉岳(2611m)~白馬岳(2932m)⑤  -蓮華温泉-

2014年10月10日 | 北アルプス・立山
2014年10月8日(水)~9日(木)
先週末は台風18号、今週末は19号が来襲、週中のみ束の間の晴れ間が続くという。
事故による怪我の後、登山再開出来るまで回復したので、今年初めてテント泊の山行きへ。
昨年の槍~穂高と逆コースで穂高岳~槍ヶ岳を検討したが、やはりまだちょっと不安が残る。

昨年断念し蓮華温泉から白馬岳日帰りになってしまった、朝日岳縦走のコース挑戦へ。
折角テントを担ぎ上げるので1泊では勿体無いので、2泊し風吹岳まで周るコース設定。
朝日小屋は12日まで営業、13日から冬季休業に入るので、最後のチャンス。
一昨日、白馬岳は15cm初冠雪、今年の紅葉は早めなので、もう遅いかも知れない。

前日に荷物を纏め、8日04:30自宅出発。 現地07:15着 約129km。
準備を整え07:30 スタート、蓮華温泉からテント場の脇を通り五輪尾根を目指す。
最初は高度300mほど下らなければならず、その後登りが始まる。

2つ目の鉄橋、白高知沢橋を越えると本格的な登山道。 この辺は紅葉が綺麗。
五輪尾根まで上がると周りも開け気持ち良いが、遠くはガスで霞んでいる。
湿った道と木道を歩き意外と時間が掛かり、青ザクで20分ほど昼食休憩を取る。

五輪尾根を6時間ほど掛けて吹き上げのコルに到着。ここで一息入れ朝日岳頂上を目指す。
30分ほど頂上、先ほどまで霞んでいたのがウソのように360°の視界が開ける。   動画
雪化粧した白馬岳が美しい。 15分ほど眺望を楽しみ、朝日小屋を目指して下る。

小屋まで30分ほど、テント場には誰もいない。 1泊700円を払い、適地を確保。
コーヒーで一服しテントを張り終え、近くを散策。 ガスがあるので夕陽は拝めそうもない。
今夜は小屋泊8名、テント泊5名(3張)、夜になり皆既日食も綺麗に見えた。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

 

翌9日、テント内6℃、外気0℃。 寒いのでテント内で朝食を済ませ、テント撤収。
結露で濡れたテントがバリバリ凍る。乾かしている暇がないので、そのまま詰め込む
6:15 水平道から雪倉岳を目指して、本日のスタート。天気が良いので気持ち良い。

途中の池にも氷が張り、木道も霜で真っ白で滑り易く、気を使う。
雪倉岳への登りが若干きついが、小屋から3時間45分ほどで、頂上へ。
日本海からの風が強く寒い。 気温8℃前後ながら、体感温度0℃ぐらい。

避難小屋までの下りもちょっときついが、ここで風を避けながら早めの昼食。
風も強いし白馬岳もガスで見え隠れしているので、鉱山道からの下山も考えながら先へ進む。
分岐まで来たが、取り敢えず三国境まで行ってみることにし更に進む。

前線が通過しているようなので通り過ぎれば晴れるかと思い、荷物をデポして白馬岳へ向かう。
13時過ぎ、白馬岳頂上。 10分ほど待っていたがまだ暫く晴れそうもないので下山へ。
2時間10分ほど、白馬大池。 予定では今夜はここでテント泊し、明日は風吹岳へ周り下山。

昨日~今日と写真を撮り過ぎ、メモリーが間も無く一杯になりそうで、明日の分がない。
今日はテント装備を担いで9時間の行程を歩いており、腰が若干悲鳴を上げている。
蓮華温泉までは約2時間、まだ明るい内に何とか降りられるだろうと下山することに。

下山道途中の紅葉を期待していたが、もう遅く全て散ってしまっている。
17時30分、薄暗くなり始めてはいるが、11時間を越える歩きを終え何とか無事下山。
このまま3時間ほどで帰宅することも可能だが、何処かで車中泊して明日帰ることに。
バイクなら当然帰るところ。もっともバイクなら白馬大池で泊まっていたなぁ。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

 

道の駅小谷には車中泊の車が20数台。 ここに交じって夜を明かす。
小谷温泉から笹ヶ峰へ抜け、燕温泉の無料の露天風呂に浸かって帰る予定を決める。
翌10日、6時前に出発、小谷温泉を目指すが、何と全面通行止めの看板。
先日の針ノ木→常念岳に続き、運が悪いというか、下調べが足りないなぁ。
もう何処へも行く気になれず、途中寄り道をしながら、昼前に帰宅。

 

 

 

<8日>
04:30 自宅出発
07:15 蓮華温泉駐車場   約129km
07:30 準備を済ませスタート
09:40 白高知沢橋
11:00 花園三角点
11:35 青ザク      昼食休憩20分
13:15 吹上のコル      10分休憩
13:55 朝日岳(2418m)  15分休憩
14:40 朝日小屋    テント場700円    【7時間10分】
20:00 就寝

<9日>
04:15 起床  外気0℃、テント内6℃、寒い
06:15 本日のスタート
10:00 雪倉岳(2611m)
10:30 避難小屋     昼食休憩20分
11:40 鉱山道分岐
12:25 三国境         荷物をデポ
13:00 白馬岳(2932m)  10分休憩
13:35 三国境  荷物をピックアップ下山
14:15 小蓮華山(2769m)
14:55 船越の頭
15:20 白馬大池     補水10分休憩
16:15 天狗の庭
17:30 蓮華温泉    顔と手を洗い補水
17:35 駐車場   支度を整え15分 下山   【11時間20分】
18:35 道の駅小谷          車中泊

<10日>
05:55 出発
06:05 小谷村 通行止めの看板
07:00 白馬サンパーク   休憩 テントを乾かす
08:00 帰宅へ向け出発  途中 信州新町経由
11:00 無事帰宅 洗濯・シュラフ乾燥・車内片付

 

 

<標 高>
1470m 蓮華温泉
1170m 瀬戸川橋
1354m 白高知沢橋
1754m 花園三角点
2418m 朝日岳
2140m 朝日小屋
2030m 小桜ガ原
2611m 雪倉岳
2390m 雪倉岳避難小屋
2751m 三国境
2932m 白馬岳
2769m 小蓮華山
2380m 白馬大池
2093m 天狗の庭
1475m 蓮華温泉駐車場

最大標高差 瀬戸川橋-白馬岳 1762m

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常念岳(2857m)③ ~ 蝶ヶ岳(2677m)③ - 三俣 -(単独日帰り)

2014年09月28日 | 北アルプス・立山
2014年9月28日(日)
先週の台風16号に続き、今週は17号の接近で天気が崩れるという予報。
この週末は好天気になるというので、休日で混むのは覚悟の上で出掛けることに。
先週の神奈山~火打山では、上の方では紅葉がかなり進んでいたので、期待出来る。

5年前に縦走した針ノ木~種池山荘の縦走は、ちょっと無謀。 今では無理だろう。
蓮華岳には寄っていないので、針ノ木岳~蓮華岳のピストン登山とする。
登山口の扇沢は、黒部湖観光客と重なり、かなりの混雑が予想される。
扇沢で無料の駐車場を確保する為に、多少早めの3時55分自宅出発。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

大町までは、修那羅峠を越え筑北村から県道55号が最短コース。
403号線を走り、右折分岐まで来ると、何と「全面通行止め」の看板。
「国道19号線へは出られません」ということで、迂回しなければならなくなった。
一旦安曇野まで下り再び扇沢を目指すが、ここまで来れば常念岳の三俣へ行った方が近い。

急遽行き先を変更、大回りになってしまったが、三俣の駐車場へ着いたのは6時前。
既に場内は満車で、手前に路駐車、更に手前の第二駐車場にもかなりの車。
300mほど手前の空地(本来はすれ違いの為の待避所?)に路駐する。
土曜日からの宿泊者と、当日の日帰り者の車とで混み、これほどの混み具合は初めて。

準備を済ませ出発、駐車場のトイレに寄り、6時10分、ゲートから林道を歩き始める。
三俣の分岐まで800mほど約10分、昨年は蝶ヶ岳から周ったので今日は逆に常念岳から。
前常念岳までの登りは結構きついが、稜線まで上がると、周りの紅葉が目を楽しませてくれる。
森林限界を超えると一気に視界が広がり、眺望と紅葉に満足しながら、常念岳を目指す。

前常念岳まで登ると蝶ヶ岳への稜線越しに、昨日噴火し噴煙を上げる木曾御嶽山が見える。
犠牲者も出ているようだが、そこに遭遇してしまったというのも、何かの運命だろうか。
9時50分、三俣ゲートから約3時間40分、常念岳頂上。 大勢が戯れている。
記念撮影も順番待ち、頼んでシャッターを押して貰い、記録写真を残す。

 

 

15分ほど休憩し、蝶ヶ岳までの稜線歩きを目指して一旦下る。
ここでも大勢の登る人、下る人で、道の譲り合い。
目の前に迫る槍ヶ岳~穂高岳や、乗鞍岳~御嶽山、安曇野平野の眺望が素晴らしい。

蝶槍で昼食の予定をしていたが、疲労度を考え手前の窪地で早めの昼食休憩を済ませる。
20分ほどの休憩で出発、12時15分、最後の登りを終え、蝶槍登頂。
後はダラダラの稜線歩き、12時55分、常念岳から2時間50分ほどで蝶ヶ岳へ到着。

 

 

15分ほど休憩後、穂高岳~槍ヶ岳を見納め、名残惜しいが下山へ。
下り2時間弱、休憩なしで一気に三俣まで下り、駐車場脇の水場で手と顔を洗いサッパリする。
更に路駐した車まで5分ほど歩き、15時20分過ぎ、無事行程終了。
帰り支度を済ませ、何時も通り143号線青木峠越えで、17時25分、無事帰宅。
自宅~自宅:13時間30分。 三俣(GATE)~三俣(GATE):9時間05分。

 

03:55 自宅出発
04:50 県道55号通行止めで迂回、行き先を変更
05:55 三俣駐車場着。 満杯で路駐。 自宅から83km
06:05 準備を済ませスタート

06:10 三俣駐車場ゲートから林道を約800m歩く
06:20 三俣登山口(1350m) 分岐から常念岳へ
07:50 稜線出合 (2170m)
08:20 アルミ梯子場(2400m)
09:10 前常念岳 (2661m)
09:50 常念岳  (2857m)  【三俣から3時間40分】 15分ほど休憩
11:30 縦走途中の窪地で昼食休憩。 20分ほどで出発
12:15 蝶槍   (2664m)

12:55 蝶ヶ岳  (2677m)  【常念岳から2時間50分】15分ほど休憩下山へ
15:05 三俣登山口
15:15 三俣駐車場ゲート。    【下り1時間55分】   手と顔を洗いサッパリ
15:20 路駐の車の元へ戻る。   【ラウンド:9時間15分】
15:30 帰宅へ向けて出発
17:25 143号線青木峠越えで、無事帰宅。 帰路77km

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五竜岳(2814m) 断念 白岳(2620m)② 折り返し -五竜スキー場-

2014年05月24日 | 北アルプス・立山
2014年5月24日(土)
先週末の三爺→二爺会 奥三河ツーの帰りに、月曜日には飛騨側から木曾御嶽山へ登った。
その後、今週中は天気があまり優れず、この週末のみ先ず先ず、また来週は崩れる予報。
休日にはあまり動きたくないが、これを逃すと次は何時になるかわからない。

白馬五竜岳へ直接登るには、白馬五竜スキー場のゴンドラを使うのが一般的。
しかし今はウィンターシーズンとグリーンシーズンの狭間、ゴンドラのメンテナンスで、
5月12日(月)~6月13日(金)までは運休となる。
となると残雪期の今、登る人はほとんどいないだろう。
2009年10月に、下から歩いて往復したことがあるので、今度は春先の山へ行こう。

  五竜駐車場   818m
  地蔵の頭   1664m
  小遠見山   2007m
  中遠見山   2037m
  大遠見山   2107m
  西遠見山   2268m
  白岳      2620m
  五竜山荘   2490m
  五竜岳     2814m

 

04時20分、自宅出発。 地蔵峠では長野市街は雲海に沈んでいるが、好天気の気配。
普段は有料の日高トンネルを避け旧道を行くが、今日は朝早いので夜間無料のトンネルを行く。
05時40分、白馬五竜スキー場の駐車場へ到着。  白馬上空も曇っている。
朝食を済ませ準備が整う頃はガスも晴れ上がり、06時登山スタート。

普通はゲレンデのキャタピラ道を歩くが、ふとエキスパートコースを直登することに。
流石にきつい、ちょっと無謀だった。休み休み何とかダイナミックコースまで上がる。
しかしここからもきつい。ここを登ると、次のグランプリコースは少し楽になる。
距離は短かったが、キャタピラ道を登った方が楽だったかも知れない。

ゲレンデを登り、登山道(遊歩道)の手前から残雪の為に、アイゼンとスパッツを装着。
ちょっと時間が掛かり過ぎたので、地蔵の頭は帰りに寄ることにし、小遠見山を目指す。
ゴンドラが運休してから歩いた人が殆どいないのか、トレースは殆ど消えている。
目印のリボンも殆どなく初めてなら迷うところだが、小遠見までは何度も訪れているので大丈夫。

駐車場から2時間45分ほど、小遠見山。これでやっと半分ぐらいの行程。 10分休憩。
登山道に残雪が多く、意外と時間が掛かる。中遠見山を通過、大遠見山は標柱が雪の下で見失う。
西遠見の池はまだ雪の下で姿はない。西遠見山の先には五竜岳の前に白岳の急登が待っている。
トレースもなく完全に雪に埋まっているので、ステップを刻みながら直登で白岳を目指す。

急斜面の上、雪が腐っているので、一歩毎に2~3度キックしながら慎重にステップを築く。
10歩毎ぐらいに一息を入れながら進むので、思った以上に時間が掛かる。
高度差300mほどを1時間10分掛けて登り、白岳頂上へ着いた時にはもう11時40分。
五竜岳は直ぐ目の前だが、あの雪の岸壁を越えて行くとまだ2時間近く掛かるだろう。
往復して下山するのはちょっと厳しそう。今日はここまでとし、昼食を済ませ下山することに。

 

記念撮影を済ませ、下山しようとしたところ、何と右のアイゼンのネジが外れてバラけてしまった。
アイゼンなしではあの急斜面は下れない。 いろいろやって何とか応急処置。
12時40分、下山開始。下りの急斜面は一番緊張するが、しっかり刻んだステップが役に立つ。
西遠見まで下るとホッとする。応急処置のアイゼンはもうバラけてしまったが、そのまま進む。
尾根を下っている途中、1組2名とすれ違う。 ゴンドラの運休は知らなかったそうだ。

14時40分、白岳から2時間、小遠見山。 17分ほど休憩。 駐車場はまだ遥か下だ。
帰りは地蔵の頭へ寄りゲレンデへ下り、グランプリコースは真っ直ぐ下り、後はキャタピラ道を下る。
16時40分、白岳から4時間、小遠見山から2時間で、無事駐車場へ戻る。
やはり五竜岳を往復していると、明るい内に戻るのは厳しかっただろう。
帰り支度を済ませ、帰路は有料トンネルを避け旧道を通り、18時25分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

04:20 自宅出発。 途中で給油
05:40 日高トンネル経由、白馬五竜スキー場 駐車場 74km
06:00 朝食と準備を済ませ、登山スタート
07:35 ゲレンデトップ、登山道(遊歩道)入口。アイゼン・スパッツ装着。10分休憩
08:45 小遠見山   【駐車場から 2時間45分】 10分休憩
09:10 中遠見山通過
10:10 西遠見池  10分休憩
10:30 白岳急登取り付き
11:40 白岳      【小遠見から 2時間45分】 昼食
12:40 白岳下山
13:30 西遠見池
14:20 中遠見山
14:40 小遠見山   【白岳から 2時間】 17分ほど休憩後、下山へ 
15:30 地蔵の頭  7分休憩
16:40 駐車場へ戻る 【小遠見から 2時間】   【トータル 10時間40分】
18:25 旧道経由、無事帰宅。 75km

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木曾御嶽山(3067m) ② -濁河温泉-

2014年05月19日 | 北アルプス・立山
2014年5月19日(月) (18日前泊)
   --- 三爺会→二爺会 奥三河ツーリングから続く ---

三爺会が二爺会になったが、18日10時20分過ぎに解散別行動。
直行すれば下道を走っても帰宅は可能だが、折角遠くまで来たので、このまま帰るのは勿体ない。
もう1泊して何処かの山へ登ろうと、テントと山登り準備を整えて来た。
南駒ヶ岳~越百山と迷ったが、二度と岐阜県側から登ることはないだろうと、御嶽山に決定。

151号線から257号線を北上、泊まった設楽を抜け、岩村から363号線で中津川へ出る。
再び257号線に入り、下呂から41号線北上、飛騨小坂で食糧を仕入れ、道の駅へ向かう。
ここでテント泊しようかとも思ったが、まだ時間が早かったので登山口の濁河温泉まで行くことに。
県道441号線は、途中から御嶽山の眺望が開け素晴らしいが、異様に距離が長く感じる。
濁河温泉、16時30分過ぎ着。標高1800mは想像外の高さだった。本日の走行、297km。

砂利敷きの市営駐車場の適地を少し均し、テントを張る。
17時過ぎているのに下山者が1名。状況を尋ねると、一昨日は雪が降り新雪があるとのこと。
アイゼンは必須、悩んだ末に簡易アイゼンしか持って来なかったので、ちょっと不安が横切る。
無理せず行けるところまで行って、最悪剣ヶ峰は諦めよう。
夕食を済ませ、夕陽を眺めるともうすることがない。19時30分就寝。 外気9℃、テント内14℃

 

早く寝ると早く目が覚める。 03時過ぎ、トイレが我慢出来ずに起き出し、そのまま朝食。
外気温0℃、テントは結露でビショビショ。 下山後まで乾かしておくつもりで荷物だけ撤収。
出発準備が終わる頃、微風によりテントもほぼ乾いたので、慌てて撤収し、バイクへ納める。
御嶽山は2008年7月に木曾側(田の原)から登って以来、2度目の挑戦。

04時55分、辺りもすっかり明るくなったので、登山スタート。
橋を渡った御嶽大明神を過ぎると、直ぐに残雪が現れるが、まだアイゼンは必要ない。
45分ほど歩くと身体も暖まり、防寒代わりに履いていたヤッケズボンを脱ぎ、ついでにアイゼン装着。
2時間ほどで森林限界を抜けると眺望が開け、素晴らしい天気と眺望に大満足。
朝の雪は締まっているのでトレースを辿りながら、07時35分、飛騨頂上。濁河温泉から2時間40分。

 

15分ほど休憩後、剣ヶ峰を目指して先ずは摩利支天乗越を越える。 この登りが意外ときつい。
一旦避難小屋まで下り、再び二ノ池へ登り返す。 夏の二ノ池も素敵だが、この時期の池も良いなぁ。
夏道はお鉢を周回しているが、残雪の今なら剣ヶ峰まで直登出来るので、簡易アイゼンで頑張って登る。
飛騨頂上から1時間20分ほど、標高3067mの剣ヶ峰へ登頂。 360°の眺望に大大満足。
田の原からの登山者が1名おられたので、シャッターを押して貰い記念撮影。 40分ほどの大休憩

 

左周りで下山し、二の池の淵を通り、ショートカットで摩利支天へ向かう。
記念撮影を済ませ折り返し、摩利支天乗越から飛騨頂上へ戻って、昼食。 30分休憩。
帰宅時間を考えると、継子岳へ往復して来ると少し遅くなりそうなので、11時35分、下山開始。
下り1時間20分、12時55分、濁河温泉駐車場へ戻る。
お湯を沸かしインスタントコーヒーで一息、用具を洗い帰宅準備を済ませ、13時55分帰宅へ出発。

 

441号線チャオ御岳スキー場を通り、463号線日和田高原を抜け、361号線を左折、野麦峠へ向かう。
野麦街道(39号、26号)から158号線出るが、ここから松本までが何時もながら渋滞気味。
新村の信号から左折、梓川堤防道路へ出るとやっとスムーズに流れる。
有料トンネルを避けて青木峠を越え、17時25分、無事帰宅。 本日の走行160km。3時間30分

 

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

04:55 濁河温泉 市営駐車場 出発
05:50 湯の花峠
06:55 森林限界
07:35 飛騨頂上            【2時間40分】
07:50 飛騨頂上  15分休憩 出発
08:10 摩利支天乗越
08:20 賽の河原 避難小屋
08:40 二ノ池
09:10 剣ヶ峰              【1時間20分】
09:50 剣ヶ峰    40分休憩 下山
10:05 二ノ池
10:17 賽の河原 避難小屋
10:43 摩利支天山
11:05 飛騨頂上            【1時間15分】
11:35 飛騨頂上  30分休憩 下山
11:55 森林限界
12:13 湯の花峠
12:55 濁河温泉 市営駐車場 無事下山 【1時間20分】【トータル8時間00分】
13:55 帰宅へ向けて出発

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唐松岳(2696m) ⑥ スキー登山

2014年04月01日 | 北アルプス・立山
 過去のスキー登山  2013年4月05日  2012年4月25日  2010年5月1日  2009年4月18日

2014年4月1日(火)
    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

今年も八方尾根スキー場の16ポイント残っている回数券を、実質580円でゲット。
ゴンドラ 8 + アルペンクワット 3 + グラートクワット 3 で2ポイント余る。
下り分がないので、下山コースが確保されている内に行かなければならない。
ここ数日、春のような陽気が続いているので、今週が限度だろう。

朝は冷え込んだが、絶好の好天気になるという予報に、昨日の木島平スキーに続いてお出掛け。
白馬地方は-5℃の予想だが、道路は大丈夫だろうと、バイクに荷物を積み込む。
気温が低いので革靴では無理だろうから、ハードブーツ+ミドルスキーの組み合わせ。
6時30分自宅出発。途中地蔵峠の道路標示は-1℃。昨日よりは道路が乾いているので安心。
平日で渋滞もなく、現地8時00分着。ゴンドラ駅舎前に駐車。約79km。

準備を済ませ、8時20分ゴンドラ乗車。 アルペンクワットを乗り継いで上がる。
グラートクワットは9時からのスタート、まだ20分ほどあるので、歩いて登ることに。
始発で上がった先行者の内、何人かはもう既に歩いて登っている。
9時05分、リフト乗車者とほぼ同時に、八方山荘前に到着。
ここでオーバーパンツを脱ぎ、手袋も薄物に交換し、9時10分、登山開始。

朝の冷え込みで雪が堅い。 最初はシールのみでも登攀可能だったが、八方池を過ぎる頃から、
登り切ることが出来なくなる。 クランポンの持参を忘れたので、板を担いで登ることに。
アイゼンも持ち忘れたので、ハードブーツのみで歩くが、雪が締まっているので、問題なし。
しかし肩に喰い込む荷物の重さが辛い。 ハードブーツなので足の上がりも重い。
小休止を繰り返しながら12時前、3時間弱で唐松山荘上の尾根へ出る。

目の前に聳える剱岳が美しい。眺望を楽しんだ後、荷物をデポして山頂を目指す。
15分ほどで唐松岳登頂。 もっと大勢がいるかと思ったが、1人だけで静かである。
風も弱く、ほぼ無風状態。 昨日は強風で、スキー場のリフトも止まったようだった。
再び眺望を堪能し、15分ほどの滞在で下山。 戻って遅めの昼食を済ませる。

 

昼食後、シールを外し、オーバーパンツ・防寒手袋を装着し、13時25分、下山開始。
先の岩場を降りてからスキー装着の為、板は手に持って下り始める。
左手にストック、右手にスキー板を持ち、ステップ状になった急坂を数歩下ったところで、
何とスキー板の片方が手から漏れて落ちそうになってしまった。
人間の習性か、慌てて掴もうとして、もう片方を持っているのに無意識に掴もうとしてしまった。
当然のことながら、両方の板ともに手から離れ、急斜面を谷底へ向かって流れ落ちていった。

片方は30~40m下で止まったが、もう片方は谷底の遥か下まで落ち、見えなくなってしまった。
テレマークスキーの弱点?、ストッパーがない為、流れ出したら自然に止まるのは厳しい。
以前の登山でもリフトから帽子を落とし、取りに行った時にスキー板を流してしまったことがあった。
板は一番古く、普段あまり使わない物なので、板自体はそれほど惜しくはない。
それより、下山するには回数券は5ポイントしか残っておらず、財布もバイクに於いたままなので、
ゴンドラは使えず、遥か下のゲレンデ麓のバイクの元まで歩いて下らなければならず、ショックを受ける。

気を取り戻し、ブーツを緩め歩行状態にし、アイゼンもないので慎重に下山を始める。
途中まで下りると身体が暑くなり、オーバーパンツやウェアを脱ぎ、手袋も薄手に交換。
1時間30分ほどで八方山荘まで下り、グラートリフトは脇を歩いて下る。
ゴンドラには不足するので、5ポイントの内、3ポイントを使い、アルペンクワットに乗車下山。
兎平から麓までゲレンデ脇を歩きながら下り、16時前に無事下山。 トータル 約7時間30分。
帰り支度を済ませ、16時05分帰宅へ。 同じ道を戻り、17時30分、無事帰宅。

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