nauhts の山歩き記

【アルバム代わりの写真がメインです。】
オンマウスでコメント表示、クリックでオリジナル画像が開きます。

大 渚 山 (1569m) ②  - 雨飾高原 手前 -

2017年04月28日 | 上信越
2017年4月28日(金)
明日からGWへ突入、その前の好天気の平日、お出掛けしないのは勿体ない。
「火打山」を計画していたが、登山口への県道の冬季閉鎖解除が今日の午前10~11時頃だという。
この時間からでは日帰りは無理なので、昨日登山口まで開通した「白馬岳」なら朝一で入れる。
他に、先週行ったばかりの「乗鞍岳」も、明日から春山バスの運行が始まるので検討に値する。

しかし今朝は寒気団来襲で平地でも霜が降りるほど、3000m級の山はガチガチに凍るだろう。
ということで標高の低いところで雪がありそうな、大渚山に決定。
前回は小谷温泉から登ったが、最近は手前の大草連(おおぞうれ)から登る人が多いというので、
ここを目指し、偵察の結果によっては、小谷温泉か雨飾荘から蒲池を経由して登ることにする。

04時35分、自宅出発。地蔵峠越え、 早朝無料の日高トンネル経由、148号~県道114号。
6時頃の小谷村の道路標示では0℃、アメダス県内30ヶ所の内、半分が氷点下になったようである。
高地坂下バス停先より左折、つづら折れの坂を約2km登り、大草連集落終点、6時30分着。約101km。
特に駐車スペースはなく、路肩に数台停まる程度で、シーズン中なら早めに到着しないと停められない。

登山道はなく若干の雪が残るもののルートは不明、初めての残雪期の登山は無理と諦め、小谷温泉へ向かう。
小谷温泉からも出だしは雪が無く、前回登っているので先に雨飾高原の方を偵察して来ることに。
雨飾荘までは道路は開通しているが、その先はまだ除雪もしてなく通れない。
当然、笹ヶ峰へ抜ける林道は通行不能。 ここから歩いて登るか迷ったが、小谷温泉へ戻ることに。

戻る途中、除雪された駐車スペースがあり、人が入った形跡を発見。 ここから登ってみることにした。
最初から雪で覆われているので、先日の乗鞍岳でのハードブーツが意外と簡単に登れたので、
ショートスキー110と組み合わせて準備をする。 ワカン・アイゼン持参、7時10分スタート。
下りのルートを見失わないように周りをチェックしながら45分ほど登り、鎌池は帰りに寄るとして進む。

やがて雪に覆われた林道へ突き当り、フラットな道を15分ほど歩くと湯峠に到着。路駐から約1時間20分。
ここで飲水しながら小休止。今日は娘の誕生日なので、おめでとうメールを打つが、圏外で送信出来ず。
ここから少し本格的な山登り。ハードブーツの効果があり、壺足のまま小ピークを越え、最大の急斜面の掛かる。
流石に危険を感じ、ここでアイゼン装着。 雪庇もあり急坂とでルート取りを考えながら上を目指す。

最大の急斜面を越えると、アイゼンが雪団子になるので外して、再び壺足で登る。
見通しの良いところまで来て、娘へのメールを再送信。 今度はアンテナが2本立ち、送信完了。
前回はそれほど感じなかったが、今回は意外と登りがきつく感じながらも、3時間弱で頂上へ登頂。
地図上では避難小屋がある西峰が大渚山となっているが、東峰の方が標高が3mほど高い。

 大草連 ~ 雨飾高原
 雨飾高原 路駐 ~ 湯峠
 湯峠 ~ 大渚山 東峰
 

 

誰もいない、360°の眺望に大満足。休憩と記念撮影で20分ほど過ごし、スキー板を履き西峰を偵察に。
避難小屋は雪の下に埋もれて全く見えない。 大草連への尾根を下って登り返すつもりで移動。
下を見ると、快適に下れそうな斜面だが、反面、登り返しがきつそう。
急に気力が萎え、東斜面の小谷温泉へのスロープを下り登り返すことにして更に移動。

小谷温泉側からは谷を越えないと戻れず、下まで降りると県道を歩いて戻らなければならない。
急坂と雪庇の位置まで来ると、下に湯峠と林道が見えて来る。
今からなら鎌池に寄っても、昼までに車に戻り昼食が出来るかなと、頭の隅に思い浮かぶ。
こうなると、きつい登り返しが嫌になり、登って来たルートを滑降しながら下山することに。

小ピークで一旦板を脱ぎ担ぎ上げ、再び装着して湯峠まで下り、フラットな林道を板を着けたまま鎌池まで歩く。
鎌池はまだ雪に覆われているが、一部から雪解けが始まり水面も見え始め、周りの木々も芽吹き始めている。
下山に向かって適当に進み、何とかルートを探しながら、最後の緩斜面を気持ち良く滑り降り、車へ戻る。
片付けをしながら、今日はインスタントラーメンで昼食を済ませ、帰路は有料の日高トンネルは避け、旧道から帰宅。

 大渚山 ~ 湯峠 ~ 鎌池
 鎌池 ~ 雨飾高原 ~ 帰路

 

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

04:35 自宅出発   地蔵峠~日高トンネル経由
06:30 大草連 着   約101km

07:10 雨飾高原方面を偵察後、路駐 約109km  準備を済ませてスタート
07:55 鎌池横を通過
08:30 湯峠     10分ほど休憩
10:05 大渚山 東峰  【路駐から約2時間55分】  20分ほど休憩
10:35 大渚山 西峰
11:10 湯峠
11:25 鎌池
11:50 無事下山   車へ戻り昼食   【往復 約4時間45分】

12:40 帰宅へ向け出発
15:00 無事帰宅   旧道~地蔵峠経由  帰路約106km

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗 鞍 岳(3026m) ⑥  -春スキー 三本滝 -

2017年04月22日 | 北アルプス・立山
2017年4月22日(土)
やっと天気が少し安定して来て、土曜日から火曜日は晴れの日が続き、その後は再び崩れそう。
休日は出来るだけ動かないようにしているが、この好天気は勿体ないので出掛けることに。
片道100kmを超える距離なので、車中泊をして2日攻める予定で準備をする。

早めに目が覚めたので、3時40分過ぎ自宅出発。 市内を通過、青木峠~梓川堤防で現地へ。
6時前、現地着。既に10台以上が停まっている。 約110km(バイパス経由より2km短い。)
スキー場は9日でクローズされ、その後除雪が進み、今日から春山バスの運行が始まる予定だったが、
今年は雪が多く除雪が間に合わずに一週間延期になり29日からになったようだ。

予報より天気が悪く曇り空。 朝の冷え込みで駐車場の雪解け水も凍っている。
イマイチ気分が盛り上がらないが、雪面が硬そうなのでハードブーツで準備を整える。
スキー板を担ぎ、シール・クランポン持参。アイゼンは置いて簡易アイゼンのみ、ワカンを持参。
春の乗鞍岳は昨年の4月26日に続いてだが、ゲレンデにも雪がたっぷり残り、まだシーズン中のような感じ。

最初から雪のかもしかゲレンデを歩いて登る。 雪面が締まっているで、ハードブーツの壺足で歩ける。
2ヶ所の除雪された道路を横断し、ゲレンデトップまで30分弱。 ツアーコースも雪で十分埋まっている。
取り掛かりの急坂も壺足で登り、ツアーコースに入っても雪面が硬いのでそのまま歩く。
駐車場から1時間半ほど、ツアーコース終点、位ヶ原分岐。 飲水で小休止。

急坂を登り切ると視界が開け、目の前に乗鞍岳が見えて来る。 天気も徐々に回復し、一部青空も見える。
今日は最初から直登コースから登るつもりで取り掛かる。 覚悟はしていたが急坂で体力消耗。
雪面が硬いのでワカンは使えず、アイゼンはなし。ハードブーツなのでキックステップで何とか足場を確保。
途中で休憩を入れ、喘ぎながら直登2時間、駐車場から4時間強で、乗鞍岳剣が峰へ登頂。

三本滝~カモシカゲレンデ~ツアーコース~森林限界
 森林限界~直登コース~剣ヶ峰

 

周りの山々には雲が掛かるが、360°の眺望に辛かった登りが癒される。
暫し眺望を楽しんだ後、神社の裏側で風を避けながら早めの昼食休憩、ゆっくりと過ごす。
暫くして滑降下山準備をして整えると、休憩が長かった為か、ハードな登りが堪え、筋肉が攣ってしまった。
やっと宥め、頂上に着いてから1時間も滞在し、摩利支天側へ向かう為に蚕玉岳コースを滑降下山へ。

雪面がガリガリのアイスバーン。ショートスキーのテレマークではガチガチでは手に負えない。
間も無く正午だが、休日だけあって春山バスは動いていなくても、まだまだ下から登って来る者が大勢いる。
避難小屋の脇から少し道路沿いに進み、摩利支天の滑降ポイントを目指して再びスキーを担ぎ壺足で登る。
先行者の跡があるので使わせて頂き、雪面も少し緩んで来ているので楽に登れる。

この頃になると天気が崩れて雲が掛かるようになって来た。 ポイント頂上の岩陰で2回目の昼食。
大勢の団体さんが登って来たので、20分ほどで滑降下山へ。こちら側は雪面が緩んでおり快適に滑れる。
再び剣が峰を目指すか迷ったが、脚が攣った後遺症もあり、雪面が硬いので今日はこのまま下山することに。
避難小屋から下はツアーコースも含め、日中の暖かさで雪面が大分緩んで来ている。

ショートスキー+ハードブーツなので、ツアーコース脇の林間へ入り、ツリーランを楽しみながら下る。
登り始めの急坂も難なく滑降、ゲレンデトップからリフト下を滑る。道路横断で2回板を履き替え駐車場へ戻る。
往復7時間15分ほど。 今夜は車中泊して明日再び登るか、このまま帰宅するか、コーヒーを飲みながら暫し思案。
明朝は今朝より冷えるという予報でバーンの硬さ、今日の体力消耗を考えると、出直した方が良いと判断し帰宅へ。

 剣ヶ峰~滑降下山~避難小屋~摩利支天
 摩利支天~滑降下山~ツアーコース~ゲレンデ
 ゲレンデ~駐車場~帰宅へ

 

  (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

03:40 自宅出発   (早朝なので最短距離の市街地を通過、宮島交差点10km)
06:00 三本滝駐車場  青木峠~梓川堤防 経由 約110km

06:25 かもしかゲレンデから歩いて登る
06:50 ゲレンデトップ
07:10 ツアーコース急坂トップ
07:55 ツアーコース終点 位ヶ原分岐 小休止
08:25 直登コース下から取り掛かり
09:25 急登途中で休憩 再スタート
10:30 剣ヶ峰  早めの昼食を済ませながら休憩   【駐車場から約4時間05分】

11:30 滑降下山 蚕玉岳コースから避難小屋へ抜ける
11:50 摩利支天へ向かって登り返す
12:40 摩利支天岳 滑降ポイントにて2回目の昼食休憩

13:00 滑降下山
13:05 避難小屋
13:15 ツアーコース 位ヶ原分岐
13:25 ツアーコース 急坂上
13:40 無事下山        【摩利支天から約40分】 【往復 約7時間15分】

14:30 片付けをしながらコーヒータイム 帰宅へ向けて三本滝を後にする
18:05 途中 寄り道 トイレや買い物を済ませ 無事帰宅 約222km

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イカ岩の頭 ~ 弁天山  -野反湖周辺偵察-

2017年04月21日 | 上信越
2017年4月21日(金)
昨秋から冬季閉鎖になっていた道路も次々に解除され、通行が出来るようになって来た。
今日はビーナスラインや志賀草津道路もオープンし、ここの国道も10時から開放される。
本白根山の登山口と、八間山斜面のスキー滑降が出来るか、偵察を兼ねて出掛けてみることに。
4月の訪問は、一昨年4月27日の白砂山登山以来である。

途中のコンビニで用を足し、既に開放されているつまごいパノラマラインから先ずは本白根山登山口へ向かう。
分岐から3kmほど走ったところ、ここからら先はまだ雪で覆われおり通行不能。
再び戻って、閉鎖されている旧シズカ山スキー場からのルートを偵察。
旧スキー場内の雪はもう融けてしまっているが、もう少し早い時期ならここからアタック出来そう。

草津街中を通り抜け、405号線和光原ゲートへ向かう。開放されたばかりで、まだ係員が数名いた。
10時10分通過、20分ほどで野反湖畔、富士見峠へ到着。ここにも係員や警察官が数名いた。
予報通り天気は曇り、湖はまだ氷や雪で覆われいるが、八間山への登山道の一部には地肌が見えている。
昼食は一旦車に戻ることにし、コーヒーで一服しながら準備、10時45分、八間山登山口から入山。

板を担ぎ、ハードブーツの壺足で歩くが、雪のない所は逆に歩き辛い。
20分強でイカ岩の肩、更に25分ほどでイカ岩の頭、ここから八間山へは一旦下り登り返さなけばならない。
往復していると昼食が遅くなるので、今日は偵察なのでここで引き返すことにし、スキー板装着。
雪のあるところを選びながら、何とか登山口まで戻り、車の中で昼食を済ませる。

午後は板をショート88、ブーツを冬季登山用に交換し、ステップソールの確認に弁天山へ出向く。
今頃の時期の緩斜面ならそれなりに効果がある。 最後の急斜面は外して手に持って登る。
弁天山から周辺の山々を見ると、まだ結構雪が残っており、斜面を選べばまだまだ滑れそう。
車に戻り片付け、湖の反対ダム側まで偵察往復。 草津街中・パノラマライン経由で帰宅。約75.5km

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする