nauhts の山歩き記

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木曾駒ヶ岳(2956m)② ~ 宝剣岳(2931m)② -小黒川渓谷ー(日帰り)

2013年07月19日 | 中央・南アルプス
2013年7月19日(金)
一週間ぶりに晴天になるという予報に、前から気になっていた小黒川渓谷からの日帰りに挑戦。
ロープウェイが出来る以前は、メインコースだったようだが、最近は利用する人は少ないようだ。
先週の烏帽子岳~船窪岳縦走に比べれば、若干余裕がありそうなので、日帰り可能だろう。
明日から学校の夏休みに入るので、今日の内ならまだ多少は人が少ないだろうと目論む。

木曽駒ヶ岳へは、上松Aコースから2007年11月3日に登って以来の2回目。
宝剣岳は、20数年前、子供がまだ小さかった頃、ロープウェイで千畳敷から背負って登った時以来になる。


 

登山口は小黒川渓谷キャンプ場から2kmほど奥まった所。 十数台分の駐車スペースあり。
桂小場登山道は、距離はあるが比較的緩やかで整備もされており、簡単に登れる。
1時間40分ほどで、大樽小屋。 ここで腰を下ろして一休み。
この後、胸突八丁と名ばかりで大したことはない坂を1時間10分ほどダラダラと登る。
胸突の頭から分水嶺の鞍部に出ると眺望が開け、時間を掛けて登って来た疲れが吹っ飛ぶ。

20分ほどで西駒山荘。 今夏は建て替えの為、営業はしていない。
縦走路で、学校登山の箕輪中学校の生徒約250名の団体と遭遇し、暫しすれ違い退避。
馬ノ背経由、スタートから4時間40分ほどで、木曽駒ヶ岳登頂。
流石に頂上付近は、ロープウェイからの登山者が大勢。 あちこちで休憩している。
昼食兼用で25分ほど休憩後、直ぐ先の宝剣岳に寄ってから下山へ。

この頃になると、辺りにガスが発生。 一時的に視界が霞む。
中岳を経由し、宝剣山荘へ。
宝剣岳への登りは距離も時間も僅かだが、岩場とクサリ場で、本格的な登山道。
頂上は狭く、一人分のスペースしかないので、混雑時は登れないかも知れない。
セルフ撮影も難しく、視界も霞む中、頂上から眺めただけで満足とする。

宝剣山荘からは、駒飼ノ池・濃ヶ池を経由して稜線へ出て下山へ。
将棋頭山は縦走路から往復10分ほど。
西駒山荘前で10分ほど休憩し、下山へ。
茶臼山へも寄りたかったが、下山時間を考えて今回はパス。

胸突の頭から35分ほどで、信大コースの分岐あり。
「迷」の表示が気になったが、ショートカットになるかと思い、こちらから下山。
桂小場登山道に比べ急斜面。一部クマザサの藪漕ぎもあり、予想以上に大変。
最後に砂防ダムを越えなければならず、分岐から1時間20分で無事バイクの元へ戻る。
10時間の山歩き。 19時05分、無事帰宅。トータル12時間35分のお出掛けでした。

 

      (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

04:30 予定よりちょっと遅れて自宅出発
06:30 途中コンビニで用事を済ませ、現地着。100km
06:50 朝食と準備を済ませ、桂小場登山道から登り始める
08:30 大樽小屋。 5分休憩
09:45 胸突の頭。 スタートから3時間弱。 ここまでは殆ど樹林帯で眺望はない。

10:05 西駒山荘。 5分休憩
10:20 遭難記念碑
10:35 馬ノ背分岐
11:30 木曾駒ケ岳(2956m)頂上
11:55 昼食を済ませ、宝剣岳経由で下山へ
12:10 中岳(2925m)
12:20 宝剣山荘。 辺りはガスに覆われる
12:30 宝剣岳(2931m)頂上。頂上岩の上に登るも、記念撮影が出来ない。10分ほど滞在

12:45 宝剣山荘。 駒飼ノ池、濃ヶ池 経由で下山へ
13:40 濃ヶ池
13:55 馬ノ背分岐
14:10 遭難記念碑
14:20 将棋頭山(2730m)。 縦走路から往復10分
14:30 西駒山荘。 10分ほど休憩し、下山へ

14:55 胸突の頭
15:30 信大ルート分岐
16:25 信大農学部付属西駒演習林管理所。引き水で顔と手足を洗いサッパリする
16:50 10時間の山歩きを終え、バイクの元へ戻る
19:05 無事帰宅

 

 

 参 考 : 伊那市観光協会公式ホームページ

 

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烏帽子岳~不動岳~船窪岳 縦走

2013年07月11日 | 北アルプス・立山
2013年7月11日(木)
早々に梅雨明けし猛暑が続いているが、連日にわか雨や夕立でお出掛けが出来ない。
やっと降水確率20%で、夕立もなさそうなので、八ヶ岳完全縦走以来の日帰り登山へ。
夏山シーズンが始まったとはいえ、本当に混むのは7月10日過ぎから
8月20日過ぎまでである。 今年は今週末から本格的に混むだろう。
富士山も候補にあったが、今年は世界遺産登録で、例年以上に混みそうなのでパス。

『日本全国に「えぼし」と名のつく山は70座前後あり、その中で最も標高の高いのが、
北アルプス裏銀座北玄関にある烏帽子岳である。』 とあるが、昨年縦走した南アルプスの
三伏峠と小河内岳の間にある烏帽子岳の方が約98mほど高く、2726mである。
ちなみに自宅近くにも烏帽子岳(2066m)があり、市内全域から見ることが出来る。

 

 

 

04:25 予定より少し遅れて、自宅出発
05:50 現地、七倉ダム駐車場着。 自宅より約81km         1070m
06:15 朝食と準備を済ませ、スタート
07:00 高瀬ダムまでは一般車が入れないので、ここまで車道を歩く
07:20 約5km強、ダム堰堤上部を渡る                  1350m

07:50 駐車場から約1時間35分。ここで水の補給をし、登山開始  1400m
10:20 登り2時間30分、烏帽子小屋。 ここの登りは結構キツイ   2250m
10:45 烏帽子岳分岐
11:05 烏帽子岳頂上。 セルフで記念撮影をし、10分ほど滞在    2628m
11:25 再び分岐点まで戻り、縦走を開始

七倉ダム脇ゲートから高瀬ダムまでは5km強。一般車は進入不可。
乗合タクシー1台2100円で行くことは可能だが、1時間ほどなので歩くことに。
ロックダムの下から石垣を直登しようかと思ったが、禁止の看板で道成りに歩く。
堰堤を上がるだけで、約20分も費やしてしまった。
堰堤を渡り、トンネルを抜けた河原に架かる吊り橋を渡る。
キャンプ場を通り抜け、ブナ立尾根登山口まで、駐車場から約1時間35分。

ここが最後の水場、手足と顔を洗い、しっかり補給して登山開始。
北アルプス三大急登というが、それほど大したものではない。
本格シーズン前の平日、流石にまだ少ない。4組5人の先行者を追い抜く。下山者2名あり。
登山口から2時間30分、駐車場から4時間05分、烏帽子岳山荘に到着。休憩者は誰もいない。

小屋情報によると、野口五郎岳往復約6時間、船窪縦走約8時間とのこと。
八掛けで計算すると、縦走してもギリギリ下山出来そう。
早々に烏帽子岳へ向け出発。 こちらから見る烏帽子岳は見事、これが見たかった。
縦走路は頂上を通らないので、分岐点から往復する。 約40分
向こうに見える船窪岳はかなり遠い。行くか戻るか迷いながら、縦走決定。

 

 

 

 

12:25 南沢岳 (2625m) 途中で昼食を済ませ、雪融け水を補強
13:35 不動岳 (2595m) ここまで所々に残雪があり、ルート探しに手惑う
15:00 船窪第2(2459m) ここまでのアップダウンがきつく、距離も長い
15:45 船窪岳 (2341m) いくつかの大小のピークを越える
16;40 船窪テン場

17:00 船窪小屋 下山時間を考慮すると休憩している余裕はなく、即下山へ
17:25 天狗の庭 見通しが利き気持ち良い
17:50 鼻付八丁 下りでもかなり大変。 荷物を担いだ登りなら相当きつそう
18:15 岩小屋  一向に下へ近づかず、気持ちだけが焦る
19:30 辺りはもう暗くなって、やっと登山口のバイクの元へ戻る
21:25 途中で大町駅に寄り家へ電話。 17時間のお出掛け、無事帰宅

尾根筋は富山県側からの西風が強く、帽子も吹き飛ばされそう。
気温20℃ながら、寒く感じる。 木陰へ入ると暑い。
南沢岳、不動岳までは、あちこちに残雪あり。 夏は池になるようだ。
不動岳から見ても船窪岳まではまだかなり遠い。おまけにアップダウンもきつそう。
ここまで来てしまったからは、もう行くしかないと気合を入れ先を急ぐ。
燕岳~大天井岳の縦走と比べ、アップダウンの数と高さが想像以上に大きく、時間をロス。

船窪乗越から登りは、足腰の疲労と体力の消耗により、この上なく辛い。
やっとで船窪テント場へ到着。 トイレはあるが、小屋から15分ぐらい離れている。
最後の力を絞り切って、17時、船窪小屋へ到着。 縦走路では誰とも会わなかった。
管理人の話しによると、下りは早い人で2時間半とのこと。

日没が19時過ぎなので、夕暮れの明かりは19時半が限界。
無理せず小屋に泊まるという手もあるが、財布と免許証はバイクへ置いて来ている。
躊躇している暇はないので、即下山へ向けて出発。
足腰に来ているので、下りもかなりキツイ。 鼻付八丁の登りは更にキツイだろう。

下に七倉ダムがチラチラ見えるが、中々近づかない。
気持ちは焦るが、水切れによる水分不足と、以前痛めた左脚靱帯が痛み、しばしば休憩。
谷筋の水音も段々近づいて来るが、まだまだ傾斜は続く。
木陰の下ではもう薄暗く、見えるのがもう限界になった頃、やっと登山口へ下りる。
バイクまではあと4~5分、もう安心。

夕方には戻ると言って出たので、家へ連絡をしたいが、ケイタイを持っていない。
七倉山荘に電話があるかと思ったが、誰もいない。
市内へ戻れば何処かにあるだろうと、ヘルメットも被らず下りた身支度のまま帰路へ。
電話ボックスはなく、最近のコンビニには公衆電話がないところが多いが、そのコンビニもない。

駅と道の駅には必ずあるはずなので、20時過ぎ大町駅へ寄る。
何処にあるのか分からず、駅員に尋ねると、駅舎横の公衆トイレの前とのこと。
もう公衆電話は時代物となり、利用者は殆どおらず、冷遇の身になってしまったのだろう。
久しぶりに真っ暗な夜道を走り、21時25分、出発から17時間で無事帰宅。

 

     
         (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

コメント (2)
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