山からは雪の便りが聞こえるようになり、朝晩はすっかり冷え込むようになった。
紅葉もどんどん下りて来ており、高いところではもうピークが過ぎている。
今年は好天が続かず、ここへきて少し安定して来たが、朝晩は曇りの日が多い。
今日~明日は夜中も晴れるという絶好の天気になりそうで、逃すのは勿体無い。
先月末の、北アルプス縦走から帰宅して2週間、そろそろ次の山行きを計画。
以前から、中央アルプス南部と、谷川岳馬蹄形縦走を、避難小屋泊りで計画していた。
どちらも、約25km-12~13時間前後の、日帰りにはちょっときついコース。
しかし、強行出来ない距離と時間ではないので、一泊するか迷うところである。
上信越国境付近は、少し雲が多い予報なので、県南部へお出掛けすることに。
お泊り用の荷物が詰まった重いザックを担いて歩くか、日帰り用の軽いザックで歩くか。
どちらの避難小屋も近くに水場がないので、更に水も持参しなければならない。
少し悩んだが、早立ちで軽身で強行日帰りすることにして準備をする。
日が長い夏なら充分だが、今の時期なら最後はヘッ電使用になるかも知れない。
空木岳は06年10月、越百山は08年11月に、それぞれ伊那谷の方から登っている。
両峰の中間に位置する南駒ヶ岳は未踏、単独では木曾谷の方からしか登れない。
木曾谷は家からも感覚的に遠く、伊奈川ダムからは3峰へ、ともに単独のコースがある。
どうせここから登るなら、単独ではなく3峰を周って、元へ戻ることが可能。
夜明けと同時に歩き出すには、5時半スタートとなるので、その前に現地入りする必要がある。
現地までは、約150km=約3時間なので、遅くとも2時半までに自宅を出ることに。
前夜21時就寝、午前2時、目覚ましをセットしていたが、自然と目が覚めた。
準備はしてあるので支度だけ整え、2時15分自宅出発。
満天の星空、好天気が期待される。 途中の道路標示では1~3℃、随分冷え込んでいる。
有料の和田トンネルを避け、旧道の和田峠を越え、510円の節約。
夜中なのでトラックは多いものの、流れはスムーズで、ついついオーバースピード気味に。
現地への伊奈川ダムへの林道に入り、少し心配しながらも、5時15分、現地駐車場着。
30台ぐらいは停まりそうだが、2台の車が停まっており、前日入りしたもの思われる。
急いで準備を整え、薄明るくなりヘッ電は必要ないようになった、5時25分、駐車場から出発。
直ぐに一般車進入禁止のゲートがあり、その脇から入り、今朝沢橋を越える。
どちら周りでも良いが、最後にヘッ電歩きなる時は林道の方が安全なので、左周回のコースへ。
02:15 自宅出発。 旧道和田峠越え
05:15 伊奈川ダム登山口駐車場。 約154km
05:25 ヘッ電なしで歩ける明るさになったので、スタート
05:27 ゲートを越え、今朝沢橋から右折、暫く林道を歩く
06:00 福栃橋。 約2.5km。 越百山登山道へ入る
06:42 下のコル。周りの紅葉が美しい
07:52 水場(7合目?) 現場は確認していない
08:38 越百小屋。 真っ赤な屋根が青空に映える
09:32 越百山(2613m) 駐車場から約4時間強
09:50 20分弱の休憩後、南駒ヶ岳へ向けて縦走開始
10:58 仙涯嶺(2734m) 近そうに見えて、意外と時間が掛かった
11:54 南駒ヶ岳 南峰。 核心部通過、結構きつい
12:04 南駒ヶ岳(2841m) 素晴らしい眺望に大満足
12:33 昼食と記念撮影後、空木岳へ向けて出発
12:50 擂鉢窪避難小屋への分岐
13:04 赤椰岳(あかなぎだけ)(2798m) 朽ち果てた標柱のみ
13:56 空木岳(2864m) 越百山から約4時間強(昼食含む)
14:05 明るい内に下りたいので、記念撮影のみで早々に下山へ
14:50 木曾殿越。 山荘はもう閉まっている
15:01 義仲の力水。 顔を洗い、水を補給
15:37 八合目
15:57 仙人の泉(七合目?) うさぎ平へ2時間の表示、気が焦る
16:27 吊り橋(六合目?) 後は下りだけかと思えば、登り返しがあった
17:08 うさぎ平、林道へ出る。 何とか明るい内に下りられたのでホッとする
17:24 林道を左折して終点から暫く歩き、道が違うことに気付き、引き返すことに
17:33 再びうさぎ平へ戻る。 約25分の時間ロス。 右折方向へ歩き出す
17:50 ヘッ電点灯
18:42 今朝沢橋へ戻る。 林道歩き約6.2km
18:45 無事駐車場へ戻る。 43100歩、久しぶりの大歩き。 周回13時間20分
18:55 片付けをし、帰宅へ向けて出発。 車中で持参していた夕食を済ませる
22:00 途中で給油し、有料の和田トンネルを越え、無事帰宅。 トータル19時間45分
(右下のボタンで全面表示のスライドショー)
13時間越えの日帰り歩きは、13年7月の烏帽子岳~船窪岳 縦走以来となった。
ヤマケイ(ヤマタイム)では、25.3km、CT16時間50分であるが、
標準コースタイムは、18時間30分であるが、結果13時間20分で周ったので、「0.72}
ロス分を引いても、日帰りの場合は、「0.7」で計算出来る。
テント泊の縦走装備の場合は、「0.8」で計算している。
ヤマレコ(ヤマプラ)では、23.9km、CT18時間30分である。
距離も時間も微妙に違うが、地図の使い勝手には一長一短があり、両方を参考にする。