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岩手県盛岡から四季通じて自然、食の情報を発信します。

三陸大津波

2011-06-23 15:37:04 | 日記
哀史
三陸大津波
著者 山下文男
青磁社刊
1982年発行
著者は三陸町の出身者になりその内容は当時の資料、生存者からの聞き出した証言により成り立っています。
 三陸の人たちは1896年の明治三陸大津波以来昭和初期の三陸大津波と今年2011年の東日本大震災の大津波までの近来115年間に3度の大きな津波を経験し中にはその内2度の津波を経験していた事に驚かさせられました。
 内陸部に住むわたしたちにはその困難な状況は想像すらできません。その時代ごとに悲惨な状況はかわりなく繰り返しそこからそのたびごとに立ち上がって行く三陸の人たちのたくましさを感じました。
 たとえばお互いに助けあい炊き出しをする姿、やがて内陸部、県内外からの援助などは今回の震災後とかわりなく行われたようです。
 そのあとも高台に住民が移転したり防波堤の建造がすすめられ防災につとめられて行きます。
 しかし今回の津波は今までに無い規模でことごとく町を飲み込んで行きました。
 その当時は無かった道路、鉄道も壊滅的打撃に受け今後の復旧の鍵になることと思われます。
また当時はほとんど見られ無かった観光客も三陸海岸が国立公園に指定後多くが訪れるようになりその安全策も新たな課題となります。
 実際に被災地の陸前高田を訪れて思うことは景勝地高田松原から市街地、そのすべてが壊滅的打撃を受けていることです。
高台の移転とは言うもののそこにあるの中学校であったりして住民の住む場所が見当たりませんでした。
 正直内陸部に住むわたしには妙案がなくそのことがもどかしくてなりません。
ありがとう岩手!

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大輔さんからのお詫び

2011-06-23 05:22:45 | グルメ

ここのところ館坂交差点近くにあるラーメンはなみちに通っています。
カウンターに見なれない注意書きがそこには店主 小泉 大輔さんからのお詫び書かれてありました。それは震災直後食材を思うようにそろわず本来めざした味には及ばなかったこと今は震災前の味に戻ったことが書かれてありその謙虚な姿勢はあっぱれでしょう!
 もちろん今はその通り震災前の味に戻り食べた辛みそラーメンの具の白菜の甘さとしゃきしゃき感が際立っていました。
 その衛生管理も徹底していて麺をさわる前にはかならず手をアルコールで消毒しています。
塩分濃度も機械を使い測定し感だけにたよらない徹底ぶりです。
ありがとうラーメンはなみち!

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