高松琴平電鉄の3車両
推薦産業遺産に認定
高松琴平電気鉄道の1000形120号、3000形300号、5000形500号の3両がこのほど、産業考古学会の「推薦産業遺産」に認定された。
推薦産業遺産は、重要な産業遺産のうち国や自治体の文化財指定を受けていないものを同学会が独自に認定する制度で、これまで78件が認定されている。
今回認定されたのは、いずれも同社の前身の琴平電鉄オリジナル車両。120号と300号は1926年(大正15年)の開業当初、500号は28年(昭和3年)から活躍している。300号は2003年(平成15年)に車体塗色を変更した際、戸袋窓を丸窓に戻すなど昔の姿に近づけた。3両とも朝ラッシュ時などに使われているが、今月末の冷房車両導入に伴い、イベント用車両となる予定。
鉄道関係ではこのほか、2001年10月1日に廃止された名古屋鉄道旧谷汲線谷汲駅の産業遺産群(岐阜県揖斐川町)も今回の認定を受けた。駅舎は同町の展示施設として活用され、構内に大正末-昭和初期に製造されたモ510形、モ750形が保存されている。
この電車!渋いですね。歴史の重みを感じます。しかも現役なんてすごい!未来に残したい車両ですね。これからも続々と認定される車両もあると思うけど、これらを維持管理するのもお金が掛かるから、そこが一番の問題になるでしょうね。
それにしても…今月末に冷房者導入ですか? いやあ、そうなんだぁ…。とにかく、全国の古い車両の吹き溜まり(失礼)みたいなところですからねぇ。
こういう古い電車、大好きなんですけどなかなか訪れる機会がありません。
これで保存が決まるなら、一度は行って見てみたいです。