車内の情報よりきめ細かく
東海道・山陽新幹線
JR東海・JR西日本
既存車設備を改良
JR東海とJR西日本は6日、東海道・山陽新幹線の車内で、よりきめ細かな情報を提供できるよう、車内テロップの改良を実施すると発表した。列車の遅れなどを知らせる「緊急情報」の情報量を増やすとともに、区間別や上下線別に情報を表示できるようにする。N700系車両が来年夏にデビューするのに合わせ、既存車両すべての車内テロップを改良することにしている。
「緊急情報」文字量を倍に区間別、上下線別に表示
両新幹線の既存車両では現在、車内テロップの「緊急情報」で一度に流せる情報量は64文字以内に限られているが、これを2倍の128文字までに増やす。
また、現行では東海道区間と山陽区間に分けてしか表示できないのを、区間別、上下線別に表示できるようにする。区間別では、東京-新横浜、新横浜-静岡、静岡-名古屋、名古屋-新大阪、新大阪-岡山、岡山-広島、広島-博多の7区間に細分化し、緊急時などにはそれぞれ別の情報を表示する。
例えば、名古屋地区の在来線でダイヤが乱れた場合は、東京-名古屋間を走っている下り列車と新大阪-名古屋間を走っている上り列車だけでその情報を表示。現行に比べ、より詳しく、タイムリーな情報が提供できるようになる。
新幹線に乗っていて、特に天候なんか悪いとき、在来線のダイヤが正常なのかちょっと不安になるときってありますよね。そういうときに車掌さん聞くのもなんかめんどいし、車内のテロップでタイムリーに教えてもらえればとっても助かると思います。今後は在来の特急なんかにも装備されるといいですね。