鉄道車両アラカルト

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土木遺産 関門トンネルを認定

2006年11月30日 | 鉄道技術

06年度土木学会選奨土木遺産

 関門トンネルを認定

 本州と九州を結ぶJR山陽線下関-門司間の関門トンネルが、2006年度(平成18年度)土木学会選奨土木遺産に認定された。

 この認定制度は、土木遺産の顕彰を通じて歴史的土木構造物の保存に寄与することを目的に、2000年度に制定。明治から昭和20年までに建設された構造物を対象に、昨年度までに89件が認定され、今回新たに25件が追加された。鉄道関連の構造物では、2004年度の梅小路機関車庫(京都市)などに次いで9件目となる。

 同トンネルは、世界初の海底トンネルとして、1942年(昭和17年)11月開通。延長約3・6㌔(うち海底部約1・1㌔)。日本で初めてシールド工法を本格導入したほか、潜函、圧気工法など当時の最新技術を駆使し、約6年の工期をかけて完成した。

 同トンネルを所有するJR九州は、「大変名誉なことであり、トンネルを築いた先輩方の卓越した技術力をあらためて誇りに思う」(鉄道事業本部施設部)と話している。

関門トンネルって戦前に完成したんだね。当時の技術から言えば、受賞は当然のことだよね。世界初の海底トンネル。しかも戦中の開通。軍事的な意味合いもあったでしょうけど、日本の土木技術のレベルの高さを感じました。


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