C57180号 初の全般検査終了
28日から定期運用開始
JR東日本大宮支社大官総合車両センター内で行われていた蒸気機関車C57180号機の初の全般検査が終了し、最終検査となる構内試運転が9日午後、報道関係者に公開された。
JR東日本大宮総セ試運転を公開
C57180号機は、同車両センターでの復元作業を経て、1999年(平成11年)4月29日から、新津(現在は新潟)-会津若松間の「SLぼんえつ物語号」として復活した。
SLの全般検査は4年に1度行われるルールになっている。C57180号機は土曜日・休日を中心に運用されてきたため、実質的な運転日数がほぼ4年を迎えた昨年9月30日で、定期運行を一時的に終了。11月からは大宮総合車両センターに入場していた。復活運転からの累計走行キロ数は、17万8949㌔に達している。
構内試運転は今月3日から行われていた。4回目の最終日には、速度を時速50㌔まで徐々に上げながら、片道約1・5㌔の試験線を4往復した。
同機は、4月11日朝に車両センターを出場し、12日昼ごろには新潟支社新津運輸区に収容される。その後は車両センター社員を加えた最終調整、試運転などを行い、28日からの「SLばんえつ物語号」の定期運行開始に備える。
12系客車もリニューアル
JR東日本新潟支社
JR東日本新潟支社では、「SLばんえつ物語号」さらなる魅力付けを図るため、12系客車の塗色変更、展望車両などのリニューアル工事に着手。13日には、新津駅ホームで報道公開が予定されている。
やっと全検が終わって定期運用に付く事になったC57.。一緒の客車もリニューアルされたことで、結果的には「ばんえつ物語号」のマンネリ化を防ぐ形になったわね。これからまた4年間、更なる活躍と、出来れば他線区でも走ってもらえればと思います。