鉄道車両アラカルト

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JR東日本 ロングレール化、延長5524㌔に

2006年12月10日 | JR東日本

首都圏各線のロングレール化

JR東日本 2005年度末で延長5524㌔に

達成率57%91年度比25ポイント増

 JR東日本は列車の安全・安定輸送を確保するため、首都圏各線区でのロングレール化工事を進めている。2005年度(平成17年度)末の在来線ロングレール延長キロは5524㌔。ロングレール化率は57%に達しており、1991年度比で2356㌔、25ポイント増加している。

列車の安全・安定輸送確保

 同社では、1987年(昭和62年)4月の新会社発足後、列車高速化などに対応するための軌道(線路)強化策を実施。レール断面が大きい50N、60㌔レールやプレストレストコンクリート(PC)マクラギなど、最新設備への取り換え作業を進めている。

 首都圏を中心に進められているロングレール化は、列車の安全・安定輸送の確保、敷設区間での乗り心地向上、列車走行音の抑制などに効果を発揮する。1本の長さは200㍍以上。地方都市圏では1000㍍以上にも達するロングレールもある。いずれも25㍍の定尺レールを溶接して完成させる。

 ロングレールは、列車輸送密度や曲線区間などの線区特性、摩耗、損傷状況に応じて交換。作業は、営業列車終了後から始発列車発車前の深夜時間帯に行われている。東京支社管内では今年10月だけで、レール交換を含めた保守作業を1805件実施した。

 レール交換作業の中で行われる「設定替」は、外気温の変化に伴うレールの伸縮現象を強制的に抑え込むのが目的。外気温が急激に上昇する5~9月には、レール伸び率が道床抵抗力を上回るとレールが横方向にミリ単位で移動する「張り出し現象」が起きる可能性が高くなるだけに、わずかなレール伸縮を見逃せば、列車の安全・安定輸送に支障を来すことにもなる。同社では、この設定替をレール交換作業の中での最重要テーマと位置付けている。

 近年の軌道保守、点検作業では、マルチプルタイタンパー(MMT)、道床交換機、高速軌道検測車などが投入されており、保守作業の効率化が進む。保守コストの抑制効果のある「TC省力化軌道」は、山手、中央快速・緩行線など首都圏の約150㌔区間で敷設されている。

 JR東日本では「お客さまに対する安全、安定した輸送を提供するため、今後もパートナー会社と一体となった保守作業に取り組んでいきたい」と話している。

ロングレール区間は繋目が無く、騒音も少ないし乗り心地もいいわね。けれどレールを長くすればレールの伸縮率が増し、継目板のレール間の固定でなく伸縮継目レールで伸縮率の増大に対応してるのね。設備費は係るけど、沿線住民の騒音低減や乗り心地の良さなどあって、今も工事がいろんなところで進められてるのが現状。でもあの継目を越えて走る列車の音がとっても気分がいいんだよね~


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