781系ラストラン
JR札幌、旭川駅でイベント
積雪寒冷地の北海道仕様として初めて製造された特急電車、781系車両が1日のダイヤ改正に伴い引退することになり、9月30日、ラストランイベントがエル特急「ライラック」として走る札幌と旭川の両駅で行われた。
「ありがとうライラック」
横断幕掲げファンら見送り
同車両は、1980年(昭和55年)3月に一部車両が「いしかり」としてお目見え。同年10月に全面的に導入されたのを機に名称も「ライラック」に変わった。その後、札幌-東室蘭間のエル特急「すずらん」としても使用されている。
しかし、最高速度は時速120㌔で札幌-旭川間が1時間30分かかり、製造以来30年近くたち老朽化も激しかったため、廃止が決まった。
同日札幌駅では、19時30分発の旭川行き「ライラック」最終便の出発式が、鉄道ファンら約300人が見守る中で行われた。
ミスツインクルが運転士と車掌に花束を贈った後、馬場雅史札幌駅長が出発合図。「ありがとう!ライラック ありがとう!781系車両」の横断幕に見送られ、「ライラック」が旭川へ向けて最後の頑張りを見せた。
夜行特急「まりも」も定期運行終了
一方、この日で札幌-釧路間の夜行特急「まりも」も走定期運行を取りやめた。週末や年末年始などの繁忙期を中心とした臨時列車に〝格下げ″されたもので、これで道内から夜行の定期特急は姿を消した。
やっぱり、今まで元気に活躍していた車両が無くなるのは寂しいですね。老朽化してるとは言え、まだまだ活躍できそうだったの残念です。これからはスーパーカムイにバトンタッチするわけですが、これも時代の流れなんでしょうね・・・