吊掛式電車5050系引退
東武がさよならイベント
12月16日、新栃木-東武日光間で運転
東武鉄道は16日、5050系の臨時列車を運転した。同系が年内で廃止となるのに合わせたイベント列車で、新栃木-東武日光間を1往復した。
往路は新栃木10時40分発、復路は東武日光12時44分発。4両編成で、途中駅には停車しなかった。定員は先着400人で、同日の9時45分から新栃木駅改札で整理券を配布した。往路乗車後、整理券は記念乗車証と引き換え、復路は別途乗車券を購入して利用するようにした。
また東武日光駅では、ネクタイピンやオリジナル弁当などの販売、運転士、車掌への花束贈呈を行ったほか、往時のヘッドマークを掲出した。
5050系=写真=は1979年(昭和54年)にデビューした。今や数少なくなった「吊掛式電車」で、鉄道フアンには走行中に発する独特の〝吊掛サウンド″が人気という。しかし、モーターが大きく台車に接着している部分が多いため車内に振動が伝わりやすく、乗り心地という面から順次、後継の車両に置き換えが進められていた。
またひとつ古い電車が消えていくのね。この音が好きだって人、結構居るのにね。年内はまだ運用があるみたいだから、最後の吊掛サウンドを楽しむチャンスなんだよね。乗ってみるのもいいかもしれないなあ。