鉄道車両アラカルト

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N700系搬出作業を報道公開

2007年04月04日 | 鉄道技術

JR東海・西日本 N700系量産車

搬出作業を報道公開

 JR東海とJR西日本は22、23両日、東海道・山陽新幹線に今年7月デビューするN700系車両の量産車搬出作業を、日本車輌製造豊川製作所(愛知県豊川市)、日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)でそれぞれ報道公開した。公開されたのはいずれもJR東海が発注した編成の一部で、公開の後、それぞれ同社の浜松工場、大阪第一車両所に運ばれた。両新幹線の次世代車両はいよいよ、営業運転開始に向けて最終の準備に入った。

営業運転開始へ最終の準備

 22日に日本車輌製造で公開されたのはZ1編成の先頭車1両で、昨年12月に構体が組み上がった段階で公開された車両と同一。台車部分を除く機器類が取り付けられ、内装も終えた姿が披露された。公開された先頭車はこの後、クレーンを使ってトレーラーに積み込まれた。さらに23日未明、中間車1両とともに豊川製作所からJR東海浜松工場に移送された。

 N700系量産車の納入はこの編成が最初。浜松工場では、既に納入済みの14両を合わせて編成を組み、各種の調整を行った後、本線での試運転に入る。

 報道公開に立ち会ったJR東海新幹線鉄道事業本部車両部の田中守担当部長は「最新技術を取り入れ、速達性、快適性、省エネ性など、あらゆる分野で新幹線の歴史に新しいページを刻むような優れた車両に仕上がった。万全の準備を行い、7月のダイヤ改正に臨む」、またJR西日本鉄道本部車両部の平田治雄担当部長も「山陽新幹線内では最高時速300㌔運転ができるほか、快適性を兼ね備えた素晴らしい車両になった。利用客の皆さまには、必ず満足いただけると思う」と話した。

 日立製作所では23日にZ2編成の先頭車1両を船積みする作業が公開された。同編成16両を8両ずつに分け、輸送船で大阪港まで運び、さらに大阪第一車両所へ陸送する。

 7月1日のダイヤ改正には、JR東海分5編成、JR西日本分1編成の計6編成を投入し、3往復の東京-博多間直通「のぞみ」と1往復の東京-新大阪間「のぞみ」として使用する。2009年度(平成21年度)までの3年間では、JR東海42編成、JR西日本12編成の計54編成を投入する計画。

いよいよN700系がJRに納められるのね。今年7月からの営業運転らしいけど、ちょっと待ち遠しい感じね。しかし車両を運び出すのも大掛かりだね。54編成も運び出すのは大変だろうね。事故がないように安全に搬出して欲しいですね。


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