奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

馬見丘陵公園 ヨシガモ、アオバトほか

2021-12-26 20:17:52 | 奈良散策
奈良散策 第320弾


前日、アオバトを見つけられなかったので、翌日(12月24日)午前中にもう一度家族と一緒に馬見丘陵公園に行ってみました。この日も特にあてはなかったのですが、前日、中央駐車場から北側を探したので、この日は南側を探そうと思いました。



前日、最後に行った睡蓮の池に行ってみると、キョッキョッというシロハラの鳴き声がします。と思ったら、突然、飛び上がりました。シロハラであることだけは分かる写真が何とか撮れました。



少し歩くと古墳分布図がありました。この辺り、こんなにたくさんの古墳があるのですね。この後、南エリアに行こうと思って歩いていたら、トチノキ橋が工事で通行止めになっていました。そのときはてっきり南エリアにいく橋が工事中だと思い込んだのですが、トチノキ橋はその手前の散歩道にある橋でした。ともかく、それで引き返すことにしました。でも、これがよかったのです。











それで、上池に行ってみると、ヨシガモがいました。奈良に来てからヨシガモは撮っていなかったので、これで1種ゲットです。



こちらはマガモ



そして、キンクロハジロ







ヨシガモばかりいっぱい撮ってしまいました。



上池から離れて林の方に行くと、何やらカメラを持った人がうろうろしています。何かいるのかなと思って近づいたのですが、よく分かりません。シメが飛んできたので、とりあえず写しました。











でも、よく見ると、何人かの人が木の中ほどにカメラを向けています。それで、懸命にその辺りを探してみて、やっと見つけました。木の枝と葉に隠れるようにアオバトが止まっていました。でも、うずくまっていてなかなか顔を上げません。それでも、ときどき顔を上げるので、そのときにシャッターを押しました。いろいろな方向から撮ったのですが、これが精いっぱい。昨日はもう少し低いところにいたのにという話し声が聞こえました。きっと毎日この木に来ているのでしょう。



葉っぱを見ると、どうやらシラカシのようです。しばらくしたら、カメラマンもいなくなってしまいました。目的は達したし、待っていてもアオバトは動きそうにないので、我々も帰ることにしました。(追記2021/12/28:ささきさんから、「シラカシかなぁ? 実物を見ていないのでよく分かりませんが、純粋のシラカシとは少し違うような気がします。どちらかというとアラカシのような・・・。「混血」かもしれませんね。」というコメントをいだだきました。葉が細くて鋸歯が小さいので、シラカシだとしたのですが、葉の検索図鑑を見ると、ツクバネガシなんかも似ている感じです。また行くと思うので、その時には葉を採取してきます。コメントどうも有難うございました





帰りに見たシメです。



そして、スイセンがもう咲いていました。

馬見丘陵公園 ヒクイナ、ベニマシコほか

2021-12-25 21:19:35 | 奈良散策
奈良散策 第319弾


12月23日の午前中に家族と一緒に馬見丘陵公園に行ってみました。ネットを見ていたら、今、アオバトが来ているというので、様子を見に行ったのです。この日は中央駐車場に駐めたのですが、平日だったのに意外にいっぱい車が駐まっていました。ウォーキングの団体が来ていたので、そのせいかもしれません。



さて、アオバトはどこにいるのかと思って歩いていたのですが、まったく見当がつきません。それで、とりあえず、下池に行ってみました。オオバンがいました。





それにキンクロハジロも。両者が並んだので、大きさ比較のためにパチリ。



これはバン。餌を目当てに近くに寄ってくるので、撮りやすかったです。



これはたぶん、オオバンの幼鳥。



そして、またバンでした。







アオバトはどんぐりを食べにくるというので、どんぐり広場に行ってみたのですが、影も形も見えません。それで、下池沿いを歩いていると、橋の上でカメラマンが集まっていました。聞くと、ヒクイナがいるとのこと。しばらく見ていたのですが、一向に出てこないので、そのまま下池沿いに歩きました。畑に白いものが点々としているので、気になって近寄ってみると、ワタが植えられていました。Wikipedia(ワタ属)によると、栽培されているワタには、オーストラリア野生綿、アジア綿、アメリカ野生綿、アメリカ栽培綿の4種があるそうです。





そのあと、乙女山古墳の横を通って、先ほどの橋に戻ると、かしゃかしゃというシャッター音がするので見てみると、ヒクイナが出てきていました。慌てて撮ったのですが、設定を連写にしていなくて数枚撮れただけでした。でも、何とか撮れたようです。







橋の上で待っていると、近くの木にコゲラが止まりました。ウルシ科か何かの実を食べているようです。









そして、またしてもカシャカシャというシャッター音がしました。見ると、ヒクイナはかなり手前まで来ていました。あわてて撮ったのですが、なぜか途中でズームが利かなくなってしまいました。おまけにシャッターも押せなくなるし・・・。というので中途半端な写真になってしまいました。焦ると駄目ですね。





そして、3回目に姿を見せた時は、本当に顔だけでした。









そうしているうちに、ヨシ原にベニマシコが止まりました。意外に近かったので、きっちり撮れたのですが、もうちょっと向きを変えてくれるとよかったのに・・・。



この辺りで下池橋を離れ、帰ることにしました。途中で見たモズです。



睡蓮の池の近くで散歩をされている人のすぐ横にヤマガラがやってきていました。でも、あまりに近すぎてピントが合いません。







すぐに近くの木に止まりました。ヤマガラは以前に大和民俗公園でぼけぼけの写真が撮れただけだったので、今回は少しましな写真が撮れました。





睡蓮の池のすぐ横に赤い実のなった木がありました。たぶん、サンシュユではないかと思います。





最後はボケの花でした。日ごろ、大和郡山の養魚池周辺ばかりを歩いているときと、やはり鳥の種類が違いますね。これからもときどき来ようと思います。

雑談)コロナを調べるついでに、ウイルスの基礎的な勉強もしようと、「生命科学のためのウイルス学」という本や論文を読んでいたのですが、一応、ウイルスの構造、侵入機構、複製、分類の各項目についてだいたい調べ終わりました。これらをまとめて「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に関する雑記(第4報)」に書いています。これからはいよいよコロナウイルスについて調べようと思っていますが、ウイルスの基礎を勉強したお陰で、専門用語が少し分かるようになり、また、たぶんこうだろうと予想もつくようになってきました。ちょっとは進歩したようです。

朝の散歩 月、鳥、猫

2021-12-24 20:52:45 | 奈良散策
奈良散策 第318弾


12月23日朝の散歩のときに撮った写真です。冬至が22日。7時ちょっと前に家を出るのですが、周りはまだ薄暗い感じです。



明け方の月が見えています。ふと電線を見ると、相変わらず鳥がいっぱい止まっています。たぶん、夜が明けるのを待っているのでしょう。



シルエットでしか見えませんが、大きさの異なる鳥が混じっています。たぶん、ムクドリスズメ



そして、こちらはアオサギです。



明け方の月はかえって写しやすいようです。細部まではっきり見えています。



ついでに、矢田丘陵の松尾山の頂上にあるNHKのテレビ・FM送信所も撮ってみました。後で、距離を測ると約5km。これもまあまあ撮れます。



これはビワの花かな。



いつものため池に行ってみました。この日もヨシ原の横の道を行こうと思ったのですが、畑の中で犬が鳴いていて、どうやら放れているようです。それで、引き返すことにしました。これは近くの木に止まっていたモズです。



養魚池の縁に猫がいました。この猫は初めてではないかな。野良猫にしては可愛い顔をしています。耳の縁に切り込みがあるので、不妊手術を受けたサクラネコですね。



茂みにツグミがいました。





その上にはモズの姿も。



溝の中で花が咲いていました。たぶん、オオカワジシャだと思います。







それから、別のため池に行きました。カイツブリがいっぱいいます。







それに嘴の周りの白いカモがいました。一瞬、スズガモかなと思ったのですが、頭部の後ろがぼさぼさしているところを見ると、キンクロハジロの若鳥ではないかなと思いました。

雑談)昨日、アオバトを撮りに馬見丘陵公園に行ったのですが、肝心のアオバトは見つからなくて、代わりにヒクイナの写真が撮れました。もう少し探してみようと思って、今日も行ってみました。公園内を歩いていると、林の中にカメラマンが数人集まっています。近づいてみると、木の中ほどを撮っているようです。懸命に探してみると、やはりアオバトがいました。寒いのか丸まってじっとしています。それでも、何とか顔も撮ることができました。ついでに池にいたヨシガモを撮ることができ、この2日間で計3種増えました。やはり馬見丘陵公園はいいところです。教訓:鳥ではなくカメラマンを探せ。

夕方の散歩 常楽寺~賣太神社~佐保川土手

2021-12-23 20:41:31 | 奈良散策
奈良散策 第317弾


12月20日の3時過ぎ、運動不足解消のため、散歩に出かけました。どこに行こうというあてはなかったのですが、久しぶりに稗田環濠集落に行ってみました。以前にも書いたことがあったのですが、稗田環濠集落は弥生時代から濠で囲った集落があったようですが、戦国時代には村の防御のために本格的な環濠が掘られ、城砦としての役割を果たしていたとのことです。





集落の中にお寺がありました。常楽寺という融通念佛宗という浄土教のお寺です。



それから賣太神社の裏口から入りました。





境内です。



こちらは入り口。夕方なので、何となく静かな感じです。ここからイオンモール郡山の方に歩き、そして、佐保川土手を歩いて戻ってきました。











途中、佐保川土手にタヒバリが数羽来ていました。でも、夕方だとあまり鳥はいませんね。

雑談)今日は晴れていたので、家族と一緒に馬見丘陵公園に行ってみました。というのは、ブログでアオバトが来ていると書かれていたので様子を見に行ったのです。中央駐車場に車を駐め、周りの林を歩いたのですが、どこを探せばよいのやら分かりません。しばらく歩いていたら、カメラを持っている人が集まっているところがありました。草むらにヒクイナがいるとのことです。しばらく待っていたのですが、出てこないので、周りを散歩して帰りにもう一度寄ってみました。ちょうどヒクイナが顔を出したところだったので、少しだけ写すことができました。でも、途中でなぜかシャッターが押せなくなってしまい、あえなく断念。しばらくしたら、直ったので、もう少し粘ってみたのですが、あまりいい写真は撮れませんでした。アオバトはいなかったのですが、その代わり、ベニマシコ、コゲラ、ヤマガラの写真を撮ることができました。この公園は鳥の撮影にはもってこいのところですね。また、今度、行ってみようと思います。

大神神社に行く

2021-12-22 21:03:30 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第316弾


12月15日。この日は朝からいい天気だったので、どこかに行こうかと言うと、大神神社(おおみわじんじゃ)という答え。パワーをもらってくるからとのこと。ということで、大神神社に行くことになりました。大和郡山からは国道24号線で南下し、途中から奈良県道14号線、152号線と走って40分ほどで着きました(追記2021/12/24:本文と写真の順序などを少し訂正しました)。



大神神社はこの日で3回目になるのですが、過去2回のことはもうすっかり忘れていました。大神神社へ向かう道に入るとこんな大きな大鳥居が建っていました。説明によると、高さ32.2m、重さ185tで、マグニチュード10の地震にも耐えるとのこと。昭和61年5月竣工だそうです。この大きな鳥居の近くに駐車場があったので止めたのですが、ここは第1駐車場で、もっと奥に第6駐車場までありました。ここから、大神神社まで歩いていくことになりました。途中、参道を広げる工事をしていました。



そして、大神神社の二の鳥居に着きました(一の鳥居は大鳥居の近くにあったようですが、今回は行きそびれてしまいました)。こんな大門松が飾られていました(大神神社のHPによると、奈良県花き植木農業協同組合から12月14日に奉納されたようです)。





二の鳥居には三輪明神と書かれています(大神神社のHPでも「三輪明神 大神神社」となっていました)。大神神社は大物主神を祀っている神社で、927年に書かれた「延喜式神名帳」にも載っている官幣大社です。「延喜式神名帳」には、大神大物主神社という名前で名神大社格の神社になっていました。名神とは、神々の中で特に古来より霊験が著しいとされる神様だそうです。





参道を歩いていくとやがて拝殿に着きます。その入り口にこんなしめ縄がありました(大神神社のHPによると、大注連縄といって岸和田市照友会から奉納され、12月12日に飾り付けられたようです)。





拝殿前には常に人がいるので、ちょっと上を向けて撮りました。来年は寅年なのでこんな大絵馬が飾られていました(大神神社のHPによると、画家の柴田 貴子氏の奉納によるもので、12月13日に飾られたようです)。着々とお正月の準備が進んでいるようです。



お百度参り用にこんな計数器もありました。



拝殿から降りて、ちょっと歩くと祈祷殿に着きました。



その横に「くすり道」というのがあり、道の両側に薬草が植えられていました。



さらに歩いていくと、池に着きました。





カワセミが対岸に止まりました。持ってきたコンデジで撮ってみたのですが、遠かったのでこんな写真がやっとでした。



ここから狭井神社(さいじんじゃ)になります。ここは病気平癒の神として知られているので行ってみました。大神神社の摂社で三輪の神様の荒魂(あらみたま)を祀ってあるそうです。荒魂というのは神の二つの霊能をもつ御霊(和魂、荒魂)の荒々しい側面だそうです。「延喜式神名帳」にも狭井坐大神荒魂神社として載っていました。



途中に市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ)がありました。Wikipediaによると、市杵島姫は日本神話に登場する女神で、宗像三女神の一柱。水の神だそうです。



これは狭井神社の拝殿です。



ここに三輪山への登り口があります。





ここで手続きをして、襷(たすき)を借りて登ることになるようです。ちょっと登りたいなと思ったのですが、今回は見合わせました。



拝殿の裏には御神水を飲むところがありました。一杯飲んでみました。冷たくておいしい水でした。





帰りに「そうめん処 森正」でにゅう麺をいただきました。お出汁がおいしかったです。箸置きが変わっていたので尋ねてみると、金魚葉椿だそうです。



駐車場から見た三輪山です。立派な山ですね。今度は上まで登ってみようと思いました。