奈良散策 第1359弾
11月13日、おぎの美術館を見学した後、平城宮跡資料館に行きました。平城宮跡資料館は平城宮跡の北西端にあります。


これが平城宮跡資料館の概観です。平屋の建物で、入場無料でした。

入ったところはガイダンスコーナーになっていました。発掘現場などの模型が並んでいます。

これは平城宮の模型です。奥が大極殿、手前が南門と東西楼です。

次は官衙復原展示コーナーでした。役所の復原ですね。


役所で用いられる道具や役所に関する木簡の展示です。

ここからは宮殿復原コーナーです。


いろいろな部屋の復原が展示されています。囲碁と琴が置かれています。


食事の展示です。意外にご馳走かもしれません。

ここからは研究室コーナーになっていました。

最初は木簡の研究室です。

木簡は一度書いたものを削って次にまた使うので、その削り屑が発掘されているようです。

木簡の解読法の展示です。


ここからは土器の研究室と瓦の研究室の展示です。


ここは奈文研(奈良文化財研究所)の最新の研究の紹介です。木簡に年輪年代法を応用するという話です。



この日は「聖武天皇が即位したとき」という秋季特別展が開かれていました。


ここからは考古科学コーナーです。最初は年代学研究室の年輪年代法の説明です。

ここは保存修復化学研究室の金属製品の保存処理の展示です。保存処理による錆び方の違いが展示されています。

ここは赤外線サーモグラフィーの展示です。豚の置物の中に、何も入っていないもの、電球が入っているもの、電球と石膏が入っているものがあり、それを赤外線で見分けるというものです。石膏は遠赤外線の放射があるようです。今見えている画像は電球と石膏が入っている置物みたいです。

ここは模型展示コーナーで、平城宮の建物を移築した唐招提寺講堂の変遷を模型で表しているとのことです。
普通、こういった博物館では発掘品が展示されているだけなのですが、ここは各研究室の活動の様子といろいろな科学的な方法の説明を見せてくれるので、大変面白く、また、勉強にもなりました。また、行ってみたいと思いました。