奈良散策 第1480弾
4月4日、先日に引き続いて天理教教会本部に行きました。というのは、4月2日、大神神社へ桜見物に行った帰りに、天理教教会本部にあるシダレザクラを見にいったのですが、そのとき、天理教教会本部だと思っていた建物が実は本部の側面を見ただけで、正面を見ていなかったからです。また、天理教の駐車場に行く途中、石上神宮の駐車場があったので、石上神宮も近くにあるのかもと思って、そちらにも行ってみることにしました。

天理教教会本部の境内は大変広いです。

こちらは別席場と呼ばれる建物です。この近くにシダレザクラがありました。この日はシダレザクラは見ずに教会本部の建物を見にいきました。


途中にあったアタミザクラの並木です。

桜の花越しに見た教会本部の建物です。これがてっきり正面だと思っていたのですが、実は、側面だったのです。





正面側に回ってみました。大きくて立派な建物です。

本部の建物の反対側には天理参考館が入っている建物が見えています。


本部の建物の反対側の側面です。


この先に桜並木がありました。紅がかった桜で、たぶん、プリンセス雅という品種だろうと思います。

帰りにもう一度、別席場の建物を見てみました。建物の前にシダレザクラが見えています。

駐車場に布留遺跡があるというので探してみたのですが、こんな石碑があっただけでした。この辺りに布留遺跡があったということを記しているだけです。


この後、石上(いそのかみ)神宮に行ってみました。石上神宮は物部氏の氏神として、古くから知られている神社です。駐車場に止めて、道を渡るときに道沿いに植えられている桜を撮ってみました。

石上神宮の入り口です。

途中、ビロードツリアブがいました。

石灯篭には布留社と書かれています。


大鳥居が見えてきました。

扁額には布都御魂大神と書かれています。昔、購入した石上神宮のパンフレットを見てみると、布都御魂(ふつのみたま)というのは、天孫降臨に際して経津主神・武甕槌神が大国主命に国譲りを命ぜられたときに携行していた剣のことで、後に、神武天皇が熊野で邪神の毒気に当たったときに天から授けられた剣でもあります。その剣の靈が布都御魂大神ということのようです。

大鳥居をくぐったところです。正面に見えるのは楼門です。




石上神宮には鶏がいっぱいいます。その理由は後で出てきます。

なぜか牛もいました。


そして、重文の楼門です。扁額には「萬古猶新(ばんこゆうしん)」と書かれています。山縣有朋の筆によるものだそうです。



そして、国宝の拝殿です。

拝殿の後ろに本殿が見えています。

これは釣燈篭です。

これは南北朝時代の鎧櫃(よろいびつ)です。

これはなんだか分かりませんが、永久寺と書かれています。今は廃寺になっていますが、石上神宮の神宮寺だったようです。

ここに鶏の説明が書かれていました。要は、天照大神の籠られた天の岩戸を開くときに、長鳴き鳥を鳴かせて闇を払って岩戸を開いたという話から、鶏は吉祥の霊鳥とされているそうです。

これは摂社の出雲建雄神社です。

その出雲建雄神社の拝殿が国宝になっています。もともとは内山永久寺の鎮守の住吉社の拝殿だったのですが、大正3年に移築したそうです。

これは天然記念物のワタカという魚がいるという鏡池です。

もう一度、鶏を撮りました。