知的障害/自閉の人たちへの、地域における支援/介護者の姿勢(あり方)について、介護者、親などの立場から論じている。
プロとしての介護者からの「見守り」や「待つ」ことの必要性、そして家族で抱え込むことの危険性を明確に論じている一方、親の立場としての「見守る」「待つ」ことの難しさ…双方の置かれている立場(混乱、苦悩、迷いなど)が、事例を通して感じられる。
プロとしての介護者たるや…提言は「その通り」と思っていても、大きな組織に所属すればするほど、その実行は難しい。現場で介護職を育成していることに敬意を表しつつ、「現実は(多くの現場は)どうだろう」と何度も考えさせられた。
引用本書で主張するのは、「周囲の人々や支援が、目の前にいる障害をもつ○○さんのことを知っていく、慣れていく」という支援のかたち(p.284)
*自立ができる/できない…という見方ではなく。
以前関わっていた方で、食事管理が上手ではなく、常に採血上に問題があり、どこまでを彼(彼女)の「思いとおり」にさせるべきか…と悩んだことがある。
主治医機関として、健康管理をするのは「義務」であり、それが「目的」である。互いの方針が一致せず、「ウマが合わないから、病院を変える」と縁を切ってしまうのは簡単だ。しかしそれではきっと、彼(彼女)は、延々と病院を変え続けるか、「意見」を聞くのが嫌になり、病院にかからなくなるだろう。
身体障害をもつ方々を中心に、地域生活支援を含む「当事者主権」の動きが活発化している。
おそらく従来の「医療者たるや」の姿勢では、関係づくり?支援体制?の構築は難しいだろう。
何をもって「支援」とするのか、とても考えさせられた。
プロとしての介護者からの「見守り」や「待つ」ことの必要性、そして家族で抱え込むことの危険性を明確に論じている一方、親の立場としての「見守る」「待つ」ことの難しさ…双方の置かれている立場(混乱、苦悩、迷いなど)が、事例を通して感じられる。
プロとしての介護者たるや…提言は「その通り」と思っていても、大きな組織に所属すればするほど、その実行は難しい。現場で介護職を育成していることに敬意を表しつつ、「現実は(多くの現場は)どうだろう」と何度も考えさせられた。
引用本書で主張するのは、「周囲の人々や支援が、目の前にいる障害をもつ○○さんのことを知っていく、慣れていく」という支援のかたち(p.284)
*自立ができる/できない…という見方ではなく。
以前関わっていた方で、食事管理が上手ではなく、常に採血上に問題があり、どこまでを彼(彼女)の「思いとおり」にさせるべきか…と悩んだことがある。
主治医機関として、健康管理をするのは「義務」であり、それが「目的」である。互いの方針が一致せず、「ウマが合わないから、病院を変える」と縁を切ってしまうのは簡単だ。しかしそれではきっと、彼(彼女)は、延々と病院を変え続けるか、「意見」を聞くのが嫌になり、病院にかからなくなるだろう。
身体障害をもつ方々を中心に、地域生活支援を含む「当事者主権」の動きが活発化している。
おそらく従来の「医療者たるや」の姿勢では、関係づくり?支援体制?の構築は難しいだろう。
何をもって「支援」とするのか、とても考えさせられた。
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