東山五条の南西
細い道に面して河井寛次郎記念館がひっそりとあります
土を前面に押し出し 豪快な絵を描く陶器は繊細な磁器が多い清水とは違った作品群で有名です
1937年 つまり 戦時中ですね
防空壕も室内に作られています
親族の大工さんが建築したという住居、奥に登り窯を配した木造家屋が今は記念館として保存されています
写真を撮らせていただくのには名前を書く必要がありますよ
重厚な家屋は素晴らしいの一言です
ぜひ 一度見学していただきたい(誰に言ってる??)
使用されている材木は今はもう手に入れるのも難しいでしょうし
宮大工(多分)の手で作られた引き戸 階段箪笥 等 感嘆の声が思わず漏れます
二階までの吹き抜けが真ん中に作られているのは何のためでしょうか
物の移動用と思われる滑車がありますが、階段箪笥は狭いのでその対策か採光のためでしょうか
庭の奥に作られた登り窯は 環境汚染問題で登り窯を使えなくなった結果使用されては居ないのですが
職住が一体となった広い敷地です
作品は京都市美術館の所蔵品展示でも見る事ができますが、一気に書き上げる気合の入った作品です
以前 何かの雑誌で親族の方が”陶器は使う為に作っている”というような事をご本人がおっしゃってたと書いてあったように思います
だから 作品というべきでは無いのかもしれません(素人のあつかましさでの事です)