信じていれば 恐れを知らず
独り歩けると知った
長い手足が 手探りのまま
森へ迷い込んだ時
深い樹海は暗く
祈り のみ込んで
この声を聴いたなら
泣き叫び 目を閉じて
何ひとつ 許さないで
あなたさえ いなければ
この夢を 守れるわ
溢れ出る憎しみを 織りあげ
あなたを愛し 歌うの
永遠を願うなら
一度だけ 抱きしめて
その手から 離せばいい
わたしさえ いなければ
その夢を 守れるわ
溢れ出る憎しみを 織りあげ
わたしを奏でればいい
やさしく殺めるように
むかし「山の巨人たち」を観に行ったら「作家を探す六人の登場人物」に無理やり変わった。「山の巨人たち」を20分くらい?やってから、観客の一人が何やら文句を言い始め、制作の人が対応するもその文句を言っているお客さんは退場せず、公演は中断、客席に明かりがつき、舞台奥から主宰が呼び出され、その文句を言っている客への対応に追われる、が、その「文句を言っている客」は突如言葉をセリフとして喋りだす。彼は「作家を探す六人の登場人物」の内の一人(父親)であった。
客電がついた瞬間、そして何より、その場を支配していた彼が突如言葉をセリフとして喋りだした瞬間。未だにこの時ほどの何か演劇的なる物に酷く感動して衝撃を受けた瞬間は無い。それは暴力的で巧妙で、とても面白かった。この件に関してはやったもん勝ちな感じで、大体の芝居は全てが「きちんと用意されたもの」なのではあるが、何とかして、そんな瞬間を愛していきたいなぁ。
独り歩けると知った
長い手足が 手探りのまま
森へ迷い込んだ時
深い樹海は暗く
祈り のみ込んで
この声を聴いたなら
泣き叫び 目を閉じて
何ひとつ 許さないで
あなたさえ いなければ
この夢を 守れるわ
溢れ出る憎しみを 織りあげ
あなたを愛し 歌うの
永遠を願うなら
一度だけ 抱きしめて
その手から 離せばいい
わたしさえ いなければ
その夢を 守れるわ
溢れ出る憎しみを 織りあげ
わたしを奏でればいい
やさしく殺めるように
むかし「山の巨人たち」を観に行ったら「作家を探す六人の登場人物」に無理やり変わった。「山の巨人たち」を20分くらい?やってから、観客の一人が何やら文句を言い始め、制作の人が対応するもその文句を言っているお客さんは退場せず、公演は中断、客席に明かりがつき、舞台奥から主宰が呼び出され、その文句を言っている客への対応に追われる、が、その「文句を言っている客」は突如言葉をセリフとして喋りだす。彼は「作家を探す六人の登場人物」の内の一人(父親)であった。
客電がついた瞬間、そして何より、その場を支配していた彼が突如言葉をセリフとして喋りだした瞬間。未だにこの時ほどの何か演劇的なる物に酷く感動して衝撃を受けた瞬間は無い。それは暴力的で巧妙で、とても面白かった。この件に関してはやったもん勝ちな感じで、大体の芝居は全てが「きちんと用意されたもの」なのではあるが、何とかして、そんな瞬間を愛していきたいなぁ。