仏教は日蓮教義を根本に学ぶべき。

独善的と云われても仕方がありませんが、真言宗を学ぼうが、禅宗、浄土、他宗派を学んでも、正しい日蓮教義を体得することが肝心です。まず、正しい日蓮教義を理解せずして、他宗派を学んでも仕方がないと、私は考えています。
ただし、日蓮教義には富士門流系の異端の教義もあるので、世間から大きな誤解を招いているのが残念です。日蓮教義には仏教の精髄が盛り込まれており、一般人も行いやすいんですね。
今流行りのマインドフルネスより効果は絶大なんですけどね。
カスばかり学んでも仕方が無いわけです。

人間の最終目標は仏陀になることですが、そのためには仏になるための種を自身に入れなければなりません。日蓮聖人や聖人の正しい教義を学んだお弟子さんたちは、仏の種を植える三大秘法をきちんと説明しています。他宗派にはそれが無いわけです。

日蓮聖人、日親師、日奥師、日経師ら法華の僧侶が法難を受けても、布教を止めませんでした。何故か？→人々に仏の種を植えるのは、上行所伝の法華しかないと確信、理解していたからです。仏法は縁と云いますが、正しい日蓮教義を是非知って頂きたいものです。

理解を助ける書籍として、｢日蓮聖人の宗旨｣井村日咸著　｢顕本法華宗綱要｣本多日生監修を読まれることをお勧め致します。

自身が信じる宗旨と云うのは、ほとばしるパッションが無いとダメだと思います。別に火の信心をしたほうが良いと言っているわけではありません。
人間が冥土にまで持って行けるのは、信心しかありませんからね。信じる宗旨を精査し、来世にも持って行ける宝物にしなければ意味が無いと思うのです。

極論を云えば、｢お前の信じている法華を捨てろ。さもないと、打ち首だぞ｣と無慈悲な為政者に言われたとします。→日蓮教義を真実理解し、信じている人は信仰を捨てないと思います。
私も｢打ち首にしてもらって結構です｣のほうですね。

私は他宗派にも寛容な書き方を続けましたが、実のところ法華を学ぶ初心の行者は広学を好むべきではないのです。日奥師の宗義制法論に｢名字五品は皆これ新学なり。末法の当今はすべて名字即の最初心、新学が中の新学なり。この位において兼学を好めば、あにあやまらざらんや｣とあります。

新学の法華行者は広学多聞を好む人は、多くあやまって邪道に入り、成仏、劫数を送る事。とあるので、注意しなければなりません。