日本に存在している宗教は、世界に冠たる存在である。

　何時も思うんだが、日本と云う国は本当に不思議な国である。アメリカを除いて一度も蹂躙されることもなく存続している。近代工業・科学は世界のトップレベルで、伝統的な神事・仏事、その他宗教行事が生活規範となっている。鎌倉時代、正味フビライに征服されていてもおかしくない状況だったが、辛くも暴風によって救われた。周囲を海に囲まれた地理的条件は、まさに天然の堀で守られた要塞である。何かしら日本という国には大きな役割、使命があるんでしょうね。

　日本の使命、それは日本独自の宗教観、思想にあるのではないかと思う。特に神仏習合の日本独自の宗教観は世界に冠たるものである。外国人で日本人よりもこの辺り良く理解している賢者も多いね。日本人はやれディズニーランドだ、海外旅行だと騒ぐが、もっと内にある日本の至宝に気づかなくてはならない。日本の伝統的宗教は多重構造になっているが、日本国土に存在する神霊が最後には大きな役割を果たすのであろう。

　その媒介者である神官・僧侶の役割は非常に重要なのである。それと日本人の言語。日本は言霊の幸わう国である。日本国土から発せられる言霊は全世界に影響を及ぼすと、ある古神道家は云う。また、日本人は古代ユダヤの血筋を引くと考えられている。近代でも出口王仁三郎のような偉大な霊能力者もいたし、験のある僧侶・陰陽師・神官を多数輩出した。イシヤの世界征服の野望を打ち砕く救世主は日本から誕生するんではと思っている。

　日本を救うのは新興宗教から？・・・まあ、それは無いでしょうね（笑）。恐らく、密教・古神道系の秘儀を携えた賢者でしょうね。明治前後から今に至る新興宗教で、まともなものは殆んどありません。日本国土の神霊を冒涜し、否定する悪魔教も多いのです。（それらは過去に記したので、ここでは述べませんが。・・・こういう悪魔教に毒されている状態を信仰障害といいます。）

　それでは何故日本に古来より伝承されている神道・仏教を否定することが罪になるか？まず神道から云えば、神道が奉じている神は「ヤハウェ」の神です。ユダヤで云う唯一絶対神です。中国の道教の言葉を借りれば、「太一」・「太乙」です。証拠は伊勢神宮にあります。神事を詳しく検索すれば、自ずと理解出来るでしょう。伊勢神宮の建物の配置は六芒星にも見立てることが出来ます。古代ユダヤ、中国の道教、日本土着の信仰が折り重なって構成されています。さらに、吉田神道など密教からの教義輸入した神道もあります。

　次に仏教ですが、哲学を超えたものが仏教です。人間は理屈ではどうにもこうにも行かないものです。人間が人間を超えた存在になる教え、それが仏教です。特に日本に伝承された仏教は、それを可能にする勝れたものです。白隠禅師の著書の中に唯一神道家で神道を賛美し、仏教を極端に批判・否定した人が大きな罪を得た記述があります。このことを踏まえ考えて見るに、神仏習合の思想こそ勝れた考え方です。

　日本の国土に生まれ、産土神の恩恵を受けて生まれこの国土に生活しているのに、その恩も感じず、邪教だ！と罵るアホさ加減はどうなんでしょうね（笑）。私が殊更に富士門流の源流を探り、この関係の新興宗教をこのブログで述べるのは、日本の伝統宗教の擁護のためであります。（反省を促す記事も載せてはいますが。・・・）特に信仰障害はS学会の人は注意すべきです。三宝否定の罪、神霊否定の罪、正法否定の罪、日本人でありながら、日本を否定する罪等々。いい加減に目覚めなくてはね。・・・