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GGニュースウォッチ1月9日:①「赤貧怒涛の如し」に直結する病気破産②やっとTPPの仮訳公表も隠蔽詐欺

2016-01-09 20:34:28 | 日記


【 高齢者の生活保護過去最多 「下流老人」の著者が将来に警鐘 日刊ゲンダイ2016年1月9日
 貧困の高齢者が増え続けている。厚労省の発表によると、昨年10月に生活保護を受給した世帯は前月より2723世帯増えて163万2321世帯になり、2カ月連続で過去最多を更新。その内訳は、高齢者世帯(男女とも65歳以上の世帯)が80万2492世帯で約半数を占めている。若い世代の受給者が減少しているのに対し、高齢者世帯が全体を押し上げている状況だ。
 「下流老人」の著者でNPO法人「ほっとプラス」代表理事の藤田孝典氏はこう言う。
 「預貯金を使い果たした高齢者が生活保護費を受給しはじめている状況です。国民年金だけでは、とてもじゃないが生活できない。年金制度が破綻していることを表しています。団塊の世代はまだ踏ん張っていますが、あと5年、10年が経ち貯金が底をつけば、一気に生活保護になだれ込んでくる可能性が高い。その前に家賃補助制度などの政策を打ち出さないと大変な状況になると思います」
 今の日本では、誰もが突然、下流老人に転落する可能性が高い。
  老親の介護が必要になったら、介護施設への費用も発生するし、施設に入居できなければ会社を辞める必要も出てくる。息子や娘に頼ろうにも、非正規雇用が増え、むしろ面倒をみなければいけないケースも多い。熟年離婚にでもなったら、受け取れる年金は半分だ。どんな人が下流老人になりやすいのか。
 「行きつけの小料理屋などがある人はキケンです。定年後で収入が減ったにもかかわらず、付き合いでつい通ってしまうからです。お店に行けば、知り合いもいるし寂しくない。週2、3回も通えばあっという間にお金がなくなるでしょう。あと、律義に冠婚葬祭に行くような真面目な人も、出費がかさむので貧困化する可能性があります。年金生活に入ったら、よほどの貯金がない限り、生活レベルを落としていかなければいけないんです」(社会福祉士)
  藤田氏のもとには、大企業のサラリーマンや公務員などのエリート層も相談に訪れているという。1億総活躍どころか“1億総貧困”なのが今の日本だ。 】

●病気破産が現実的恐怖、家庭は崩壊、本人は路上に廃棄
 (GG:日刊ゲンダイは触れていないが、最大の危機は健康問題。病気になったらいくら余裕のあると思えるカネを貯めても、すぐに使い果たす。病気破産が目の前だ。破産すれば家庭は崩壊。妻子が逃げるのも理由が分かっているから留めえない。病気は一つとは限らない。次から次へと襲うだろう。謝金も程度を超すと誰も見向きもしない。本人は病気を恨むが、他人にはそれは理解不能だ。常に考えるのは”死”。ほとんど毎日”死”が片時も頭から離れない。そんな状況でも、貧窮生活は明日も襲う。
●「赤貧洗うが如しで」はなく「赤貧怒涛の如し」
「赤貧洗うがごとし」なんてものじゃない。「赤貧怒涛のごとし」だ。そんな明日が容易く想像できる境遇に団塊世代の老人は瀕している。すでにそんな状況に直面しているご老人も少なからずいらっしゃることと想像に難くない。何が無くとも健康が一番!!GGはそんな思いから、医療費の不明朗さへの憤りもあり、医療オンブズマンを全国規模で創設できたならーーとの切望を、自分がまず呼びかけることからと始めたのがこのブログです。同好の士を募っています。ご意見をお寄せ下さい。GGのアドレスはukazukazu3@hotmail.co.jpです)

●やっとTPP条文案の日本語暫定仮訳公表も付属書はまだーーこれは詐欺的隠蔽だ
【 TPP協定条文案 日本語版/井上議員質問直後に公表 2016年1月9日 9時24分 しんぶん赤旗  
 政府は7日、環太平洋連携協定(TPP)の協定条文案(暫定仮訳)の日本語版をTPP政府対策本部のホームページで公表しました。日本共産党の井上哲士参院国対委員長が同日の参院本会議での代表質問で公表を要求した直後の公表となりました。
 井上氏は質問で、昨年10月のTPP「大筋合意」をとりあげ、政府が大幅譲歩し国会決議をほごにした内容であるのに日本語概要しか出さず、協定案全文の日本語版が公表されていない問題を追及。国会、国民が検証するために、「交渉の全容や合意の日本語全文を国会に直ちに示せ」と要求しました。安倍晋三首相は「可能な限り早期に示せるようにしたい」と答弁していました。
 日本共産党はくり返し要求。紙智子議員は昨年11月11日の参院予算委員会で、「大筋合意」で日本語概要しか出ていない問題をとりあげ、「(食品の安全が)いくら安全だと言われても、全部出されたうえで検討しないと安心できない」と追及。畠山和也議員は昨年12月3日の衆院内閣・農水連合審査会で、全文の日本語訳の提出を求めていました。
 ただ、暫定仮訳は、TPPの全容を知る上で欠かせない付属書などをまだ訳出していません。】

●詐欺的隠蔽と強行採決が安倍政権のすべて
(GG:すでに何度か取り上げたがやっと仮訳を公表したものの付属文書はまだ公表していない。国会で批准しないのならともかく批准しなければ発効しないのに、公表を避けている。どこまで卑しいのかと呆れるが、それ相当の公表しにくい訳が潜んでいるからなのだ。全容は安倍政権に期待できない。一部を全部だと言って詐欺が罷り通る国会にしたいのだから。全容を明かさず、何を持って議論できると言うのか!こんな詐欺的隠蔽か強行採決かの政権は二度と国会に登院出来ないようにしなければならない)