只の道…淡々と歩く

無いものを在るとする…ゆくゆくは苦悩となる
無いものは無いのです。

今日は2回目のパスポート申請です。

2018-03-20 08:46:27 | 日記
道元禅師のお言葉をお聞きください。
『汝の中に仏はいるのだ! あなたは救われたいと願っていながら、
何ひとつ捨てる勇気がないのだ!』

ここで言われる仏とは“真の自分”を指しているのですね。

それであるにも拘らず、私(自我)は救われたいと願っているのです。

この「救われたい!」という「思考自我」が、本来である
“真の自分”を覆い隠しているということです。

ですから、この私という「思考自我」を捨て去らないかぎり、
永遠に真実に“目覚める”ことは出来ないと仰っています。

ご承知のとおり、私(自我)は姿かたちの無い、過去という
幻想だからです。

この「思考自我」が人生を支配しているから、問題が
起こってくるようになってくるのです。

ですから私(思考)をしっかり見つめ直し、私(自我)は
幻想であると体得することが重要です。

この「思考自我」という幻想が、善いとか悪いとかは
まったく無く、その次元を超えたものであるのです。

つまり私(思考)には、さっぱりわからないように
なっているので、私(思考)を超越した無思考の世界と
いうことです。

しかしそれがどこに在るかということですが、“今ここ”に
歴然としてあるのです。

その、いつもある“今、只”が真実ということです。

この穏やかな安らぎのある“絶対安心”の境地に、
“目覚める”よう今、今、今と“只なる実践”の持続です。