【必要のないときに、意識をあちらこちらに飛ばさないことです。
一点、只に置くよう“実践”ですね。】
頭の中で勝手に妄想する「思考癖」を検証して見ましょう。
この「思考癖」は例えば、今は無いかもしれないですが
以前あったゲーム機の「もぐら叩き」と同じみたいです。
あちらこちらから出てきた「もぐら」の頭をゴムのハンマで
叩けば引っ込んでいき、また出てきたのを気が付けば
叩かれないよう引っ込んでいきます。
その「もぐら」の頭が出てくる穴が約10ヶ所あったと記憶しています。
どこから出てくるかわかりません。そして出てきたらすぐ引っ込んでいきます。
その出てきた頭をいかにすばやく叩いた数が点数となるゲームです。
お金を入れさえすれば機械ですから、永遠に出てきますから
私(思考)は疲れてきます。(笑)
この場合は、動かしている機械の元腺を
抜けば止まります。(笑)
さて妄想する「思考癖」ですが、“出てきたな!”と
気が付けば消えていくのです。この道理をわかれば「思考癖」が甦って来て、
出没するのが弱って除々に落ちていくのです。
ただし「思考癖」は、しっかり注意深く見張っていないと、
頭の中を気が付かないうちに占有してしまいます。
ですから「思考癖」の出てくるのが、速いスピードですから
“只なる実践”の継続が必要となるのです。
只の道…淡々と歩く
心の研究もされている禅師、井上御老師のホームページから
一節ずつを、私(思考)が観てみましょう。
あくまで私(思考)から観たものです。
このことは信じないで、常に“実践”で明らかにしていってくださいね。
『只管打坐の権威も、只管活動の絶対性も、実はこの「今」の
働きが根本を為しているからです。
余すことのないこの全体の様子は「今」に集約され尽くしているので、
だから「今」に徹すれば「今」の様子がはっきりするのです。』
いかがでしょう。
実践で腑に落とされたでしょうか?
頭の中で勝手に妄想する「思考癖」が、“今”を
覆いかぶすから迷いの中に入り込むのです。
「思考癖」が落ちれば“今”がはっきりするのです。
頭の中の「思考癖」をはっきり認識すれば
「思考癖」は消えていくのです。
でも簡単にはいかず、またしぶとく甦って来ては
頭の中を占有して、迷いの中に入り込むという繰り返しなのです。
しかし、この「思考癖」をはっきり認識することの
繰り返しで除々に弱っていきます。
ですから“只なる実践”の継続ということです。