船場センタービルへ

着物友４人で、大阪の船場センタービルへ行ってきました。

他の３人ははじめてと言うことで、いちおう私が案内役です。
船場センタービルのすべての情報を網羅したガイドブックをゲットして
いざ出撃

和装の店としてガイドブックに載ってるのは４５店あるんです。
５号館から９号館の地下一階から２階までのあいだに点在しているので、
４時間さ迷い歩きました。

今回、特に欲しいものはなかったけど、市販の半額くらいで手に入るので
コーリンベルトやウエストベルトなどの小物はついつい買ってしまいます。
他の人も、いろいろ小物を買っていたようです。

船場の着物屋さんは、いわゆるハレ着物を扱ってる店がほとんどで、
普段着着物なんかはターゲットではないようです。
その中で居内商店だけは、異彩を放ってます。

訪問着・晴れ着いっさい無しの普段着着物オンリー。
お店の中は段ポール箱に埋まっていて、カニ歩きで入っていこうとしても
お太鼓がひっかっかって進めないほど・・

ほとんどがネット注文の発送品のようです。
木綿の単衣がいっぱい仕立てあがってました。
人が買った着物って、なんでよく見えるんでしょう・・・

お友達は、爪がけに一目ぼれして即お買い上げしてました。
ほんとにどれもこれも、かわいいです。
船場の着物屋さんて、居内さんとその他って感じで一人勝ち状態ですね。
なんで他の店がこの路線に切り替えないのでしょう・・

それと気になるのは、展示会商法をやってるチェーン店がひとつ入っていること。
船場センタービルの中にたくさんの店舗を持っていて、
店長は若い男性で、お客が着たらすぐに住所を聞きたがる・・

反物の値段がバカげてます。黄八丈２４０万円とか平気で書いていて
値引きして５０万円にしますって言うの。
ふざけんじゃない！そういう値段のつけ方するから不信感を持つんだ。
とても着物の未来を考えてるとは思えない。
ここ「たけうち」の匂いがする！とはっきり言い放ちました。

でも、小物は激安なのでお勧めなんです。
だから、欲しいもの買ったらさっさと出るのがいいですね。


ところで、この船場センタービルには名物の恐いおばちゃんがいるらしいのです。
そのおばちゃんは下着屋さんで、お客さんをガンガン怒るらしいのです。
それなのに売り上げ抜群の凄腕らしい・・どんな人なんだろうとみんなで
恐いもの見たさで見に行ってみました。

おばちゃんは１０号館一階の南側通路にあるその名も「ファンデ」という店にいるらしい。
御堂筋を渡って１０号館のドアを開けようとすると店先にダンボール箱を並べた店が目に入った。
ダンボール箱で下着売ってる。なんじゃ～？
そして、ドア越しに早くもおばちゃんのオーラが見える。

「ドキドキするわ～」みんな恐る恐る中に入った。
ダンボール箱には細々と注意書きが貼ってあった。
なかの一言「携帯の電源は切ってください」にギク
あわよくば写メールを撮ろうと手に持っていたわたしは、震え上がった。
み・・見つかったら殺される

おばちゃんの視線を感じつつ、店のほうには目もくれず通り過ぎてしまいました。
後ろの３人は「見るなら中に荷物置いてな」と声をかけられている。
ここは商品を見るときは私物を所定の場所に置かなければいけないのだそうだ。
他にもいろいろ細々決まりごとがある。

「でもブラが９８０円。ちゃんとブランド品みたい・・」
しっかり商品をチェックした友達が言ってました。


船場センタービル、激安で面白い店がいっぱいあるところです。